麻布エリアの桜の名所紹介、第三回は元麻布から南麻布にかけての有栖川宮記念公園周辺の桜を紹介します。
このエリアにも多くの桜の樹があり私たちの目を楽しませてくれます。
有栖川公園
今回は広尾側からアプローチしてみましょう。まずは有栖川公園こと「有栖川宮記念公園」。
▲広尾橋の交差点から歩いて1分、右手に「ナショナル麻布」を見ながら公園の広尾口から入ってみます。
でもこの辺りには桜はありませんから中央図書館の方へ登っていきます。
▲途中の広場にも桜はありますがそこを抜けて ”笛を吹く少年像” の芝生に行くと桜の樹が拡がり、満開の桜を楽しむことができます。
ここにはシートを広げて花見を楽しむ花見客が大勢いますね。
▲例年だと3月中旬から咲き始め、3月末には満開の桜を楽しむことができるでしょう。
▲それにしても、せっかくのピンクの桜とグリーンの芝生に無粋なブルーシートを広げる美意識はちょっと理解できないですね。花見の宴会を見る度に感じる違和感です。
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愛育クリニックの桜
騒々しい有栖川公園から離れて別の場所の桜を観に行ってみましょう。
中央図書館の脇を抜けて愛育クリニック(旧愛育病院)の方へ向かってみます。
途中、あるポイントからはこのように元麻布ヒルズと東京タワーが見えるのですよ。
▲愛育クリニックの木下坂沿いの桜。
愛育病院は今の天皇の誕生を記念して開設された由緒正しい専門病院です。本体は現在は芝浦の方に移転していますがこの施設も相変わらずクリニックとして存在しています。
▲愛育病院の桜は以前から有名ですが、今も変わらず咲き誇っていますね。
▲このまま旧テレ朝通りを歩いていけば六本木ヒルズ。
その六本木ヒルズの森タワーもよく見えます。
有栖川公園の桜と違ってこちらは満開。
桜の種類が違うのかもしれません。でも愛育病院の桜はいつも長く咲いているので、もう少し楽しめそうです。
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麻布運動場
有栖川公園と愛育病院の桜だけでも十分なのですが、もう一箇所あまり知られていない場所にも行ってみましょう。
▲これは中央図書館の食堂から下を眺めたところ。
左端に見えるのが泉ガーデン。仙石山ヒルズと虎ノ門ヒルズの間にはスカイツリーが見えますね。
中央図書館から真下に見えるのは「東京ローンテニスクラブ」。会員には皇族もいて・・というより天皇家も利用する正真正銘のハイソなテニスクラブです。
写真の右側には野球場と一般向けのパブリックテニスコートがあるので、そこへ行ってみましょう。
▲中央図書館とは隣接しているので道を一本渡るだけ。
▲野球グラウンドとテニスコートの間が桜のトンネルになっています!
あまり知られていない場所ですが桜の季節に1回は必ず訪れるお気に入りの場所です。
▲ここからも六本木ヒルズと桜を同時に眺めることができます。
▲テニスコートと野球グラウンドに挟まれているので決して静かな環境ではないのですが、ノンびりした環境の中を歩いて中央図書館や愛育病院の桜を観に行くのはまた格別な春の時間です。
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有栖川公園の中では中央図書館前の芝生付近こそ花見の華やかな雰囲気に包まれていますが、ほんの少し足を延ばすだけでまた違った雰囲気で桜を楽しむことができます。
麻布運動場まで来たら、今度は麻布十番方面へ歩いて行けばまた別の桜がありますし、南部坂を下って「_nem(ネム)」などでお茶して休むのも楽しそうです。
東京都立 有栖川宮記念公園
港区 南麻布 5-7-29