満開になると都心の超高層ビルの庭が圧巻のピンクに染まる、港区三田の芝桜

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都心の芝桜

桜につづいて見頃になる「芝桜」というと郊外の大きな公園が名所だったりしますが、都心の港区三田、それも第一京浜沿いという思いがけない場所にも芝桜の名所があります。

例年4月の上旬から咲き始めて下旬まで楽しめるのですが2022年はもう満開になっていて、もう少し楽しめそうです。

ここは色がピンクの芝桜で、周辺の高層ビルとのコントラストもまた見どころです。

▲場所は「住友不動産三田ツインビル西館」という43階建ての超高層ビル。その約1ヘクタールある庭園が季節になると芝桜で埋め尽くされます。

この芝桜が咲く庭園は公開空地という扱いなので休日も含め誰でも出入りすることができます。

平日はこのビルや近隣のビジネスパーソンが休憩場所として利用していますし、休日は主に近所の人だと思いますが思い思いに空き地を利用しているので、気兼ねなく楽しめるのがいいですね。

2023年の芝桜の様子や見頃の情報はこちらの記事で紹介しています。

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今が満開の芝桜

2022年の4月はもう中旬。

例年だと4月上旬に咲き始めて長ければ20日過ぎまで残っているのでそろそろ見頃かなと取材に行ってきました。

▲このように芝桜は満開!

目に痛いくらいのピンクです

▲ビルのエントランス側から撮ると、床や天井にピンクの芝桜の景色が反射して幻想的な景色になりますね。

たぶんここの芝桜の一番のビューポイントがビルエントランスからだと思います。

でも感染症予防もあって現在このエントランスは関係者以外立入禁止になっています。こちらから撮影したい場合は関係者にアテンドしてもらうか望遠レンズ付きのカメラで。

▲この庭園部分は2段になっていて、間は通路になっています。▲公開空地のほぼ全景。

左のビルの向こうに芝桜が拡がっていますが階段を挟んだ反対側にも生えています。

向こうに見える不思議な格好をした建物は都庁なども設計した世界的建築家の丹下健三による「クウェート大使館」です。つまり聖坂はすぐ上なんです。

▲ここの芝桜はまだ少なくてこれからが本番みたいですね。

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三田ツインビルと芝桜

芝桜そのものも美しくて見応えがあるのですが、ガラス張りのビルの壁面へのリフレクションも合わせて見るとまた別の美しい姿を見せてくれます。

▲左が三田ツインビル西館のエントランス部分です。そこのガラスにピンクの芝桜が映り込むんですよ。

▲芝桜が生えている部分には立ち入れないんですけど。こうやって本物の芝桜とそのリフレクションを見ているだけでも落ち着きますね。

でもこのビルの向こう側は第一京浜(国道15号)て週末でも多くの自動車が行き交う交通の大動脈、しかもすぐ先は「札の辻交差点」というこれまた交通の要衝があるというロケーションなのです。

▲三田ツインビル西館の敷地に入るとビルのエントランス部分のガラスと向こう側に透ける芝桜など視覚的に楽しめます。いいですねぇこういうロケーションで仕事をしたり住んだりできると。

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庭園へのアクセス

前にも書いたように、この芝桜が咲く庭園は住友不動産三田ツインビル西館の公開空地という扱いになっているので誰でも入れます。ビルそのものはオフィスビルなので立ち入るのには制限がありますが、敷地内はそうした制限はありません。

▲田町側から歩くと見えてくる三田ツインビル西館。第一京浜沿いに十数年前に建った高層ビルで今やこの辺りのランドマークです。その前はこの写真で向こうに見える白い「ザ・イトヤマタワー(糸山タワー)」が良くも悪くも有名でしたね。

このビルの札の辻交差点寄りのすぐ隣には三田の再開発で高層ビルを建設中です。三田の再開発が終わると庭園もビルの谷間感がさらに増すんじゃないでしょうか。

▲けっこうな大企業や有名企業が入るビルですが休日はほとんど人はいません。

▲オデッサの階段みたいなその奥には江戸時代の遺跡があります。
(映画史上で最も有名なあの階段もこれからは「オデーサの階段」になるのでしょうか)

