7年ぶりに一般公開するオランダ大使館のチューリップ。合わせて東京タワーと手まり坂も散策してみたい

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駐日オランダ王国大使館とチューリップ

桜の季節が過ぎると様々な植物が一斉に花を開く時期になります。4月の中旬だと例えばチューリップ、チューリップといえばオランダ。

毎年恒例だったオランダ大使公邸のチューリップ・ガーデン特別公開、しばらくお休みだったりオンラインでの公開でしたが、今年2022年は7年ぶりに一般公開が行われます。

4月8日(金)の公開は終わってしまいましたが10日(日)も朝10時から16時まで公開される予定です。入館方法などはオランダ大使館のホームページで確認してください。

改めて芝公園の「駐日オランダ王国大使館」と隣接するオランダ大使公邸、それとオランダ大使館周辺の様子を紹介します。

▲日本とは400年以上の外交関係があるだけに大使館も芝公園の一等地にあります。

芝のここに大使館が移転して来たのは1883年ということですから140年ほど昔のことですね。それ以前は歴史の教科書にもあるように平戸や長崎の出島にあったので、400年の歴史からすれば比較的最近の出来事です。

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オランダ大使公邸のチューリップ

オランダ大使館に隣接するオランダ大使公邸、ここには15,000本以上のチューリップがあり季節になると満開の花を咲かせているそうです。

▲こちらがオランダ大使公邸。

建物自は立教の校長も努めたジェームズ・ガーディナー設計による由緒正しい建物です。これだけでも見る価値があります。

そしてこの公邸の中にチューリップガーデンがあるのです。

▲大使館前の花壇のチューリップ。これは公道に植えられているものなので誰でもいつでも見ることができます。

でも毎年チューリップの咲く日に合わせ大使公邸を一般向けに特別公開してくれているのですが、毎年大混雑になり今までは毎年その行列にめげて諦めていたのです。

▲これは10年くらい前の特別公開日の模様です。

実は大使館まで歩いてすぐなので朝から行ってみたらこんな感じ。
昼近くになり暖
かくなればお花好きのお年寄りでさらに混雑します。

行列を1時間待つのが平気なら、チューリップの季節になったらオランダ大使館のサイトをウォッチして一般特別公開日を確認し、その日の予定を開けて行列に並べばチューリップガーデンを見学することができます。

なお公開日は週末とは限らず、開花予測によっては平日になることもあります。

過去のチューリップガーデンのオンラインツアー

そんな一般向け特別公開、2020年と2021年はそもそも公開が中止でオンラインで代替していました。

オランダ大使館のYouTubeチャンネルはこちらです。

諦めていたチューリップを見ることができるし、あの行列に並ばなくても良いのでこれは本当に朗報です。

配信終了後もYouTubeに録画が公開されていますので見逃した方はこれをどうぞ。

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駐日オランダ王国大使館と大使公邸

大使館の様子をもうちょと詳しく見てみましょう。

▲右に見えるのがオランダの国章です。ただオランダは”王国”なので本当の国章を使えるのは国王だけ。

ここに掲げられているのは政府用の簡略した国章です。

▲てまり坂の角から見たところ。

右側がずっとオランダ大使館です。

▲この門は大使公邸の門です。

▲公邸と大使館事務所への案内板。

奥に大使公邸の建物が見えますね。

▲目の前に東京タワーがそびえる絶好の立地です。

左側に見えるフェンスは芝学園の校庭のものです。

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てまり坂からオランダ大使館へ

オランダは観光での短期滞在ならビザ不要なので、チューリップ・ガーデンの特別公開日を除けば普通の人がオランダ大使館を訪問する機会はあまりないと思います。

神谷町からてまり坂経由でオランダ大使館へ向かう道順の紹介です。

▲神谷町から御成門へ向かい最初の信号「芝学園下」から南側を向くと、坂の上に芝学園(芝中・高)とその向こうに東京タワーが見えます。

この坂道を登ります。

芝学園の校舎と東京タワーがぐっと近づきます。

このT字路を右へ曲がります。

▲芝学園のところを右へ曲がるとまた坂道。

この坂道が「てまり坂」です。

ただ本当の名前は「切通坂」らしく、オランダ大使館から芝学園の前を通り正則高校までの坂道を「切通坂」というようです。

坂の上のセダンが停まっているところがオランダ大使館、その向こうに見える高層ビルは森ビルの「オランダヒルズ」です。

▲てまり坂(切通坂)のコーナー。

この辺りは手まり坂緑地という緑地帯になっています。緑地帯にある赤いオブジェは都庁前広場の赤いアーチも手掛けて彫刻家 井上武吉の作品です。

▲大使公邸の前を通って

▲オランダ大使館の入口です。

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オランダ大使館から東京タワーへ

オランダ大使館から神谷町までそのまま帰ってもいいのですが、せっかくなので東京タワーまで行ってみましょう。

▲オランダ大使館から東京タワーが見える方へ歩いてみましょう。

神谷町から東京タワーへはいろんなルートがあり、私有地を突き抜ける最短コースなんかもありますが、今回は芝公園界隈ののんびりした雰囲気を味わいながらのお散歩コースです。

この写真で左側が芝学園、ちょっと向こうの右側に見えるのが給水所公園です。

▲その給水所公園前からオランダ大使館方面を振り返ったところです。

向こうに見える高層ビルは虎ノ門ヒルズですね。

▲給水所公園は屋上庭園になっていて屋上からは東京タワーが間近に見ることができます。

本当はここでお弁当でも食べれば気持ちいいのですが、今は公園内は飲食禁止なのでひと休みするだけです。

▲さっきの道に戻り、右にカーブしていきます。

ここ、神谷町から東京タワー、それから外苑東通りや赤羽橋などへ抜ける裏道になっていてタクシーの交通量が多いので気を付けたいです。

▲カーブを曲がるとすぐ見えるのが、この纏(まとい)の階段が目を引く建物。

消防関係? と思うとそうではなく、「日鳶会館」という鳶(とび)職の団体のビルです。

江戸時代の火消しは鳶職が主役。その火消しのシンボルが纏ということで、鳶職団体に纏があるんですね。

▲纏のビルを過ぎると今度は左へカーブ。

右に見える高層ビルはオランダヒルズです。カーブミラーの脇の小道を入るとオランダヒルズへ抜けられます。

▲さっきの右カーブからここまで50mくらい。

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▲ここから信号までは平坦な道です。突き当りを右へ曲がると飯倉の交差点ノアビルがあったりしますね。
左へ曲がると東京タワーです。

▲はい、東京タワーです。信号を渡って50mほどで駐車場の入口です。

オランダ大使館からゆっくり歩いても5分です。

毎年恒例のオランダ大使公邸のチューリップ・ガーデン特別公開、今年2022年は7年ぶりの一般公開ということで期待が高まります。

もしオランダ大使館での公開に参加する機会があったら、東京タワーや東麻布方面へ散歩がてら足を延ばしてみるのもどうでしょうか。

駐日オランダ王国大使館

港区 芝公園 3-6-3

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