慶応三田キャンパスのカフェ「八角塔」
慶應大学の三田キャンパス内のカフェ「八角塔」。2021年4月にオープンしたばかりのカフェです。オープン当初は ”Cafe Tempus” という店名でしたがいつの間にか「八角塔」という店名に変わっていました。
三田キャンパス内には一般の人でも利用できる食堂もあるのですが、学生さんに混じって食事をするのもちょっと気が引けますね。特にどう見ても学生には見えない年齢だと。
▲図書館旧館内のカフェ「八角塔」だとそのお値段のせいもあって学生の姿はまばら。OGOBや教職員それと近隣からのお客さんが多い印象です。
旧図書館という築100年以上の雰囲気ある建物の中のオーセンティックなカフェで、平日だけでなく土曜日も営業しています。
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八角塔のコーヒーとメニュー
今回は三田キャンパスの内で開催中の「我に触れよ」展を鑑賞後でしたので身体が甘さを欲していて、オーダーもそんな感じになっています。
▲左が「アイスコーヒー」600円、右は「アイスカフェオレ」750円。
アイスコーヒーは「山食」でカツカレーを食べておつりが来るレベル、アイスカフェオレなら山食でカレーライスが2杯食べられます。
▲それと「本日のスイーツ」として「プリン」。
上から見るとプリン本体が見えなくなるくらい大量の生クリームが乗った昔ながらの上品なプリンです。
▲垂直にそびえるプリンとさらに生クリーム。
プリン自体が固くしまっていてペタッと崩れるようなこともありません。
▲アイスカフェオレとプリン。甘さを補給するにはベストはおやつメニューですね。
▲八角塔のメニューです。図書カードみたいなところが ”旧図書館” の喫茶店らしいこだわりですね
▲メニューの「チョコレートサブレ」は蔵前の珈琲とチョコレートの専門店「蕪木」のチョコレートを使った八角塔オリジナルのようです。次はこのチョコサブレを試してみたいですね。
蔵前の蕪木にはチョコサブレというメニューはなかったので八角塔でしから食べられないサブレだと思います。
▲マカロンは千葉県市原市の和食とbean to barなチョコレートの「くにおか」のもの。
蕪木もくにおかも一度その味を知ればリピートしたくなる、まさにこだわりの品々。そうした感度の高いこだわりが感じられる八角塔のメニューです。
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八角塔の店内
三田キャンパスの図書館旧館の1階が八角塔です。
▲入口から入ってすぐのホール、さらに奥にもやや小さいホールがあります。
その小さいホールは図書館旧館の八角形の尖塔の中にあたります。
▲奥に見えるのが小ホール。
好きなテーブルをチョイスすることができます。
上の2段重ねのシャンデリのランプが8個点いた八角形ですね。
そして床の組木も大きな八角形になっているのです。すごいこだわりですね。
▲2人掛けの小さなテーブルまで八角形。ここまでこだわるのか。
旧図書館の八角形の塔の部分をうまく活かした店内でした。
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八角塔の建物
八角形と旧図書館というところからいろいろ工夫がされています。
本が積み重なっていますね。”Baroque Architecture”といった洋書から慶應義塾関係のもの、瀧口修造の本も見えますね。
ドリンクはテイクアウトも可能でその場合はコーヒーが450円。山食の定食モノよりちょっと高いくらいですね。
▲お店の外には八角形のテーブルが置かれ、メニューや営業案内、それと慶應グッズのカタログが置かれていました。
八角塔のメニュー
八角塔のコーヒーメニューは蕪木のオリジナルブレンドが700円、アイスコーヒが600円。珈琲牛乳が700円。
紅茶はマリアージュフレールが800円、アイスティーが700円、紅茶牛乳が700円。
その他にダイヤモンドレモン、りんごジュースにココアさらに季節のクリームソーダといったソフトドリンクがメニューにラインナップされています。
さらに「くにおか」のマカロンやチーズケーキといったスイーツ類も充実しています。
平日限定ですがトースやクロックムッシュ、さらに特製ナポリタンやカレー「コルリ」といった軽食もあって、これらはランチタイムには珈琲・紅茶とのセットも可能になります。なおカレーは1日10食限定です。
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八角塔の場所とアクセス
慶應大学三田キャンパスの図書館旧館の1階です。
私たちはいつも東門から入構内するのでキャンパス内に入ってすぐの場所というイメージです。でも正門(南門)からだとキャンパスの一番奥というイメージかもしれないですね。
構内マップなどはこちらを参照ください。
1912年(明治45年)に建てられた国の重要文化財にも指定されている貴重な建物です。
▲耐震改修工事や内装のレトロフィットも完了したところでCOVID-19による大学の入構制限やらがあり、慶應義塾史展示館やカフェのオープンが2021年にずれ込んでいました。
▲この階段を登った2階には「福澤諭吉記念慶應義塾史展示館」があります。
階段踊り場には有名なステンドグラス。最下部にラテン語で ”Calamvs Gladio Fortior” (ペンは剣よりも強し)と刻まれています。
また慶應義塾史展示館は一般公開もされていて事前予約制となっていますが、人数に空き枠があればその場で予約可能です。この展示館は慶應義塾の関係者でなくても楽しめる内容ですので、八角塔と合わせて利用されると面白いかもしれません。
築100年を超えるゴシック建築の図書館旧館という建物、その中のこだわりカフェとしての八角塔、そして日本の近代化の歴史を慶應義塾と福澤諭吉というフィルターを通じて学べる義塾史展示館。3点セットでの見学も学べるところが多々ありますし、三田のカフェとして八角塔だけ利用するのもよいでしょう。
八角塔 基本情報
店名 | 八角塔 |
住所 | 港区三田 2-15-45 |
最寄駅 | 都営線三田駅、赤羽橋駅 |
定休日 | 日曜祝日 |
営業時間 | 10:00 − 18:00 11:00 − 15:00 (平日ランチ) |