2023年、パンデミックも落ち着きフレッシュな気分で迎えられる久しぶりの春です。新生活を前に新しい見聞を求めて小旅行など計画している方も多いでしょう。こうした時期の休日に都心の美術館でリフレッシュするのはどうでしょうか。
港区やその周辺には多くの魅力的な美術館、博物館それにギャラリーなどが集積していますし、それに美術館などはいわゆる観光地のような混み方はしません。美術館と展覧会の組み合わせによっては本当にここが都心かと思うほど空いていることもあります。
ということで東京都心の2023年春のシーズンに行きたい展覧会情報を特集してみました。東京都心でアート巡りを考えている人の参考になれば嬉しいですね。
それぞれの展覧会ごとにおすすめ度、混雑度、話題性、SNS映え度のレベルを5段階で付けています。ただ混雑度は例年の混雑からの予想です。
また、休館中だったり展覧会の開催がない美術館、それと小規模で休日が不定なギャラリーはこのリストには含めていません。
六本木
森美術館、国立新美術館といった大御所もあり、特に現代アート分野では東京の中心地です。また、ここで紹介していないギャラリーも多くあります。六本木ヒルズ近くのピラミデビルやcomplex665にはギャラリーが集結しているのでまとめてハシゴすることができます。
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六本木ヒルズの森美術館では2023年3月26日(日)まで「六本木クロッシング2022展:往来オーライ」が開催中です。
3年に1度、森美術館で開催される日本の現代アートのシリーズ展で、今年は第7回目。1940年代から90年代生まれの日本のアーティスト22組が出展しています。
サブタイトルの「往来オーライ!」には、歴史上、異文化との交流や人の往来が繰り返され、複雑な過去を経て、現在の日本には多様な人・文化が共存しているという事実を再認識しつつ、コロナ禍で途絶えてしまった人々の往来を再び取り戻したい、という思いから名付けられたそうです。
おすすめ 混雑 話題性 SNS映え 会期 料金 最寄駅 |
★★★★☆ ★★★☆☆ ★★★☆☆ ★★★☆☆ 2022年12月1日 〜 2023年3月26日 大人 1,800円(土日は2,000円) 六本木駅 |
「六本木クロッシング2022」展の詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。
森アーツセンターギャラリー : ヒグチユウコ展「CIRCUS Final End」
六本木ヒルズ森タワーの「森アーツセンターギャラリー」ではヒグチユウコ展「CIRCUS Final End」が開催中です。
画家でもあり絵本などでも知られる画家・ヒグチユウコの個展「CIRCUS」はこれまで日本全国を巡回してきましたが、その最後が六本木。名称もフィナーレらしく「CIRCUS Final End」です。
森アーツセンターギャラリーと同じフロアのカフェ The Sunではコラボメニューも提供中です。
おすすめ度 混雑 話題性 SNS映え 会期 料金 最寄駅 |
★★★★☆ ★★★★★ ★★★★☆ ★★☆☆☆ 2023年2月3日(金) 〜 4月10日(月) 一般 2,000円、中高生 1,600円 六本木駅 |
ヒグチユウコ展「CIRCUS Final End」の詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。
東京シティビュー : へザウィック・スタジオ展:共感する建築
森アーツセンターギャラリーやカフェと同じ森タワー52階の屋内展望台、東京シティビューでは「へザウィック・スタジオ展:共感する建築」を3月17日(金)から6月4日(日)までの会期で開催します。
ロンドンのデザインスタジオ「ヘザウィック・スタジオ」がこれまでに手掛けた主要28件のプロジェクト(建築ぶつ)を紹介する日本で初めての展覧会です。
なぜこのような建築の展覧会が開催されるかというと、2023年には六本木近くの麻布台に「麻布台ヒルズ」という巨大施設が開業するから。そのデザインを手掛けたのがヘザウィック・スタジオだからです。
▲六本木から日比谷線で一駅の神谷町駅から出ると、今もヘザウィック・スタジオのデザインによる巨大な麻布台ヒルズ ガーデンプラザの建設が行われています。
建築やアート好きな方なら、ヘザウィック・スタジオ展を東京シティビューで見て、さらに麻布台ヒルズを森タワーから見下ろして、そして神谷町へ行って工事の進展を見るというツアーも楽しいと思います。
おすすめ度 混雑(予想) 話題性 SNS映え 会期 料金 最寄駅 |
