誰でもいつでも楽しめる公開アート 5選 + 2

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誰でもいつでも観れるアート 5選

パビリオン・トウキョウ2021の記事で紹介した作品以外にも、誰でも無料でほぼいつでも観られるアート作品が麻布青山エリアにはいくつもあります。「パブリック・アート」としては六本木ヒルズ周辺にたくさんあって、これまで「六本木ヒルズのアート」として何回か紹介しています。

それ以外の作品でこれまでブログで紹介してきた作品5つを改めて紹介します。
さらに虎の門エリアの作品も2つ紹介します。

ギャラリーのように肩肘張って鑑賞する必要もありませんし、美術館のように入館料を払う必要もない、それこそ街を歩くついでに鑑賞できるものばかりです

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吉岡徳仁のガラスの茶室 光庵 – 国立新美術館 前庭

六本木/乃木坂の国立新美術館の前庭に設置されているのが吉岡徳仁によるガラスの茶室 光庵

吉岡徳仁といえば、東京オリンピック2020の聖火のトーチをデザインしたデザイナーです。▲国立新美術館の敷地内ですが、開館日であれば誰でも鑑賞できますし、入館料も不要です。

黒川紀章が設計した国立新美術館の建物との競演です。

▲晴れた日であれば太陽の光があたりプリズムが美しいですし、曇っていればしっとりした感触になり、どんな天気でも楽しめます

▲2022年5月30日までの期間限定公開です。

国立新美術館を訪問した時はもちろん、ミッドタウンでのショッピングなど近くに行った時は足を延ばしてみたいですね。


杉本博司の「究竟頂(くっきょうちょう)」 – 表参道 茶酒 金田中(さしゃ かねたなか)

芸術家 杉本博司の作品「究竟頂(くっきょうちょう)」が観られるのは表参道の和カフェ「茶酒 金田中」です。

オーク表参道内の究竟頂へ上がる階段のところにあるので、カフェを利用しなくても誰でも下に行って鑑賞することができます。

▲数学的な曲線を使い、永遠に交わらない円錐状の作品です。

これで杉本博司に興味を持ったら、例えば小田原の「江之浦測候所」を訪問してみてください、

▲この究竟頂は茶酒 金田中の店内からも鑑賞できます。この写真の席は作品を眺められる特等席ですね。

でも金田中は空間自体を杉本博司がプロデュースしているので内装や茶器まで至るところに杉本博司の作品があります。

まずは金田中で杉本博司の世界にどっぷり浸ってみるのもいいですね。


籔内佐斗司 – 御成門 青松寺

御成門駅近く、愛宕ヒルズの青松寺のちょっと変わった作品です。

▲お釈迦様には違いないのですが、どこかで見たような顔つきですね。

これ、平城遷都1300年記念キャラの「せんとくん」をデザインした籔内佐斗司氏の手になるお釈迦さまなのです。

▲作品といえば作品、お寺のお釈迦様といえばお釈迦様なのですが、東京タワーから御成門駅から帰るなら絶対立ち寄ってみたいです。

青松寺からは出世の階段でも有名なパワースポット「愛宕神社」や「NHK放送博物館」なども近いですから、合わせて訪問するのも良いですね。

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ムンクの「叫び」 – 駐日ノルウェー王国大使館

広尾のノルウェー大使館の壁にはエドヴァルド・ムンクの「叫び」が描かれています。

▲ノルウェーの国民的画家の代名詞とも言える作品で、一般にも知名度の高い「叫び」。

なのですが、大使館の壁に描かれているこれには人物が描かれていません

▲壁の「叫び」の前に立って作品を完成させてください、ということなんですね。

3年前に上野で開催された「ムンク展」のプロモーションとして描かれたものですが今でもそのまま残されています。

ノルウェー大使館有栖川宮記念公園のすぐ隣で、ナショナル麻布スーパーにも近いですから、公園へ遊びに来たりナショナル麻布へ買い物に来た時など、ここでポーズを取るのも面白いですね。


高橋由一の龍の天井画 – 広尾稲荷神社

教科書にも載っている油絵「鮭」を描いた、日本で最初の洋画家とも称される高橋由一。

広尾の広尾稲荷神社ではその高橋由一が若い頃に描いた天井画を鑑賞することができます。

▲拝殿の天井に描かれているのは力強い龍。高橋由一がまだ日本画家だった若い頃に描いたものです。

明治期以降の油彩画は有名ですが、このように日本画家時代の作品は珍しいようです。

鑑賞は無料ですが神社の拝殿に上がりこむので、社務所へ一声かけてからになります。

▲広尾からフランス大使館から明治通りへ抜ける道の途中にある広尾稲荷神社。

広尾や南麻布のこんな場所にも神社あって、しかも貴重な作品を無料で観ることができるというのが面白いですね。

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ジャウメ・プレンサの「ルーツ」 – 虎ノ門ヒルズ オーバル広場

虎ノ門ヒルズのオーバル広場に設置されている高さ10mの彫刻「ルーツ」。

▲スペインのアーティスト、 ジャウメ・プレンサ(Jaume Plensa)の作品です。

よーく見ると膝を抱えて体育座りする人間です

▲この彫刻は日本語を始め8つの言語からなっています。

世界の多様性を象徴するような彫刻で、東京2020を意識して制作されこの場に設置されたものです。

東京2020のシンボルになり得たかもしれない作品と思ってじっくり鑑賞したいですね。

また、虎ノ門ヒルズのビジネスタワーにもパブリックアートが何点かあるのでそちらも一緒にどうぞ。


レアンドロ・エルリッヒのCloud – 飯野ビル

虎ノ門ヒルズからも近い内幸町の飯野ビル。

ここにもパブリックアート作品がいくつもあります。

▲1Fのピロティにはビル風を防ぐ防風スクリーンが置かれているのですが、そのうちの1枚がアート作品です

▲アルゼンチン出身で世界的にも有名なアーティスト、レアンドロ・エルリッヒの「Cloud」です。

エルリッヒの作品はもう一つ「The Pond」という作品も設置されています。

Cloudは夜の方が見映がするし、Pondは昼間でないと見えないし悩ましいです。

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