ゴールデンウィークは東京都心のアート巡り。混雑度やSNS映え度も分かる都心の展覧会情報(2024年GW)

この記事の目次

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4月末から5月初頭にかけてのGW(ゴールデンウィーク)、2024年はカレンダー通りだと前半の3連休と後半の4連休という組み合わせですが、10連休にしてしまう企業や人も多いでしょう。

いまや気候変動の影響で夏休み期間は暑すぎて外出るのも憚られてしまいますから、GWの時期はもしかしたら今の日本で最も過ごしやすい季節なのかもしれません。そんな時期に新しい見聞を求めて旅行したりするのも良いのですが、逆に空いている都心の美術館でリフレッシュするのはどうでしょうか。

港区やその周辺には多くの魅力的な美術館、博物館それにギャラリーなどが集積していますし、それに美術館などはいわゆる観光地のような混み方はしません。美術館と展覧会の組み合わせによっては本当にここが都心かと思うほど空いていることもあります。

ということで東京都心の2024年GWに行ってみたい展覧会情報を特集してみました。東京都心でアート巡りを考えている人の参考になれば嬉しいですね。

それぞれの展覧会ごとにおすすめ度、混雑度、話題性、SNS映え度のレベルを5段階で付けています。ただ混雑度は例年の混雑からの予想です。

また、休館中だったり展覧会の開催がない美術館、それと小規模で休日が不定なギャラリーはこのリストには含めていません。

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六本木

森美術館、国立新美術館といった大御所もあり、特に現代アート分野では東京の中心地です。また、ここで紹介していないギャラリーも多くあります。六本木ヒルズ近くのピラミデビルcomplex665にはギャラリーが集結しているのでまとめてハシゴすることができます。

森美術館 : シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝

森美術館で開催中の展覧会は《シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝》です。

▲シカゴのサイス・サイドを拠点としている。というだけで黒人文化に詳しい方なら期待が高まると思います。

アメリカのブラックカルチャーと日本の民藝は既存体制に対するサブカルチャーであると見抜いたゲイツによる「アフロ民藝」。シアスター・ゲイツの意外にも日本初個展です。

中身も濃くコンセプチュアルでもあり、これは凄い展覧会です。おすすめ。

おすすめ
混雑(予想)
話題性
SNS映え
会期
料金
最寄駅
★★★★★
★★★☆☆
★★★★☆
★★★★☆
2024年4月24日(水) 〜 9月1日(日)
大人 2,000円(土日は2,200円)
六本木駅

森アーツセンターギャラリー : MUCA展

六本木ヒルズ森タワーの「森アーツセンターギャラリー」ではドイツの現代アート専門美術館「MUCA」のコレクションを展示する《MUCA展》を開催します。

バンクシーやKAWSにバリー・マッギーなど現代を代表するアーティストたちの作品が展示されます。

一部を除き写真撮影もOK!

難しいと思われている現代アートも実は楽しく親しみやすいものだと分かるような展覧会になりそうです。

おすすめ度
混雑(予想)
話題性
SNS映え
会期
料金
最寄駅
★★★☆☆
★★★☆☆
★★★☆☆
★★★★☆
2024年3月15日(金) 〜 6月2日(日)
平日前売:一般 2,200円、大高 1,500円、小中 800円
六本木駅

国立新美術館 : マティス 自由なフォルム

六本木・乃木坂の国立新美術館では20世紀最大の巨匠アンリ・マティスの《マティス 自由なフォルム》展です。

切り紙絵に焦点を当て、代表作でもある《ブルー・ヌードIV》、日本初公開の《花と果実》などが出品されています。

▲20世紀を代表するキリスト教美術でもある《ロザリオ礼拝堂》の内部を再現する展示も。

展示の前半部は写真撮影禁止ですが後半部は撮影可能です。

開幕初日からかなり混んでいました。ゴールデンウィークもかなり混みますから最低でもチケットの事前予約を。上の写真のように誰もいない状況の撮影はもうできないと思います

おすすめ度
混雑(予想)
話題性
SNS映え
会期
料金
最寄駅
★★★★☆
★★★★★
★★★★☆
★★★☆☆
2024年2月14日(水) 〜 5月27日(月)
一般 2,200円、大学生 1,400円、高校生 1,000円、中学生以下無料
乃木坂駅、六本木駅