★★★☆☆ ★★☆☆☆ ★★★☆☆ ★★★☆☆ 2023年3月17日(金) 〜 6月4日(日) 一般 2,000円(東京シティビュー入場料込) 六本木駅 |
麻布台ヒルズについてはこちらの記事が詳しいです。
PRSCAI PIRAMIDE : 赤瀬川原平写真展
六本木ピラミデの現代アートギャラリー「SCAI PIRAMIDE」では日本の現代美術作家、赤瀬川原平が遺した写真を、世代的に赤瀬川チルドレンとも言える6人のアーティストがキュレーションした「日常に散らばった芸術の微粒子」を開催しています。
▲”超芸術トマソン” の生みの親でもある赤瀬川原平の写真4万枚から各々がセレクトした写真と共に、パネルの上段に「赤瀬川さんから受けた影響・赤瀬川さんに対する想い」下段に「写真を選んだ理由(セレクションのテーマ)」が書かれています。
おすすめ度 混雑 話題性 SNS映え 会期 料金 最寄駅 |
★★★☆☆ ★★☆☆☆ ★★☆☆☆ ★★☆☆☆ 2023年1月26日 〜 3月25日 無料 六本木駅 |
TARO NASU : ジョージェ・オズボルト/djordje ozbolt
六本木ピラミデのTARO NASUギャラリーではジョージェ・オズボルト/djordje ozboltが開催中です。
ユーゴスラビア生まれで、現在はイギリス、ロンドンを拠点に活動するアーティスト、ジョージぇ・オズボルトの個展です。
数々の名画の断片を引用したりオマージュを捧げた作品たち。サイズの小さい平面作品は背景が1色に塗られ、そこに名画の断片の引用が、ある作品は、まるで宙に浮くように、ある作品はそっと置かれています。
おすすめ度 混雑 話題性 SNS映え 会期 料金 最寄駅 |
★★★★☆ ★☆☆☆☆ ★★★☆☆ ★★★★☆ 2023年2月25日 〜 3月25日 無料 六本木駅 |
WAKO WORKS OF ART : Fiona Tan/フィオナ・タン「 スリ Suri」
六本木ピラミデのWAKO WOKS OF ARTギャラリーではフィオナ・タン(FionaTan)の個展「スリ Suri」を開催中です。
インドネシア出身でオランダ在住の映像作家フィオナ・タンの何回目かの個展です。
▲今回の個展で展示されているのは4つのシリーズですが、その中でも「Archive」という映像作品が特におすすめ。
図書の分類方法である「国際十進分類法」の考案者の一人で、世界中の知識を収集し分類することに生涯をかけたポール・オトレが取り組んでいた ”知識の都市” と呼ばれる「ムンダネウム」をモチーフにした映像作品です。
おすすめ度 混雑 話題性 SNS映え 会期 料金 最寄駅 |
★★★★☆ ★☆☆☆☆ ★★☆☆☆ ★★★☆☆ 2023年2月10日 〜 4月1日 無料 六本木駅 |
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国立新美術館 : ルーヴル美術館展 愛を描く
乃木坂の国立新美術館で開幕したのが「ルーヴル美術館展 愛を描く」。
メディアなどでも大きく取り上げられ、2023年春休み話題の展覧会です。
ルーヴル美術館のコレクションから人間の根源的な感情である「愛」をテーマに精選した作品73点が展示されています。
開幕当初から平日であるにも関わらず長い入室待ちの行列ができています。
古典的名作が数多いのですが写真撮影は禁止。じっくり絵画を鑑賞する展覧会です。
おすすめ度 混雑 話題性 SNS映え 会期 料金 最寄駅 |
★★★☆☆ ★★★★★ ★★★★☆ ★★☆☆☆ 2023年3月1日 〜 6月12日 一般 2,100円、大学生1,400円、高校生1,000円、中学生以下無料 乃木坂駅、六本木駅 |
[blogcardurl=”https://www.artarchi-japan.art/2023/03/love-louvre.html”]
国立新美術館 : 築地 のはら ねずみっけ
国立新美術館のパブリックスペースを使った企画展の第二弾は女性アーティスト、築地のはらの「ねずみっけ」。
キュートなねずみのイラストが国立新美術館の館内全体を使い、映像やプロジェクションマッピングで駆け巡るという作品です。
映像だけでなくAR作品もあり、スマホ片手に新美術館の建物の中でねずみを探す楽しい作品です。
プロジェクションマッピングは昼間見ても面白いのですが、やはり日が落ちて暗くなってからの方がよく分かります。
また「ねずみっけ」を鑑賞するためだけなら国立新美術館の入館料は不要です。
おすすめ度 混雑(予想) 話題性 SNS映え 会期 料金 最寄駅 |
★★★★★ ★★☆☆☆ ★★★☆☆ ★★★★★ 2022年9月14日 〜 12月26日 無料 乃木坂駅、六本木駅 |
