六本木ヒルズのスカイデッキ
六本木ヒルズの展望台「東京シティビュー」や屋上展望台「スカイデッキ」からは麻布や青山エリアが眼下に見えるだけでなく、都内23区から遠くは横浜ランドマークタワーまで見渡すことができます。
六本木ヒルズへの観光だけでなく、ヒルズで開催される美術展や展覧会のついでに展望台に上がる人も多いと思います。
ただヒルズの展望台には、観光地の展望台によくある案内板がまったくないので、ただ展望が凄いなで終わってしまうかもしれません。
そこで今回は六本木ヒルズから何が見えるかを紹介しようと思います。
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スカイデッキ
まずスカイデッキへの行き方。東京シティビュー、森美術館、森アーツセンターギャラリーの入場券に500円追加するとスカイデッキに入場することができます。
森タワー3階のチケット売り場であらかじめスカイデッキ入場券付きチケットを買うか、52階の自販機でスカイデッキの入場券を買うこともできます。
▲52階からエレベーターで上がり、さらに階段を上がると六本木ヒルズ森タワーの屋上です。
屋上の中央部はヘリコプター用のヘリポートになっていて立ち入り禁止です。
▲屋上に出るとまず南側へ誘導されます。この写真では向こう側ですね。
ぐるっと回った北側にはこの写真にあるお立ち台みたいな撮影スポットも用意されています。
ほとんど人が写っていませんが、これでも週末です。毎朝10時のオープン直後はだいたいいつもこの程度のお客さんの入りですね。お昼近くになると人が増えてきます。
この日はたまたま警備員さん以外誰もいませんでしたが普通はもっとお客さんがいます。
やっぱりサンセットは絵になるので、それを目当てに来るお客さんが多いみたいです。
天気が良ければ22時まで居られます(火曜日は17時まで)。
どちらかというと南側、ベイエリアの夜景の方がきれいだと思います。
特に東京タワーのライトアップが映えるんですよ。ライトアップは日没から24時まで。その日のライトアップについては東京タワーのサイトで調べておくのがよいでしょう。
あと東京タワーのライトアップは ”日没から” とされていますが、あまり正確ではないみたいです。点灯する瞬間を見たい場合は日没時刻より少し早めから狙っているのが良いです。
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サウスサイドから
屋上スカイデッキに上がるとまず南側へ誘導されます。
屋上部分の東西には保守用の機材が置かれていて、それが邪魔になって眺望としては良くないんですよね。
ずっと右から横浜方面、羽田空港、レインボウブリッジとお台場、東京タワー、虎ノ門ヒルズ、ずっと左にスカイツリーまで見渡せます。
お台場
(1) レインボウブリッジ
(2) フジテレビ。お台場のランドマークですね。建物に丸い球体が乗っているのが目印です。
(3) 東京ゲートブリッジ
(4) オーストラリア大使館
(5) イタリア大使館。 港区内にいくつもある大使館のうち大規模なものですね。
(6) 超高級マンション、三田ガーデンヒルズが建設中
(7) 羽田空港。南風の日の午後3時以降にはヒルズの上空を通りここへ向かって降りていく飛行機を見られます。
麻布
▲東京タワーを中心に見てみましょう。
(1) 東京タワー
(2) 麻布台ヒルズ。森ビルが進めている麻布台の再開発。2023年開業予定です。
(3) 増上寺。東京タワーと道を一本挟んで増上寺です。
(4) ザ・プリンスパークタワー東京。東京タワーが目の前に見えるプリンスホテルの旗艦店です。
(5) 東麻布。高層ビルも大きな建物もない東麻布。のんびりした住宅街です
(6) NEC。三田は住友グループの企業が集まっています。その中でも目立つのがNECのビルですね。
(7) 首都高一ノ橋ジャンクション。C1都心環状線と2号目黒線を結んでいます。流れが早い上に変則的な合流なのでドライバー泣かせ。
(8) この辺りが麻布十番商店街の大通りです。
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六本木一丁目〜虎ノ門