サントリー美術館 : コレクション展 名品ときたま迷品

東京ミッドタウン内のサントリー美術館では《コレクション展 名品ときたま迷品》展です。

サントリー美術館のコレクション作品から名品だったり迷品だったりする作品が展示されるようです。

なおサントリーの美術館の写真撮影は原則不可となっていますが、本展では撮影可能が作品が多く出品されています。

ただ静かに鑑賞する人が多い場所ということもあるのでシャッター音を抑えるようお願いされています。

おすすめ度
混雑(予想)
話題性
SNS映え
会期
料金
最寄駅
★★★☆☆
★★★★☆
★★☆☆☆
★★★☆☆
2024年4月17日(水) 〜 6月16日(日)
一般 1,500円、大高 1,000円
六本木駅

21_21 Design Sight : 未来のかけら

東京ミッドタウン内にはデザインの専門ギャラリーである21_21 Design Sightがあり、ここでは《未来のかけら: 科学とデザインの実験室》展が開催されています。

最先端技術や研究における先駆的な眼差しとデザインが出合うことで芽生えた、未来のかけらたちが紹介される展覧会です

いつもながらですが、安藤忠雄の建築空間と一緒に鑑賞することで楽しみ方が2倍になる展覧会です。

おすすめ度
混雑(予想)
話題性
SNS映え
会期
料金
最寄駅
★★★☆☆
★★★☆☆
★★☆☆☆
★★★☆☆
2024年3月29日(金) 〜 8月12日(月)
一般 1,400円
六本木駅
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ペロタン東京 : ニック・ドイル American Blues

六本木ピラミデ1Fの目立つ場所にある「ペロタン東京」ではアメリカの骨太アーティスト、ニック・ドイルの日本での初めての個展《American Blues》が開催されています。

▲アメリカを象徴するデニムという素材を使った立体的な作品がメインですが、そこにはアメリカとその文化に対する批評が含まれています。

立体作品も展示されていて、それは触って操作することも動画撮影することも可能です(私たちの取材時はOKでしたが混雑時などはNGかもしれません。ギャラリーのスタッフに確認してください)。

おすすめ度
混雑(予想)
話題性
SNS映え
会期
料金
最寄駅
★★★☆☆
★★★☆☆
★★★☆☆
★★★★☆
2024年3月6日(水) 〜 4月27日(土)
無料
六本木駅

シュウゴアーツ : 森村泰昌《楽しい五重人格》

complex665 2Fのシュウゴアーツでは日本の現代芸術家、森村泰昌の個展《楽しい五重人格》が開催されています。

▲良く知られる人物や絵画に日本人男性である森村泰昌が扮することで生じる亀裂を通じて批評し問題提起する森村泰昌が5人の人物に扮しています。

ナポレオンのようにひと目で分かるものから甲斐庄楠音の「島原の女」やミロの絵画など。

そして2024年が没後100年になるフランツ・カフカまで。

楽しい展覧会です。

おすすめ度
混雑(予想)
話題性
SNS映え
会期
料金
最寄駅
★★★★☆
★★★☆☆
★★★☆☆
★★★☆☆
2024年4月19日(金) 〜 6月1日(土)
無料
六本木駅

SNOW Contemporary : 日野之彦「人と人影」

西麻布の交差点角にあるギャラリーSNOW Contemporaryではインパクトのある人物像で知られる石川県輪島市出身のアーティスト、日野之彦の個展を開催しています。

実は小規模な現代アートギャラリーが密集しているのが西麻布です。SNOW以外にもエッジーなギャラリーがあるので休みのときなどにまとめて巡ってみてはどうでしょう。

おすすめ度
混雑(予想)
話題性
SNS映え
会期
料金
最寄駅
★★★★☆
★★☆☆☆
★★☆☆☆
★★★☆☆
2024年4月5日(金) 〜 5月18日(土)。日月火祝は休廊
無料
六本木駅、乃木坂駅

 


泉屋博古館東京 : ライトアップ木島櫻谷

住友家のコレクションを収蔵・展示する泉屋博古館は京都と東京に施設があります。そのうち東京の「泉屋博古館東京」は麻布台ヒルズからもすぐ近く。

GW中は《ライトアップ木島櫻谷》展が開催されています。

なお泉屋博古館は館内も作品も写真撮影は不可です。

おすすめ度
混雑(予想)
話題性
SNS映え
会期
料金
最寄駅
★★☆☆☆
★★☆☆☆
★★☆☆☆
☆☆☆☆☆
2024年3月16日(土) 〜 5月12日(日)
一般 1,000円、大高 600円、中学生以下無料
六本木一丁目駅