サントリー美術館 : 没後190年 木米
東京ミッドタウン内のサントリー美術館では「没後190年 木米」展です。
江戸時代後期に京都で活躍した陶工で画家でもある文人、木米(もくべい)の没後190年としてその作品を回顧する展覧会です。
なおサントリーの美術館の写真撮影は原則不可となっています。
おすすめ度 混雑(予想) 話題性 SNS映え 会期 料金 最寄駅 |
★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★☆☆ ★☆☆☆☆ 2022年2月8日 〜 3月26日 一般 1,500円 六本木駅 |
21_21 : The Original
東京ミッドタウン内にはデザインの専門ギャラリーである21_21 Design Sightがあり、ここでは「The Original」展を開催中です。
家具、食器からテキスタイルや玩具などが展示される、デザインの展覧会です。
おすすめ度 混雑 話題性 SNS映え 会期 料金 最寄駅 |
★★★☆☆ ★★★☆☆ ★★★☆☆ ★★☆☆☆ 2023年3月3日 〜 6月25日 一般 1,400円 六本木駅 |
泉屋博古館東京 : 安宅コレクション名品選101
住友家のコレクションを収蔵・展示する泉屋博古館は京都と東京に施設があります。そのうち東京の「泉屋博古館東京」では「安宅コレクション名品選101」が開催されます。
大阪市立東洋陶磁美術館が収蔵する安宅コレクションから国宝2件、重文11件を含む101件が出張してきて展示されます。
なお写真撮影は不可です。
おすすめ度 混雑(予想) 話題性 SNS映え 会期 料金 最寄駅 |
★★☆☆☆ ★★☆☆☆ ★★☆☆☆ ☆☆☆☆☆ 2023年3月18日 〜 5月21日 一般 1,200円 六本木一丁目駅 |
また、併設する「HARIO CAFE」もハリオ直営でスペシャルティコーヒーが味わえる良いカフェです。
六本木ミュージアム : 櫻井翔 未来への言葉展
春休みの期間は過ぎてしまいますが、六本木ミュージアムでは嵐・櫻井翔の初めての個展「未来への言葉展」が開催予定です。
開幕後には六本木ミュージアムへのアクセス方法や混雑状況をレポートします。
おすすめ度 混雑(予想) 話題性 SNS映え 会期 料金 最寄駅 |
★★★☆☆ ★★★★★ ★★★★★ ★★☆☆☆ 2023年4月14日 〜 5月24日 一般 2,500円 六本木駅、麻布十番駅 |
SNOW Contemporary : デヴィッド・ステンベック「ドリームスケープ」展
六本木からも近い西麻布のギャラリー、SNOW Contempoary(スノウ・コンテンポラリー)ではスウェーデンの作家、デヴィッド・ステンベックの日本での初めての個展「ドリームスケープ」が開催されています。
口コミで評判が広がり、今一番注目されているアーティストと展覧会です。
自身が思い描く詩の世界を視覚化すべく、3Dソフトを使用した作品です。そのためどこか非現実的で幻想的な光景。現実と非現実の世界を縦横無尽に往来しながら自身のポエティックな世界観を表現しています。
ギャリーがとっても分かりにくい場所にあるのでアクセス方法などは下の記事を参考にしてください。なお写真撮影は可能です。
おすすめ度 混雑 話題性 SNS映え 会期 料金 最寄駅 |
★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★☆ 2023年3月3日 〜 4月8日 無料 六本木駅、乃木坂駅 |
青山・表参道
六本木のような大規模な美術館はありませんが、個性的な小中規模美術館が多いのが特徴です。
また小規模なギャラリーも数多くあります。
根津美術館 : 将軍家の襖絵
美術館通り巡りでも紹介した南青山の「根津美術館」はこのエリアの代表的美術館です。美術館としての機能だけでなく日本庭園、ミュージアムカフェのNEZU Cafe、そして隈研吾設計によるその建物と見どころも多いです。
2023年春の展覧会は「仏具の世界」。
そして春休み後の4月15日から5月14日、つまりGWを挟んだ燕子花の季節は根津美術館恒例の「国宝・燕子花図屏風」展です。
この時期の特に週末は入館待ちの行列ができるほど混雑します。
館内は写真撮影NG。庭園は写真撮影可能です。
おすすめ度 混雑(予想) 話題性 SNS映え 会期 料金 最寄駅 |
★★★★☆ ★★★★☆ ★★☆☆☆ ★☆☆☆☆ 2023年2月18日 〜 3月31日 一般 1,500円 表参道駅 |
根津美術館とNEZU CAFEについての詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。
