2021年4月22日リニューアルオープン
改装のため休業中だった六本木ヒルズのスカイデッキと森美術館が2021年4月22日にリニューアルオープンしました。ただしシティビューの方は4月27日にリニューアルオープンです。
新型コロナウィルス の影響でずっと休館していて再開したのが日本の現代美術のスターたちによる「STARS展」から。そしてそれが閉幕した後、改装工事に入って今まで休業中だったのです。
おそらくコロナ対策をしっかり行い、開館以来20年で気になったところなども一緒に改善するのだろうと期待していましたので、リニューアルオープン早々見学に行ってきました。
リニューアルオープンといっても平日夕方なのでお客さんは少ないです。
▲2,3日前にここを通りかかった時はちょうどこのサイネージを調整しているところで、オープンまでに間に合うのか心配だったのですがちゃんと間に合ったようです。
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森美術館、シティビューのカウンター
チケットカウンターやインフォメーションは今までどおり森タワーの3階です。場所も変更ありません。
▲大きく変わったのがチケットカウンターの代わりにチケット発売機になったこと。
もちろんコロナ対策です。
年間パスポートを持っている場合は今まで通りインフォメーションカウンターで受付スタッフの人にチケットを発行してもらいます。
また、チケットにはQRコードが印刷されていて、3階のエレベーターホールへの入口、森美術館など各施設への入口ではこのQRコードをかざすことになります。
今まではスタッフが目視確認してスタンプを押していたので、QRコードにしたことで直接接触を避けられます。
スカイデッキ(屋上展望台)
まずは森美術館へ・・行きたいところですが日没時間だったので先にスカイデッキへ登ることにしました。
もちろんスカイデッキへもQRで入場確認です。
▲スカイデッキへ上るエレベータから降りて目に入ったのがこの垂れ幕。
スカイデッキも変わったのかと期待が高まります。
▲特に変わった様子はありません。
当然見える景色も変わりありませんね。
東京タワーの改悪リニューアルみたいに変にキッチュな観光地化してたらどうしようと心配だったのですが杞憂でした。
▲なんとか日没には間に合いました。
このように富士山と日没がいつの季節でも見えるのがスカイデッキのいいところですね。
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アナザーエナジー展@森美術館
2021年4月22日から2022年1月26日まで開催されているのが「アナザーエナジー展」
(会期が延長されています)
副題に ”挑戦しつづける力 – 世界の女性アーティスト16人” とあるように、今現役で活動している世界14カ国の女性アーティスト16人を集めた展覧会です。
選んだ基準は ”50年以上活動している” ですから、ほとんどみんな60年代から活動しているアーティストたち。まさに 挑戦しつづけたアーティストたちです。
▲この展覧会のキービジュアルに採用されているスイスのアーティスト「ミリアム・カーン」の作品。
左側がそうですね。意外と小さい作品です。
▲これはベルギーの作家 リリ・デュジュリーの作品。
▲ニュージーランドのロビン・ホワイトの作品です。
知名度は高くなくともユニークな活動を続けている作家が選ばれています。
▲アメリカのアーティスト センガ・ネングディのインスタレーション。
この人はパフォーミングアートからこうしたインスタレーションまで幅広いジャンルで活動しています。
これはジャガード織りに使うパンチカードをうまく使っています。元祖コンピューターなアイテムを使ってコンピュータのイメージを演出しています。
メッセージ性のあるイベントを行いそれを記録するのが作品。今回はジェンダー、フェミニズムなどがキーワードになっています。
この人に限らず、ブラジルやインドやエジプトのアーティストはかなりメッセージ性の強い作風を持っているようです。
幾何学的作品を作り続けています。
右側の「京都(緑)」という作品が今回のお気に入りです。
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日本のアーティストたち
日本人アーティストも2名。
この作品の複雑さ、繊細さ、素晴らしさは写真では伝わりにくですね。
ぜひ会場に足を運んでみてください。
16人のトリを飾る最後の作品たちがこれです。
これは新聞紙もゴミ箱も空き缶も全部陶器で出来ています。長い間陶芸作家だと思われていたけどよく見たらこれは現代美術じゃないかということで近年注目されるようになったアーティストです。
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シティビューは4月27日から、森アーツセンターギャラリーも4月23日からリニューアルオープンなので、展覧会に行かれる場合は全部リニューアルオープンしてからの方がお得です。
16人の女性アーティスト、しかも長期間活動し続けてきたアーティストいうことでバリエーションもあり飽きることのない展覧会です。
パワー溢れる作品とメッセージ、それが16人分あるわけで全部見るとくたくたになりますが、でも今この時代に合った意味のある展覧会でした。
料金もそういう意味を意識して若い人に観てもらいたいということか、子どもと学生は500円の均一料金になっています。ホントに若い人はぜひ足を運んでもらいたいです。
ちなみに写真撮影はNG表示がある一部の作品(映像作品)を除けば基本的にOKです。
Another Energy展:挑戦しつづける力 – 世界の女性アーティスト16人
森美術館
2021.4.2(木) ~ 2022.1.26(日) 会期中無休 開館時間10:00~22:00 (コロナで変更の可能性あり4.22(木)~5.11(火)~20:00※火17:00まで5.4(祝)は20:00まで
平日:一般 2,000円、学生(高校・大学)500円、子供(4歳~中学)500円、65歳以上 1,700円
土日休日:一般 2,200円、学生(高校・大学)500円、子供(4歳~中学)500円、65歳以上 1,900円
一般、65歳以上がオンライン購入の場合は200円引き