また、併設する「HARIO CAFE」もハリオ直営でスペシャルティコーヒーが味わえる良いカフェです。


六本木ミュージアム : 日向坂46展「WE R!」

六本木五丁目の再開発で解体されることになる六本木鳥居坂の六本木ミュージアムでは日向坂46の「WE R!(ウィー・アー)」展が開催されます。

▲最近は坂道シリーズと嵐メンバーの展覧会を順番に代わる代わる開催している六本木ミュージアム。

2024年春は日向坂46の展覧会「WE R!」です。

読み方が違うけど「日向坂(ひゅうがさか)」も「けやき坂」も近いのでコアなファンはそうしたゆかりの地も訪問してはどうでしょう。

おすすめ度
混雑(予想)
話題性
SNS映え
会期
料金
最寄駅
★★★☆☆
★★★★☆
★★★★☆
★★☆☆☆
2024年3月1日(金) 〜 5月19日(日)
一般前売り 2,200円、中高 1,200円、小学生 800円
麻布十番駅、六本木駅
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青山・表参道

六本木のような大規模な美術館はありませんが、個性的な小中規模美術館が多いのが特徴です。

また小規模なギャラリーも数多くあります。

根津美術館 : 国宝・燕子花図屏風

美術館通り巡りでも紹介した南青山の「根津美術館」はこのエリアの代表的美術館です。美術館としての機能だけでなく日本庭園、ミュージアムカフェのNEZU Cafe、そして隈研吾設計によるその建物と見どころも多いです。

またここの庭園は秋は紅葉、春は桜が見物できますし、GW前後のカキツバタはことに有名で、いつもより2倍楽しめます。

GWの展覧会はもちろん《国宝・燕子花図屏風》展です。

▲例年通りですとこの展覧会の会期中に庭園の燕子花も満開となるはずです

展覧会で尾形光琳の燕子花を鑑賞し、カフェでお茶して庭園で本物の燕子花を愛でる。そんな根津美術館のGWを楽しんでみてはどうでしょうか。ただインバウンド客にも大人気の根津美術館ですからGWには入館待ちの行列ができるほど混雑します。

根津美術館の展示室内は写真撮影NG。庭園は写真撮影可能です。

おすすめ度
混雑(予想)
話題性
SNS映え
会期
料金
最寄駅
★★★★★
★★★★★
★★★★☆
★★★★☆
2024年4月13日(土) 〜 5月12日(日)
一般 1,500円、学生 1,200円
表参道駅

根津美術館とNEZU CAFEについての詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。


岡本太郎記念館 : タローのダンス

「根津美術館」のすぐ近くの「岡本太郎記念館」はその名の通り、日本を代表する芸術家岡本太郎が1954年から亡くなる1996年までの約50年に渡りアトリエ兼住居として使用していた場所に建つ美術館です。

この春に開催されるのは「タローのダンス」展です

▲ここでは岡本太郎のアトリエでそのパワーに圧倒されたり、太郎本人に出会ったりできる記念館という場所そのものも楽しめます。

いつも衣替えしている岡本太郎像を見るのも楽しみです。

小さな美術館なので訪問者の絶対数は少なくても、いつも混んでいる美術館です。

なお館内外ともに写真撮影可能です。

館内にはいくつも「座ることを拒否する椅子」が置かれていますが、館内のものは座るのは禁止。でも庭に置かれているものは実際に座ることができます。ぜひ座り心地を確かめてみてください。

おすすめ度
混雑(予想)
話題性
SNS映え
会期
料金
最寄駅
★★★☆☆
★★★☆☆
★★★☆☆
★★★☆☆
2024年3月15日(金) 〜 7月7日(日)
一般 650円、小学生 300円
表参道駅

岡本太郎記念館についての詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。


ヨックモックミュージアム :  ピカソ いのちの讃歌

南青山の裏路地に建つ「ヨックモックミュージアム」は、あのお菓子の「ヨックモック」が運営する美術館です。

この美術家の目的はただ一つ。ヨックモックがコレクションしているパブロ・ピカソのテラコッタ(タイル)を収蔵・展示すること。

2024年の展覧会は開館記念第4弾「ピカソ いのちの讃歌」展です。

ここはヨックモックのカフェ同様のミュージアムカフェもあり、ピカソとお菓子が楽しめるミュージアムです。

なお展示室内は写真撮影禁止です。

おすすめ度
混雑(予想)
話題性
SNS映え
会期
料金
最寄駅
★★☆☆☆
★☆☆☆☆
★★☆☆☆
☆☆☆☆☆
2023年10月24日(火) 〜 2024年9月23日(月)
一般 1,200円
表参道駅