▲東京タワーからさらに左を見ると汐留や虎ノ門といった日本を代表するビジネス街です。2022年から2023年にかけ、その景色が最も変貌したエリアです。
(1) 麻布台ヒルズ A街区オフィス棟
(2) スカイツリー
(3) 虎ノ門ヒルズ。 屋根の形が特徴的なビルが虎ノ門ヒルズです。
(4) 仙石山森タワー。これも森ビルが開発したアークヒルズの一部。
(5) 泉ガーデンタワー。青いガラス張りのビルが六本木一丁目の泉ガーデンタワーです。
(6) 六本木グランドタワー。簡単に ”テレビ東京のビル” って言ってます。
(7) 日本テレビタワービル。これは簡単に ”日テレのビル” って言ってます。
(8) 愛宕グリーンヒルズ。通称愛宕ヒルズ。これも森ビルです。
(9) 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー。2023年10月6日に開業した駅直結のオフィス棟です。
(A) 麻布台ヒルズの超高層ビルの隣に建つのはB街区のレジデンス棟です。
都心、赤坂
(1) スカイツリー
(2) テレ東のビル
(3) アメリカ大使館職員宿舎。毎年春と秋にガレージセールなど一般公開イベントが行われていました。早くパンデミックが収束して再開するといいですね。
(4) 皇居。その向こうには丸の内のビル群も見えますね
(5) 山王パークタワー。この写真では見えませんが足元は首相官邸です。また写真ではよく分かりませんが、国会議事堂もちょっとだけその三角屋根を見ることができます。
大きく目立つ建物も多いですし、羽田空港に離着陸する飛行機もよく見ることができます。目の前の東京タワーからお台場にかけては昼も夜もいつ見ても何度見ても飽きませんし、スカイデッキを最大限に楽しめるんがサウスサイドからの眺望です。
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ノースサイドから
屋上スカイデッキを半周した北側、ノースサイドも見どころいっぱいです。
青山墓地、赤坂御所、神宮の森、新宿御苑が視界に入り、東京の緑の多さが実感できます。
2022年と大きく変わったのは歌舞伎町タワーが完成間近なこと。新宿に久しぶりに建った超高層ビルで2023年開業予定です。
赤坂
(1) 東京ミッドタウン
(2) 市ヶ谷の自衛隊の通信鉄塔。220mもあり高い塔ですが距離があるのでちょっと小さく見えちゃいますね。
(3) 迎賓館赤坂離宮。通称「赤坂迎賓館」。一般公開もしています。また赤坂御用地とも隣接しています。
(4) 聖徳記念絵画館。神宮外苑の絵画館です。
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青山
▲森タワーの北側には外苑から渋谷にかけての一帯が広がります。
(1) 聖徳記念絵画館
(2) この辺りが神宮外苑のイチョウ並木です。
(3) 神宮球場。
(4) 国立競技場。こうして上から見ると競技場がどこにあるのかよく分かると思います。歩いて行くおすすめルートは紹介しましたね。国立競技場の向こう側の緑は新宿御苑です。
(5) 国立代々木競技場 第一体育館。丹下健三が設計した日本を代表する名建築です。
(6) 国立代々木競技場 第二体育館。
(7) 神宮の森
(8) 青山霊園。かなり広い部分を占めていますね。霊園沿いにクネクネと走る外苑西通りに沿ってビルが立ち並んでいるのが面白いです。
(9) 新宿の高層ビル群
(1) 国立新美術館。森タワーの足元にちょこっとだけ見えています。室内展望台からはもっとはっきり見ることができますので後で移動してみましょう。
(2) 伊藤忠商事。国立競技場の手前に見えるのが総合商社の伊藤忠商事の本社ビルです。
(3) オラクル青山センター。世界第二位のソフトウェア企業Oracleのビル。
(4) 東京都庁。建築家丹下健三の最晩年の設計。
(5) NTTドコモ代々木ビル。みんな”ドコモタワー” って呼びます。夜になると下品に光ります。
(6) 新宿パークタワー。東京を代表する超高級ホテル「パークハイアット東京」が入居しています。