岡本太郎記念館 : 衝動の爪あと
「根津美術館」のすぐ近くの「岡本太郎記念館」はその名の通り、日本を代表する芸術家岡本太郎が1954年から亡くなる1996年までの約50年に渡りアトリエ兼住居として使用していた場所に建つ美術館です。
春休み期間の展覧会は3月21日までの「弓指寛治 “饗 宴”」展、そして3月24日から7月9日までが「衝動の爪あと」です。
アトリエに残る、岡本太郎の創作過程を証言する ”絵” たちの展覧会です。
また太郎のアトリエでそのパワーに圧倒されたり、太郎本人に出会ったりできる記念館という場所そのものも楽しめます。
小さな美術館なので訪問者の絶対数は少なくても、いつも混んでいる美術館です。
なお館内外ともに写真撮影可能です。
おすすめ度 混雑(予想) 話題性 SNS映え 会期 料金 最寄駅 |
★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★☆☆ ★★★★☆ 2023年3月24日 〜 7月9日 一般 650円 表参道駅 |
岡本太郎記念館についての詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。
国立競技場 : モザイク壁画
美術館でもギャラリーでもないけどぜひ観ておきたいのが国立競技場の壁画。
1964年のオリンピックの時、国立競技場に当時の日本を代表する芸術家たちの壁画が描かれました。その後東京2020に向けた新しい国立競技場が建ち、壁画たちは2022年9月末から新しい(今の)国立競技場に移設され公開されています。
▲力強く躍動感が溢れ、1964年という高度成長期真っ只中の日本の活力と、60年代の日本のモダニズム芸術の活気を伝える壁画11点。
少しづつ話題にはなっていて、そのうちSNS映えスポットとして、アートスポットとして定番となるのは間違いないので、空いている今のうちに鑑賞しておきたいですね。
ライトアップされた夜の壁画の方が劇的なので、日没以降での訪問がおすすめです。
おすすめ度 混雑(予想) 話題性 SNS映え 会期 料金 最寄駅 |
★★★★☆ ★☆☆☆☆ ★★☆☆☆ ★★★★★ 常設 無料 国立競技場駅 |
山種美術館 : 【特別展】富士と桜
美術館通り沿いの「山種美術館」は日本画を専門とする美術館です。
2023年春の展覧会は特別展で「富士と桜」展です。
日本のシンボルである富士山と、日本の象徴でもある桜を題材にした日本画による展覧会です。
3月下旬から4月上旬にかけては、日本画の巨匠奥村土牛(おくむら・とぎゅう)所縁の桜も咲いているはずです。
なお館内は写真撮影禁止です。
おすすめ度 混雑(予想) 話題性 SNS映え 会期 料金 最寄駅 |
★★★☆☆ ★★★☆☆ ★★☆☆☆ ☆☆☆☆☆ 2023年3月11日 〜 5月14日 一般 1,300円 恵比寿駅からバス |
山種美術館についての詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。
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ヨックモックミュージアム : ピカソのセラミックーモダンに触れる
南青山の裏路地に建つ「ヨックモックミュージアム」は、あのお菓子の「ヨックモック」が運営する美術館です。
この美術家の目的はただ一つ。ヨックモックがコレクションしているパブロ・ピカソのテラコッタ(タイル)を収蔵・展示すること。
2022年から2023年にかけての展覧会は「地ピカソのセラミック-モダンに触れる」展です。
ここはヨックモックのカフェ同様のミュージアムカフェもあり、ピカソとお菓子が楽しめるミュージアムです。
なお展示室内は写真撮影禁止です。
おすすめ度 混雑(予想) 話題性 SNS映え 会期 料金 最寄駅 |
★★☆☆☆ ★☆☆☆☆ ★★☆☆☆ ☆☆☆☆☆ 2022年10月26日 〜 2023年9月24日 一般 1,200円 表参道駅 |
ヨックモックミュージアムについての詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。
スパイラル :
表参道近くの青山通り沿い「スパイラル」は表参道・南青山の文化発信拠点の一つ。
秋のアートシーズンにも多くのイベントが開催されています。
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ワタリウム : プレイプレイアート展
キラー通りの現代アートがメインの美術館「ワタリウム」では「プレイプレイアート」展を開催しています。
ワタリウムの所蔵する現代アート作品から新作まで約150点の展覧会です。