ヨックモックミュージアムについての詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。


ワタリウム美術館 : パーフェクト・カモフラージュ展

キラー通りの現代アートがメインの美術館「ワタリウム」では《パーフェクト・カモフラージュ展》展を開催しています。

▲サブタイトルは ”アートになりたい”

さわひらきや野口里佳をゲストに、マン・レイやウォーホル、ボイスやボルタンスキーといったワタリウム美術館収蔵作品とのコラボ展です。

おすすめ度
混雑(予想)
話題性
SNS映え
会期
料金
最寄駅
★★★☆☆
★★☆☆☆
★★☆☆☆
★★☆☆☆
2024年2月4日(日) 〜 5月6日(月・祝)
一般 1,200円、ペア 2,000円
外苑前駅、表参道駅

ワタリウムについての詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。


スパイラル : 

表参道近くの青山通り沿い「スパイラル」は表参道・南青山の文化発信拠点の一つ。

GWにも多くのイベントが開催されています。

なお写真撮影は原則OKです。

おすすめ度
混雑(予想)
話題性
SNS映え
最寄駅
★★☆☆☆
★★★☆☆
☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆
表参道駅

スパイラルについての詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。


太田記念美術館 : 月岡芳年 月百姿

原宿の裏通り、教会通りの浮世絵専門美術館「太田記念美術館」は幕末から明治初期の浮世絵師、月岡芳年(つきおか・よしとし)の代表作《月百姿(つきひゃくし)》の全点を紹介する展覧会「月岡芳年 月百姿」です。

100点全部を展示することはできないので、前期と後期に分け50点づつ展示するそうです。ということは、2回訪問しないと全部見ることができません。

なお太田記念美術館の館内は写真撮影禁止です。

おすすめ度
混雑(予想)
話題性
SNS映え
会期
料金
最寄駅
★★★☆☆
★★★☆☆
★★☆☆☆
★☆☆☆☆
2024年4月3日 〜 29日(前期)、5月3日〜26日(後期)
一般 1,000円、大高生 700円、中学生以下無料
明治神宮前駅、原宿駅

太田記念美術館についての詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。


エスパス・ルイ・ヴィトン : マーク・レッキー

表参道沿いに建つ世界的ブランド「ルイ・ヴィトン」の7Fにあるギャラリー「エスパス・ルイ・ヴィトン」ではイギリスの現代アーティスト、マーク・レッキー(Mark Leckey)の《Fiorucci Made Me Hardcore feat. Big Red SoundSystem》が開催されています。▲展示作品は2つだけ。

イギリスの音楽カルチャーを題材にした映像とサウンドを融合した《Fiorucci Made Me Hardcore with SoundSystem(10周年記念リマスター版)》とどこかで見たような猫をモチーフにした《Felix the Cat》。

会場内では映像とサウンドばかり目立ちますが思わぬ場所に展示されているFelix the Catも忘れずに。

写真撮影はOKですが動画撮影はNGです。

GW中はルイ・ヴィトン表参道店へ入店待ちの行列ができるかもしれませんが、出入り口にいるスタッフにエスパスを見に来たと告げればエレベーターまで案内してくれると思います。

おすすめ度
混雑(予想)
話題性
SNS映え
会期
料金
最寄駅
★★★★★
★★★☆☆
★★★☆☆
★★★★☆
2024年2月22日(木) 〜 8月18日(日)
無料
表参道駅、明治神宮前駅

 


GYRE GALLERY : カオスコスモス 弐 —桜—

表参道の複合ビルGYRE(ジャイル) 3FのGYRE GALLERYでは写真家、高木由利子の写真展《カオスコスモス 弐 – 桜 – (chaoscosmos vol.2 -sakura-)》が開催中です。

▲季節に合わせて「桜」をモチーフに撮った作品が展示されていますが、世界(Cosmos)と混沌(Chaos)が作り出すマジカルでミステリアスな奇跡の瞬間を散りゆく桜に見出したというものなので、普通のきれいな桜の写真ではありません

おすすめ度
混雑(予想)
話題性
SNS映え
会期
料金
最寄駅
★★★★☆
★★★☆☆
★★★☆☆
★★★★☆
2024年3月1日(金) 〜 4月29日(月)
無料
表参道駅、明治神宮前駅