(7) 東京オペラシティ。
(8) エイベックスのビル
(9) 青山ザ・タワー。外苑西通り沿いのいわゆる超高級マンション。向かいはスキーショップジロー。コウノスケバーもすぐ向かいです。
(A) 根津美術館。隈研吾の設計による格好良い美術館。
(B) 神宮橋。ここから根津美術館へを結んだ道が「表参道」です
(C ホンダ青山ビル。自動車メーカーの本田技研工業の本社ビルです。
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ウエストサイドから
屋上スカイデッキを北西側からはウエストサイド、渋谷から玉川通り方向を見渡すことができます。
▲足元には東名へ向かう首都高3号渋谷線とその下の六本木通り、広尾や西麻布といった街並みが見下ろせます。
その向こうには世田谷の住宅街が広がりさらに川崎など神奈川県方面も。
天気が良ければ写真のように富士山まで見渡せます。
広尾・渋谷
(1) 渋谷スクランブルスクエア。ここも屋上展望台「渋谷スカイ」があります。
(2) 渋谷ヒカリエ。渋谷の再開発で最初に完成したのがヒカリエですね。
(3) 渋谷ストリーム。東急東横線の旧ホーム跡に建つ高層ビル。オフィスは全部Googleです。
(4) 首都高3号渋谷線。このまま東名高速と接続します。首都高の下は六本木通りです。
(5) 日赤医療センター。通称 ”広尾の日赤病院” です。
(6) 広尾ガーデンヒルズ。広尾の高級ビンテージマンションですね。芸能人はじめ有名人も多く住んでいます。
(7) キャロットタワー。三軒茶屋のキャロットタワーも見えますし、天気が良ければ用賀のGMOタワー(旧世田谷ビジネススクエア)も見えます。
(8) 青山学院。 首都高を挟んで向かって左が青山学院初等部、右が中等部。首都高は青山学院の校庭の下をくぐっています。
(9) 常陸宮邸。常陸宮正仁親王(明仁上皇の弟)の宮邸です
(A) 國學院大學。最近大学駅伝が強いですね。2023年の箱根駅伝は4位でしたが3位の青山学院大学とは首都高を挟んで向き合っています。直線距離で2,300mくらい。いわば町内対決みたいなもんですね。
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東京シティビュー
屋上スカイデッキからは遠方を眺めることができますが、室内展望台である東京シティビューからは麻布、青山エリアを真下に眺めることができます。
展望台の構造上、ここから右回り(時計回り)に進みます。
▲まず正面からの。これは屋上からの眺めとあまり変わりませんね。
六本木、麻布台
右の建物がテレビ朝日の本社ビル、その前が毛利庭園です。
東洋英和女学院や六本木の街も手にとるような近さです。
▲東洋英和女学院がずいぶん広いことが分かります。▲首都高のこっち側が六本木、向こう側が麻布永坂、麻布狸穴そして麻布台。
(1) 東京タワー
(2) 麻布台ヒルズ
(3) ロシア大使館
(4) 東京アメリカンクラブ。ロシア大使館とアメリカンクラブが隣接しているのがきな臭いですよね。
(5) 麻布永坂、麻布狸穴。どれとはお伝えできませんが日本一の大富豪、孫正義さんの自宅も見えます。また参議院副議長公邸の隣でマンションの建設工事が行われています。
(6) 東麻布。麻布永坂や麻布狸穴と隣接していますが庶民の街の風情を残す住宅街です。
(7) ザ・プリンスパークタワー
(8) 増上寺
(9) 芝パークビル。”軍艦ビル” という名前で親しまれていたオフィスビル。ダイエーとか古いタイプの日本企業が多かったです
(A) クレアタワー。浜松町の新しい超高層ビル。このビルの向こうに元祖日本の超高層ビル「世界貿易センタービル」がありました。
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麻布十番、元麻布
この写真では左が六本木、正面が麻布十番、右が元麻布でその先が南麻布という感覚ですね。
(1) 国際文化会館。おすすめカフェがあり、日本を代表する建築や庭園も見どころ。
(2) 東洋英和女学院
(3) シンガポール大使館
(4) 鳥居坂下交差点
