パンデミックの中でとうとう3回目のゴールデンウィークを迎える2022年。高齢者は3回目のワクチン接種しても若い人たちは2回にとどまっていたり、逆に子どもたちへの接種が進んだり。なかなか収束に至らなくて海外はもちろん、国内での旅行もどうしようか考えてしまう人も多いかと思われます。
ゴールデンウィークをまるごと使って海外や南の島へ旅行というスタイルは今はあまりできないので、近場のオシャレな庭園や公園で時間を過ごすという休日をもう少し続けるのも良いと思います。
さいわい都心にはそうした場所が多いので近くの人はお手軽にリフレッシュを。また郊外の人も青山や麻布十番などへ遊びに行くついでに非日常な場所を楽しむのみ良いのではないでしょうか。
そんなゴールデンウィークに行ってみたい庭園や公園などを紹介します。
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有栖川宮記念公園
広尾/南麻布の通称「有栖川公園」です。
▲広尾駅側から木下坂側の渓谷をたどって中央図書館まで登るルートががこの公園を一番堪能できると思います。中央図書館の前には芝生も広がっていてそこでは飲食可能ですからちょっとしたピクニック気分にもなれます。
▲皇族の有栖川宮の御用地だったので緑が多く残され、坂の下の広尾駅側にはこのような日本庭園が拡がっています。
真ん中には広場あったり子ども向け遊具が揃っていたりして、そこでは南麻布という土地柄もあって日本語だけなく多くの言葉が飛び交っています。
そのような国際的な街なので有栖川公園を堪能したら道を隔てて向かいの「ナショナル麻布スーパーマーケット」で世界の食材を探してみたいですね。
広尾だけあって近辺にはカフェも多いです。公園やスーパーでの買い物に疲れたらお気に入りのカフェでひと休みすることもできます。
広尾駅からも徒歩3分なので、電車で広尾を訪れる人にもおすすめです。
東京都庭園美術館
白金台の「東京都庭園美術館」には日本式、洋風の2つの庭園があって異なるテイストを楽しめます。
▲旧朝香宮邸(本館)とミュージアムカフェがある新館の前に広がる芝生の広場、さらに出口向けてもうひとつ洋風庭園が広がります。
2022年4月23日からは建物自体を鑑賞する「建物公開2022 アール・デコの貴重書」という展覧会も始まりますからゴールデンウィークには建物と庭園と展覧会が同時に楽しめます。
▲洋風庭園のさらに奥には「光華」という茶室と日本庭園が広がっています。
春は新緑、秋は紅葉が楽しめます。
またミュージアムカフェ「Cafe TEIEN」は洋風庭園を目の当たりにしながらカフェができるので天気の良い日は特に人気です。
白金台の駅はもちろん、目黒駅からも徒歩5分くらいです。
国立科学博物館付属自然教育園
庭園美術館のほぼ隣、白金台の「国立科学博物館付属自然教育園」はとにかく敷地が広くて緑も多いです。
▲ここは公園とか庭園ではなく、ガチの自然の森です。
江戸時代の初期、つまり400年前からの自然の森を保存するのが目的なので人が手を入れた芝生の広場みたいなものはありません。
奥の方には池もあって川も流れている本格派です。
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檜町公園
東京ミッドタウンの裏手に広がる草なぎ公園こと「港区立檜町公園」。
▲ここは隣の東京ミッドタウンの庭と合わせてとにかく広々しているのが良いのです。
子どもを連れた家族からカップルまで誰でも楽しめると思います。
また回遊式庭園になっていて池とその周りの渓流という都心とは思えない光景が隠れていたりします。
電車でもクルマでアクセスが良いし東京ミッドタウンと隣接しているのでショッピングや食事なども問題なし。ミッドタウンと合わせて1日楽しく過ごせるのが良いですね。
プリンス芝公園
芝公園の高級ホテル「ザ・プリンス パークタワー東京」の庭は「プリンス芝公園」というパブリックな公園になっています。
目の前には東京タワーがあって、六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズといった周辺の超高層ビルまで見渡せてる光景はかなり凄いです。ザ・都心といった雰囲気です。
▲プリンスのビルの壁面に雲が映り込んでいますよね。天気が良ければこのように雲が映り込み、夜になれば東京タワーのライトアップが映り込み、いろんなシチュエーションで楽しませてくれます。
隣は増上寺だし東京タワーもすぐだし、ここは結構おすすめです。
地下鉄の赤羽橋駅、芝公園駅が最寄りです。
SHARE GREEN MINAMI AOYMAMA (シェアグリーン南青山)
公園というよりコマーシャルな緑地というべきなのでしょうがSHARE GREEN MINAMI AOYMAMA (シェアグリーン南青山)も気軽に楽しめるスペースです。
▲ゴールデンウィークは特に混むと思いますが閉鎖された空間で子どもを遊ばせるには逆に安心ですね。
駐車場もあるので遠方からクルマで訪問するお客さんも多いです。また西麻布や南青山から新美術館や青山ガーデンへ歩いて訪問したついでにという利用もできますしね。
原美術館ARC
近場でという趣旨からは逸れてしまいますが閉館した原美術館の常設展示物などが移転した群馬県渋川市の「原美術館ARC」 もおすすめしておきたいスポットです。
▲こんな芝生が広がっています。飲食はできませんが遠くに赤城山を見ながら芝生で遊ぶことができます。
真ん中に見えるのは現代アート作家オラファー・エリアソンの作品です。
この写真は数年前のゴールデンウィークに撮ったもので、榛名山の麓の標高が高い場所にあるのでこの時期でも桜が咲いていることもあります(2022年は開花が早いのでちょっと無理そう)。
しかも誰もいないんですよね。よくゴールデンウィークのショートトリップに原美術館ARC(や昔のハラミュージアムアーク)に行くのですが、とにかくGWなのにお客さんがいないのです。
▲磯崎新(いそざきあらた)設計の美術館の裏にも芝生が広がっています。
右に見える黒い建物は御殿山の原美術館にもあった、ミュージアムカフェの先駆け「カフェ・ダール」。そして芝生にはアンディ・ウォーホルや宮脇愛子(磯崎新の奥さん)、小野節子(オノ・ヨーコの妹)などそうそうたる現代アート作家の作品が並んでいます。
帰りの関越の渋滞以外はゴールデンウィークでも意外とアクセスが良いです。
原美術館ARCで現代アートを、カフェ・ダールでコラボのスイーツを、そして芝生。ゴールデンウィークでもこれらを独り占めできる贅沢な場所です。
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浜離宮恩賜庭園
桜も菜の花も終わってしまいましたがゴールデンウィークの「浜離宮恩賜庭園」も新緑が楽しめます。
▲潮入の池の周辺の緑も気持ちいいですし、お茶屋で休憩することもできます。
入場料は大人が300円。