Fergus McCaffrey : アンゼルム・キーファー「Opus Magnum」

表参道駅近く、ほぼ青山通り沿いのギャラリーFergus McCaffrey(ファーガス・マカフリー)ではドイツの現代アーティスト、アンゼルム・キーファーの「Opus Magnum」を開催予定です。

役所広司主演の映画「Perfect Days」で米オスカー賞にノミネートされているドイツの映画監督ヴィム・ヴェンダースの最新作が、実はアンゼルム・キーファーをフィーチャーしたドキュメンタリー「アンゼルム」なのです。

そういう意味ではタイムリーな展覧会かもしれません。

おすすめ度
混雑(予想)
話題性
SNS映え
会期
料金
最寄駅
★★★★☆
★★★★☆
★★★★☆
★★★☆☆
2024年4月2日(火) 〜 6月29日(土)
無料
表参道駅

国立競技場 : モザイク壁画

美術館でもギャラリーでもないけど一度は観ておきたいのが国立競技場の壁画。

1964年のオリンピックの時、国立競技場に当時の日本を代表する芸術家たちの壁画が描かれました。その後東京2020に向けた新しい国立競技場が建ち、壁画たちは2022年9月末から新しい(今の)国立競技場に移設され公開されています。

▲力強く躍動感が溢れ、1964年という高度成長期真っ只中の日本の活力と、60年代の日本のモダニズム芸術の活気を伝える壁画11点。

あまり大きな話題にはなっていませんが、そのうちSNS映えスポットとして、アートスポットとして定番となるのは間違いないので、空いている今のうちに鑑賞しておきたいですね。

ライトアップされた夜の壁画の方が劇的なので、日没以降での訪問がおすすめです。

おすすめ度
混雑(予想)
話題性
SNS映え
会期
料金
最寄駅
★★★★☆
★☆☆☆☆
★★☆☆☆
★★★★★
常設
無料
国立競技場駅
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白金台

白金台といえば東京都庭園美術館ですが港区郷土歴史館もその建物含め見逃せません。

東京都庭園美術館 : 旧朝香宮邸を読み解く A to Z

1933年に竣工した旧朝香宮邸(あさかのみや:昭和天皇の叔父)を美術館にした「東京都庭園美術館」では《旧朝香宮邸を読み解く A to Z》展が開催されています。

現存する世界一美しいアールデコ建築と称される庭園美術館を素顔のままで鑑賞し、さらに現代アート作品も同時に鑑賞できる展覧会です。

▲通常は春に開催される「建物公開」シリーズを踏襲しているので、普段は公開することのないWinter Garden(温室)も公開しています、普段は見せない絨毯の下、普段は見せない部屋の公開などが行われ、できるかぎり素の庭園美術館(旧朝香宮邸)を見せる演出が行われています。

また須田悦弘、伊藤公象の二人がゲストアーティストとして招かれインスタレーションを行っていて、これも見逃せません。

本館、新館とも写真撮影が原則可能です。庭園も写真撮影可能です。

おすすめ度
混雑(予想)
話題性
SNS映え
会期
料金
最寄駅
★★★★★
★★★★☆
★★★★☆
★★★★★
2024年2月17日(土) 〜 5月12日(日)
一般 1,400円(庭園も入場可)
白金台駅、目黒駅

東京都庭園美術館とCafe TEIENについての詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。


恵比寿・渋谷

恵比寿や渋谷も見逃せませんね。

東京都写真美術館 : 記憶:リメンブランス

恵比寿ガーデンプレイスの写真などビジュアルアートの専門美術館「東京都写真美術館」(写美)があり、ここでは3つの展示フロアを使いいつも大きな展覧会を開催しています。

2024年春は注目の作家展《記憶:リメンブランス》と《没後50年 木村伊兵衛 写真に生きる》です。

名称
おすすめ度
混雑(予想)
話題性
SNS映え
会期
料金
最寄駅
記憶:リメンブランス
★★★★☆
★★☆☆☆
★★★☆☆
★★☆☆☆
2024年3月1日(金) 〜 6月9日(日)
一般 700円
恵比寿駅

 

名称
おすすめ度
混雑(予想)
話題性
SNS映え
会期
料金
最寄駅
没後50年 木村伊兵衛 写真に生きる
★★☆☆☆
★★★★☆
★★★☆☆
★☆☆☆☆
2024年3月16日(土) 〜 5月12日(日)
一般 1,200円
恵比寿駅

東京都写真美術館のミュージアムカフェの詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。


日本民藝館 : 鈴木繁男展

”民藝” というジャンルを見出した美学家の柳宗悦が設立した日本民藝館では、柳宗悦が賛美する明代の景徳鎮「古染付」を一挙公開する《古染付と中国工芸》展が開催中です。