(5) オーストリア大使館。この前を通る坂道がはっぴいえんどの歌でも有名な「暗闇坂」です。
(6) 六本木高校。昔の城南高校ですね。
(7) 六本木ヒルズゲートタワー。この下にスタバやツタヤが入っています。
(8) 元麻布ヒルズ。森ビルの超高級マンションです。頭でっかちな姿で有名。また多くの著名人が住んでいるkとでも知られています。
(9) 六本木ヒルズレジデンスC棟。六本木ヒルズのレジデンス(マンション)です。
(A) 善福寺。
▲六本木ヒルズレジデンスのC棟(左)、B棟(右)の向こうに元麻布、南麻布エリエが拡がっています。
B棟の向こうに見える空き地のようなのは私立麻布高校の校庭。その向こうに見えるのは東京ローンテニスクラブ。日本最古のテニスクラブで上皇夫妻をはじめとする皇族や日本のエスタブリッシュメントに属する会員も多い名門。本物のセレブのためのテニスクラブです。
その向こうの森は有栖川公園ですね。
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西麻布、広尾
足元には西麻布、笄町が拡がっています。
写真右側の道路は大横丁坂。坂の途中にはルーマニア大使館やギリシャ大使館があって外苑西通りと旧テレ朝通りとを結んでいます。
この写真では右から左へ外苑西通りが横切っていて、笄公園や笄小学校、それと広尾学園などが見えますね。
茶色い大きな建物は広尾ガーデンヒルズ。その向こう側には日赤医療センター、ガーデンヒルズの左側には聖心女子大が見えます。
(1) 東京都中央図書館。その向こうは有栖川公園です。
(2) 広尾プラザ。ディーン&デルーカや明治屋などが入っている広尾のランドマークですね。
(3) 聖心女子大学。
(4) 東京都庭園美術館と国立科学博物館附属 自然教育園。こんなに広い緑が残されているんですね。
(5) 恵比寿ガーデンプレイスタワー
(6) ウェスティンホテル東京
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西麻布、南青山
向こうに渋谷が見えますね。
足もとは西麻布。西麻布の交差点から先は、首都高の右側が南青山、左側が西麻布という感じです。実際はもっと入り組んでいて複雑ですが。
写真真ん中の緑地は根津美術館の敷地です。
▲右に横切る赤い線が「美術館通り」。山種美術館の方から六本木通りを横切り根津美術館の前を通り国立新美術館へ向かう通りです。
それと交わるのが「骨董通り(高樹町通り)」で左側の赤い縦線。
右側は「表参道」のうちの「みゆき通り」ですね。
▲六本木通り沿いに建つ高層ビルがEXシアター六本木(でも住所は西麻布です)。
写真右手には六本木トンネル、写真上には米軍赤坂プレスセンターとヘリポートが見えます。
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乃木坂、神宮外苑
▲都心のど真ん中にある米軍施設として有名なヘリポート。アメリカの要人が来日する時にはこの付近が封鎖されたりします。
隣接する青山公園南地区は整備され使いやすくなりました。
その向こうには国立新美術館。その隣には日本学術会議のビル。
▲見えている景色は屋上もシティビューもあまり変わらないのですが、足もとの視界はシティビューの方があるので、いつも見慣れている六本木周辺の景色を上から見るという点ではシティビューの方が新鮮だったりします。
▲東京シティビューからは赤坂方面の視界はあまりよくありません。
六本木通りの溜池方面はほとんど見えないと思ってください。
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上から見る麻布や青山
いつも歩き回っている東京を時々こうして上から眺めてみると、毎回何か発見があります。
新しいビルが建ったり、昔からのビルが無くなったりあるいは見えなくなったり。もうあまり変わらないかと思っていた東京も今なお日々刻々と変わっているんですね。
やっぱり高いところからの視点は面白いです。東京に住んで見慣れている人もそうでない人も、こうした高層ビルなどから定点観測してみてはどうでしょうか。