2023年の最初の3ヶ月が終わります。COVID-19のパンデミックが続き暖かいのにマスクが外せない春が続きましたが、久しぶりに開放感のある桜の季節です。
麻布ガイドでは毎年麻布・青山エリアの桜の開花状況をレポートしていますが、今年2023年も同様にレポートします。
東京では2023年3月14日に開花宣言が出ていますが、それは靖国神社の標本木が開花したから。でも私たちが基準にしている西麻布、権八の桜も満開。
どこも満開に近いのですが肝心の時に雨の日が続きました。一部は散り始めている場所もありますが、でも3月末までは桜を楽しめそうです。
各エリアの桜スポットについては過去の記事も参考にしてください。
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六本木ヒルズとミッドタウン
このエリアは六本木ヒルズ周辺だと毛利庭園やさくら坂、ミッドタウン周辺ではミッドタウン・ガーデンや檜町公園、そして国立新美術館と桜のスポットだらけです。
六本木らしくライトアップされた夜の桜も見応えがあるし、交通の便も良いし、誰にもおすすめの桜スポットです。
六本木ヒルズ (3月末まで見頃)
2023年の六本木ヒルズ
六本木ヒルズの毛利庭園は一部開花し、17日(金)の夜からライトアップも始まっています
▲でもそろそろ葉桜が目立つようになりましたが、4月の最初の週はまだ楽しめそうです。
▲ジャン=ミシェル・オトニエルの「kin no Kokoro」から見るライトアップされた毛利庭園と、その先に見える麻布台ヒルズや東京タワー。
▲同じ六本木ヒルズの「さくら坂」。
桜のトンネルになっていますが満開は過ぎて葉桜が目立つようになっています。
4月1日の週末でだいぶ散りましたが、もう少し楽しめそうです。
▲ロボット公園の周辺も8分咲きくらい。あと一週間以上楽しめると思います。
▲「ブリコラージュ」の前のテラスからも満開の桜が見られるようになりました。
4月1日の週末には入店待ちさらに長い行列ができそうです。
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満開の六本木ヒルズ
例年、桜が満開の時期の六本木ヒルズの様子です。
特に朝早い時間帯だと誰もいなくて満開の桜を独占できます。
▲この写真は2022年春のもの。桜、桜、桜という景色ですが、2023年の春は遠くに見える麻布台の景色が一変しています。どう見えるか、それも楽しみですね。
▲「さくら坂」が満開になればこのような桜のアーチを見ることができます。
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東京ミッドタウン(18日から見ごろ)
2023年の東京ミッドタウン
やはり開花が早かったのと雨が続いたの見頃を失した感があります。
▲毎年恒例の桜ラウンジもオープンしていて、桜を見ながら寛げのは変わりません(有料)。
▲ブリッジの上から見た「さくら通り」です。ここも満開が過ぎていますが、それでもまだ見頃です。
4月1日の週末ならまだ大丈夫でしょう。
またミッドタウンは夜になるとライトアップされて、最近はガーデンアーチ上での花見、写真や動画の撮影が規制されます。
今年2023年も4月9日まで規制が行われます。平日は17時以降、休日は11時以降が規制時間帯です。
(平日でも朝の11時まで、夜は21時以降が通行止めになります)
満開の東京ミッドタウン
例年、満開になった東京ミッドタウンの様子です。
▲2022年、満開になった東京ミッドタウンのさくら通りです。
▲平日でもミッドタウンが開店する11時までは通行禁止なのが残念です。11時前はガーデンを散策して、11時を過ぎたらもう一度、今度はブリッジの上から眺めるようにしたいです。
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2023年の新美術館と政策研究大学院大学
▲国立新美術館と政策研究大学院大学の桜は開花が遅く、春分の日頃に開花したようです。やっと満開になった桜は4月1日の週末頃まで楽しめそうです。
ただ2023年最大の残念は政策研究大学院大学が施設改修工事のため、4月末まで構内への立ち入りが禁止になっていることです。(上の写真は構外から撮影しています)
▲現在新美術館で開催中の「ルーヴル美術館展」を訪問するなら、4月1日の週末頃までがおすすめです。展覧会と桜を楽しめます。
満開の国立新美術館
▲本来だと写真のように新美術館を背景に桜を見物できるのですが、2023年はそれができません。
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アークヒルズ
赤坂のアークヒルズ周辺もスペイン坂、霊南坂そして桜坂といった桜スポットが並んでいます。
ここは六本木一丁目駅や溜池山王駅が最寄りなオフィス街の真っ只中です。桜目当てのお客さんもやや少なく、週末は六本木ほど混むこともありません。
2023年のアークヒルズ
▲六本木通りからスペイン大使館へ登る「スペイン坂」の桜は満開も過ぎて葉桜が目立つようになっています。
アークヒルズはここの他に、六本木ヒルズと違って昔からある本当の「桜坂」や「新桜坂」など、ずっと桜並木が続きます。
▲SPROUTカフェの前の通りは今が満開かも。4月1日の週末は見頃です。
▲ANAインターコンチネンタル脇の本当の「桜坂」の桜も満開が過ぎています。
▲桜坂からANAインターコンチ裏の桜はちょうど満開。4月1日の週末も見頃でしょう。
また、アークヒルズ サントリーホール屋上の「ルーフガーデン」の特別公開も始まっています。
満開のアークヒルズ
この辺りはビジネス街ということで休日は人通りが少なくなるのが良いです。
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西麻布と南青山
青山墓地には開花が早い桜があります。また近くの権八の桜も開花が早いですね。
2023年権八の桜