なお館内の写真撮影は禁止です。

おすすめ度
混雑(予想)
話題性
SNS映え
会期
料金
最寄駅
★★☆☆☆
★★☆☆☆
★★☆☆☆
☆☆☆☆☆
2024年3月30日(土) 〜 6月2日(日)
一般 1,200円、大高 700円、小中 200円
駒場東大前駅

山種美術館 : 花・flower・華 2024

美術館通り沿いの「山種美術館」は日本画を専門とする美術館です。

2024年GWの展覧会は特別展で《花・flower・華 2024》展です。

奥村土牛の桜、梅原龍三郎のバラなど日本画家が描く花と、彼らが描いた洋画の花が紹介されるようです。

山種美術館の敷地には奥村土牛の名作《醍醐》ゆかりの桜が植えられています。実物の桜と名画の中の桜を併せて鑑賞できます。(実物の土牛の桜は4月1日に開花し、すでに散っています)

なお館内は写真撮影禁止ですが、《花・flower・華 2024》展は奥村土牛の《醍醐》のみ写真撮影OKとなっています。ものすごい貴重な機会です。

おすすめ度
混雑(予想)
話題性
SNS映え
会期
料金
最寄駅
★★★☆☆
★★★★☆
★★☆☆☆
★★★☆☆
2024年3月9日(土) 〜 5月2日(月祝)
一般 1,400円、中学生以下無料
恵比寿駅から都営バスの学06系統

山種美術館についての詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。


東京オペラシティ アートギャラリー : 宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO

新宿の東京オペラシティ アートギャラリーでは日本を代表するイラストレーターでグラフィックデザイナーで60年代からずっと最前線で活躍する宇野亜喜良(うの・あきら)の展覧会《宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO》が開催されます。

▲なんで新宿のギャラリーを紹介するかというと、宇野亜喜良は麻布十番にオフィスを構え、麻布十番納涼まつりのポスターも長く手掛けているから。

麻布十番まつりを今のような大メジャーな夏祭りにした功労者の一人でもあって、その大規模な回顧展とあれば見逃せません。

2023年に4年ぶりに復活した麻布十番まつり、今年2024年も多分開催されますし、たぶん宇野亜喜良がポスターを描きます。

おすすめ度
混雑(予想)
話題性
SNS映え
会期
料金
最寄駅
★★★★★
★★★★☆
★★★★☆
★★★★☆
2024年4月11日(木) 〜 6月16日(日)
一般 1,400円、大・高生 800円、中学生以下無料
京王新線 初台駅

 


代官山ヒルサイドテラス :マイケル・ケンナ写真展 JAPAN A LOVE STORY

港区からはちょっと離れますが代官山のヒルサイドテラスでも注目の展覧会が開催されています。

▲アメリカを本拠に活動するイギリス人写真家マイケル・ケンナの写真展《JAPAN A LOVE STORY》です。

静謐な世界を白黒で捉えた風景写真で世界的にも人気な写真作家の作品100点が展示される大規模なものですが、料金は無料。

ゴールデンウィーク中ずっと開催していますから代官山を訪問したら足を運んでみましょう。

▲1987年に日本を初めて訪れたマイケル・ケンナは”the aestetics, the spiritual and religious” な日本の風景に圧倒され、ほぼ毎年日本を訪れ各地で撮影を行っています。

マイケル・ケンナの目に映る美しく神秘的で静謐な日本の風景を追体験できる展覧会です。

おすすめ度
混雑(予想)
話題性
SNS映え
会期
料金
最寄駅
★★★★☆
★★★★☆
★★★★☆
★★★★☆
2024年4月17日(水) 〜 5月5日(日)
無料
東横線 代官山駅

GWだけではとても全部は回りきれないので、ある程度エリアを絞って前半は六本木で現代アートをメインに、後半は青山方面というようにエリアやテーマを決めて回るのが良いのではないでしょうか。

あるいは面白そうな、興味を引きそうなものだけピックアップして回るのも良いでしょうね。

展覧会を選ぶ手助けになれば幸いです。

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外苑前現代美術代官山乃木坂東麻布六本木南青山西麻布の交差点喫茶店原宿現代アート麻布十番六本木ヒルズギャラリー渋谷青山白金台麻布台飯倉美術館一の橋交差点南麻布深夜営業広尾西麻布恵比寿カフェランチ表参道コーヒー
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