階段の左に芝桜の庭園が拡がっています。

そしてその庭園のさらに奥にはエレベーターがあってそれを使うと聖坂のクウェート大使館のちょっと上に出られます。なお、そのエレベーターも誰でも利用可能です。

▲これは三田ツインビル西館の出入り口なのですが、すでにここから庭園に咲くピンクの芝桜が見えています。

立ち入り禁止エリアのギリギリまで近づいて撮るのが良いかも。手入れが行き届いているビルなのでガラスには汚れが全然ありません。ガラス越しに見てもガラスがないかのようです。

▲念の為ですがここは三田ツインビル西館。東館は山手線の外側で実際にはかなり離れた場所にあります。
(歩道橋を渡ったり遠くの信号を渡ったり実質1kmくらいありそうです)

オフィス街のエアポケットみたいな場所にある芝桜なので知名度は低いかもしれませんが、都内の近場でしかも都心らしいシチュエーションでの芝桜を楽しめるスポットです。

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元和キリシタン遺跡

同じ敷地の大階段の上には江戸時代の「元和キリシタン遺跡」という旧跡があります。

▲例の階段の上に大きな石が見えます

▲元和9年(1623年)に江戸幕府がキリスト教徒50人を処刑した刑場の石がここに運ばれ遺されているようです

▲詳しい解説はここに

三田ツインビル西館へのアクセス

田町か三田が最寄り駅になります。

▲田町か三田の駅から第一京浜に出て品川方面へ歩き札の辻交差点のもう少し品川寄り。徒歩10分くらいです。三田の再開発が終われば ”札の辻交差点から2つ目のビル” と紹介できるんでしょうね。

桜田通りで赤羽橋方面から来たら札の辻で第一京浜を右に曲がってすぐです。

なお三田ツインビル西館にパーキングはありません。正確には時間貸しパーキングはありません。クルマの場合は聖坂の方でコインパーキングを探してエレベーターで庭園に下りるのが良いでしょう。

▲ちなみに札の辻の交差点角には港区の「札の辻スクエア」が2022年4月1日からオープンしています。港区立三田図書館もここなのでこれから利用する方も多いと思います。

隣は「バンダイナムコ 未来研究所」。要するにバンダイナムコの本社ビルですね

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合わせて行きたい

芝桜だけでも見応えあるのですが、せっかくなので近くの名所なども回ってみたいですね。

▲芝桜と一緒に見えていたのがこの「クウェート大使館」。

庭園のエレベーターを使えば徒歩数分と近いです。

クウェート大使館の向かいには 「蟻鱒鳶ル(ありますとんびる)」という、一人で建てているビルがあるのですが今は三田の再開発の影響でその姿を見ることができません。

クウェート大使館から聖坂を下っていくと慶応大学三田キャンパスやラーメン二郎三田本店も近くです。

▲桜田通り沿いの「慶応大学 東門」から慶應大学のキャンパス見学なども楽しいかもしれないですね。

キャンパス内にはイサム・ノグチの彫刻や宇佐美圭司の絵画、そして建物自体などさすが歴史ある伝統校だけあって見どころも多いです。

▲例えばこれは旧図書館です。

1階には誰でも利用できる「八角塔」というカフェがありますし、2階には主に福沢諭吉の足跡をたどる無料の「慶應義塾史展示館」があります。

▲そして東京タワー。

札の辻の交差点から東京タワーに向かう桜田通り沿いには映画などで有名な景色があります。

そうした場所を辿りながら東京タワーまで歩くのも楽しいと思いますよ。東京タワーまで歩くと20分以上かかると思いますが楽しい道のりです。

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都心のビルの谷間の芝桜。2022年はもう少し見頃が続きそうなので週末を使って港区三田の芝桜見学などどうでしょう

週末なら人も少ないので思うように撮影ができると思います。東京タワーや慶応大学と周辺の三田も合わせると楽しさも倍増です

港区三田の芝桜 基本情報

場所 住友不動産三田ツインビル西館
住所 港区三田 3-5-27 住友不動産三田ツインビル西館 公開空地
最寄駅 都営地下鉄 三田駅、田町駅
みごろ 4月上旬〜下旬

 

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