▲権八の前の桜が咲き始めたら、都心の桜は数日後というのが例年です。
つまり満開になるのは3月25日の週末以降でしょう。
ここは遊具も充実しているので子ども連れでの桜見物に適しています。
青山霊園
2023年の青山霊園
青山霊園はお墓なので、いわゆるお花見をすることはできません。でも延々と続く桜のトンネルはこの時期最高のお散歩コースになりますす。
▲中央通りは西麻布側から青山通り側までずっと桜のトンネルになります。
2023年は春分の日過ぎに満開になりましたが雨が続いたこともあって今は葉桜が目立つようになっています。でもしばらく、4月の最初の週まではこのような桜のトンネルが見られそうです。
▲2023年、六本木ヒルズから見下ろした青山霊園の桜の十字架です(3月27日)。
満開の青山霊園
青山霊園にはその真中を桜が十文字に走っているのが分かります。壮観ですね。
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芝公園
東京タワーや増上寺一帯の芝公園も桜の名スポットです。
都立芝公園、増上寺、芝公園4号地、集会広場、赤羽橋。さすがに広い公園だけあって近隣には桜の名スポットだらけです。
パンデミック以前はあちこちでお花見の宴が繰り広げられていました。
2023年の芝公園
例年だと宴会で大変なことになっている芝公園ですが、2023年は花見宴会が復活しそうです・・・
2022年までは宴会禁止でした。でも2023年はそうした規制線もなく、自由に利用できる状態です。天気が良くなった29日には花見の場所取りが行われていました。
開花状況は満開。でも4月1日の週末は葉桜が目立つようになっていそう。
シートを敷いて花見を楽しむ人が多いです。
満開の芝公園
2023年の増上寺
▲増上寺と東京プリンスホテルの間の道路は、日比谷通り側からだと向こうに東京タワー、左手に増上寺と桜というフォトジェニックなストリートです。
ただここも満開は過ぎています。
▲増上寺の境内の桜は順々に咲いていくので、まだ満開の桜が楽しめます。
満開の増上寺
▲満開の時はこんな光景が見られます。東京タワーに向かって歩くので天気が良いと本当に気持ちいいんですよね。
2023年の東京タワー
東京タワーの芝公園側も桜が多いのですが、東麻布側にも隠れた見どころスポットがあります。
▲豆腐の「うかい」前はこのように桜と東京タワーのツーショット見られます。
ただ東京タワーの駐車場から下りる坂道の桜は25日以降にならないと咲かない感じです。
満開の東京タワー
▲満開になるとこのようになります。
最近はインスタなどで知られるようになったのか、以前より混むようになりましたがそれでもまだ人は少ないです。
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2023年のオランダ大使館
オランダ大使館前の ”オランダ坂” も実は見どころの一つです。
▲まだ桜は咲いていませんが大使館前の植え込みのチューリップが咲いています。
2023年は3月31日に恒例の大使公邸のチューリップガーデンの見学ツアーが開催されます。
(申し込みは終了しました)。
満開のオランダ大使館
▲オランダ大使館前の ”てまり坂緑地” には何本もの桜の樹が咲くのですが、2023年は春分の日以降の満開になりそうです。
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広尾と有栖川宮記念公園
南麻布(広尾)の有栖川宮記念公園とその周辺にも桜スポットが点在しています。
有栖川公園の桜がやはり一番なのですが、他にも見逃せないスポットがあるので、広尾・南麻布方面へ来た際にはチェックしておきたいですね。
▲これは日赤医療センター(日本赤十字社医療センター)の桜。咲いていました。
日本赤十字社医療センターというと、宇宙飛行士候補に選出された米田あゆさんが勤務している病院です。お祝いに早咲きしているのかも。
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白金台
忘れてはいけないのが白金台の桜スポット。
2023年の東京都庭園美術館
▲東京都庭園美術館は外せません。
2023年は4月に入ると葉桜が目立ちますがまだまだ楽しめます。
4月1日からは新しい展覧会が始まっています。その「邸宅の記憶」は写真撮影可能ですので、本館前の桜を玄関からも、2階の部屋からも撮影できます。
満開の東京都庭園美術館
▲満開になると美術館の本館前の桜や洋風庭園の桜などみどころが多いです。
2023年の港区立郷土歴史館
ここはソメイヨシノの大木が有名です。
▲2023年は満開を過ぎたところ。もうしばらく楽しめそうです。
▲前庭から隣の東大医科学研究所のソメイヨシノを見ているのですが、郷土歴史館の玄関前からもよく見えます。
満開の港区郷土歴史館
▲ただ、実は、このソメイヨシノは郷土歴史館の桜ではなくてお隣の東大医科学研究所の桜なんですよね。
桜と名建築が楽しめる白金台の隠れ名所です。
2023年の瑞聖寺
日本を代表する建築家 隈研吾が設計した瑞聖寺の桜は隠れた名所。
もしかしたら4月8日の週末まで残るかもしれません。
満開の瑞聖寺
日本を代表する建築家 隈研吾が設計した瑞聖寺の桜も。
2023年は開花が遅れそうです。
▲境内の桜の数は多くありませんが、水盤に映り込むところが何ともいえず趣を感じます。
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2023年の八芳園
さらに隣は結婚式場としても有名な八芳園。ここの庭園も自由に入場できます。
ただ桜の数は少ないです。
満開の八芳園
▲というのは、八芳園の庭園の桜は河津桜が多くて他の場所の開花と時期が合いません。
ただ無料で入れる庭園の桜はたいしたことありませんが、スラッシュカフェから庭園を眺めると桜がいっぱい見えるんですよね。
白金台での桜見物の最後は八芳園のスラッシュカフェでどうぞ。