おすすめ度 混雑(予想) 話題性 SNS映え 会期 料金 最寄駅 |
★★★★☆ ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★★☆ 2023年3月19日 〜 7月23日 大人 1,500円、学生・高校生 1,300円、小中学生 500円 外苑前駅、表参道駅 |
ワタリウムについての詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。
太田記念美術館 : 広重おじさん図譜
原宿の裏通り、教会通りの浮世絵専門美術館「太田記念美術館」では「広重おじさん図譜」展を開催中です。
風景画で知られる絵師、歌川広重の作品に脇役として登場する ”おじさん” たちに着目した展覧会。ユーモラスだったり滋味溢れるおじさんを味わえます。
また4月1日から5月28日までは、浮世絵に描かれた江戸時代の猫たちの展覧会「江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし」展が開催されます。
なお大田記念美術館の館内は写真撮影禁止です。
おすすめ度 混雑 話題性 SNS映え 会期 料金 最寄駅 |
★★★☆☆ ★★★☆☆ ★★☆☆☆ ☆☆☆☆☆ 2023年2月3日 〜 3月26日 一般 800円 (江戸にゃんこは1,200円) 明治神宮前駅、原宿駅 |
白金台
白金台といえば東京都庭園美術館ですが港区郷土歴史館もその建物含め見逃せません。
東京都庭園美術館 : 邸宅の記憶
1933年に竣工した旧朝香宮邸(あさかのみや:昭和天皇の叔父)を美術館にした「東京都庭園美術館」では「建物公開 邸宅の記憶」展を開催しています。
現存する世界一美しいアールデコ建築と称される庭園美術館本館は通常は館内撮影禁止ですが、この建物公開として開催される展覧会の時だけは撮影が許可されています。
2023年は庭園美術館の開館40周年ということで、宮邸時代の家具や調度を用いた邸宅空間の再現展示が行われ、朝香宮家が住んだ当時の記憶を呼び起こすものになるそうです。
おすすめ度 混雑(予想) 話題性 SNS映え 会期 料金 最寄駅 |
★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★★ 2023年4月1日 〜 6月4日 一般 1,000円(庭園も入場可) 白金台駅、目黒駅 |
東京都庭園美術館とCafe TEIENについての詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。
松岡美術館 : 美しい人々
白金台、プラチナ通りの「松岡美術館」では「美しい人びと 松園からローランサンまで」を開催中です。
タイトル通り、上村松園からマリー・ローランサンなどの美人画から、年齢や性別にとらわれない ”美しい人々” が描かれた作品が展示されます。
なお企画室内は写真撮影禁止。大講堂など館内は写真撮影可能です。
おすすめ度 混雑 話題性 SNS映え 会期 料金 最寄駅 |
★★★☆☆ ★★☆☆☆ ★★☆☆☆ ★★☆☆☆ 2023年2月21日 〜 6月4日 一般 1,200円、25歳以下 500円、高校生以下 無料 白金台駅 |
松岡美術館についての詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。
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恵比寿・渋谷
恵比寿や渋谷も見逃せませんね。
東京都写真美術館 : 深瀬昌久 1961-1991
恵比寿ガーデンプレイスの写真などビジュアルアートの専門美術館「東京都写真美術館」(写美)があり、ここでは3つの展示フロアを使いいつも大きな展覧会を開催しています。
2023年春の展覧会は今やカルト的な人気の伝説の写真家、深瀬昌久の「深瀬昌久 1961-1991」展です。浅野忠信主演の映画も撮影中で、今後さらに話題になるかもしれません。
なお写真は撮影禁止です。
詳細はこちらの記事をどうぞ。
名称 おすすめ度 混雑 話題性 SNS映え 会期 料金 最寄駅 |
深瀬昌久 1961-1991 ★★★★☆ ★★★☆☆ ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆ 2023年3月3日 〜 6月4日 一般 700円 恵比寿駅 |
東京都写真美術館のミュージアムカフェの詳しい情報はこちらの記事をどうぞ。
とても全部は回りきれないと思いますので、自分なりにテーマを決めて回るのが良いのではないでしょうか。