麻布十番納涼まつり
2023年8月26日と27日の週末は4年ぶりとなる「麻布十番納涼まつり」です。
お祭り自体はとても楽しいのですが狭い街に20万人を超える人たちが訪れるので、ちょっと人混みを離れてみたくなるときもあったりします。
そんな場合はお祭りの喧騒からちょっと離れて麻布十番周辺の隠れ家的スポットに足を運んでみてはどうでしょうか。
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元麻布方面
麻布十番のパティオから大黒坂を上っていくと元麻布、そして広尾方面です。
ロックバンド、はっぴいえんどの曲でも知られる暗闇坂と大黒坂の交わるところから韓国大使館などもある仙台坂へ抜ける道の一部が一本松坂と呼ばれています。パティオからほんのちょっと歩いたこの辺りまで来ると麻布十番祭りの喧騒もなくちょっとしたお散歩にぴったりです。
このまま仙台坂方面へ向かうと途中に不思議な形をした高級マンションの元麻布ヒルズ、アルゼンチン大使館、ステンドグラスで有名な安藤記念教会やその向かいのセーラームーンで有名な麻布氷川神社など見どころも多いです。
西町インターと松方ハウス
元麻布ヒルズのちょっと向こう側右側に建つ西町インターナショナル。
元麻布にはインターナショナルスクールがいくつもあるのですが、その中でも戦後すぐに設立された歴史あるインターナショナルスクールですね。
このモダンな校舎の裏手に回ってみましょう。
▲すると20世紀初頭のアメリカの住宅デザインに類似した建物があります。
これは大正10年に明治の元勲松方正義の息子松方正熊の私邸として建てられたもので、西町インターナショナル創立者の松方種子の生家。種子の妹は後のアメリカ駐日大使であるE.ライシャワーの妻になる松方ハルです。
米国人建築家のウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計したこの建物は「松方ハウス」と呼ばれ西町インターナショナルの本部建物として永く使われていて、今は東京都の歴史的建造物にも選定されている由緒ある建物です。
メキシカンカフェ チャチャチャ
西町インターから元麻布の裏道を抜け「がま池」の先へ行くと隠れ家的メキシカンカフェ「ChaChaCha(チャチャチャ)」です。
▲場所はとっても分かりづらいですが昼間はカフェにランチに、夜はメキシカンレストランとして利用できます。
麻布十番まつりへ行く前の時間調整にも良いですし土日は23時まで営業しているので帰りに立ち寄っても楽しいと思います。
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カイカイキキギャラリー
ChaChaChaから麻布中学・高校を過ぎたところに、世界的に知られる現代芸術家、村上隆のギャラリーがあります。
▲名称は「Kaikai Kiki Gallery(カイカイキキギャラリー)」。
頻繁に展覧会が開催されるわけではないのですが2023年の麻布十番まつりの週末だけ展覧会が開催されています。
村上隆の展覧会ではないのですが、せっかくの機会ですし麻布十番まつりの前に訪問してみてはどうでしょうか。
有栖川宮記念公園
ChaChaChaやカイカイキキギャラリーまで行くと、実は目の前は有栖川宮記念公園、通称 ”有栖川公園” です。ここまで来ると広尾の駅まで行って日比谷線や都営バスで帰るという選択肢もでてきます。
▲麻布十番まつりへ向かうのに広尾から有栖川公園を抜けカイカイキキギャラリーやChaChaChaで時間を調整するのも良いでしょう。麻布十番駅の混雑も避けられます。
ナショナル麻布スーパーマーケット
有栖川公園と並ぶ広尾の名所が「ナショナル麻布スーパーマーケット」。
▲都内で人気のスーパーマーケットランキングで2位という有名スーパーです。
でも有名なわりに実際に利用したことがある人は多くないみたいなので、この際ですからエコバッグやピーナツバターなどお土産にするのも良いですね。
年中無休、夜は20時まで営業しています。
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東麻布方面
麻布十番から赤羽橋駅の方に向かうと東麻布一帯です。東麻布でも三丁目は麻布十番まつりと一体化しているので、そこから外れたスポットをみてみます。
ブーランジュリーコメット
中の橋近くのパン屋さん「ブーランジュリーコメット」は、パリの人気店デュ・パン・エ・デジデで修行したオーナーが焼くパンが人気。
日本でデジデのパンを食べたいと思ったら、このコメットで一番近いパンを食べられます。
▲日曜日はお休みなので立ち寄るなら土曜日だけ、時間も夕方5時までです。麻布十番の一の橋交差点から徒歩5分くらいですから麻布十番まつりと併せて行くのが良いです。
LUPOSTO(ルポスト)
ブーランジュリーコメットと同じ中の橋ですが東麻布商店街の中にある街のパン屋さん「LUPOSTO(ルポスト)」。
ここではヤギのミルクを使った珍しいパンが食べられます。
▲ヤギの乳とはいえ臭みがあるわけでもなく、普通に美味しいパンです
こちらは日曜日も営業していますし夜も19時まで営業しています。
日進ワールドデリカテッセン
東麻布を代表するスーパーが「日進ワールドデリカテッセン」。
ナショナル麻布と並ぶ外国人ご用達なスーパーで海外の珍しい食材も普通に並んでいます。また母体が畜産会社なので食肉製品のラインナップと価格では他の追随を許しません。
▲そのためもあって都内で人気のスーパーマーケットランキングで堂々1位の有名スーパーです。
麻布十番からも近く、”麻布十番のスーパー” と紹介されるくらいですから、ちょっと立ち寄ってお土産購入にもぴったりです。
また「コーナースタンド」というホットドッグ専門スタンドが併設されていて、これも非常に人気です。たぶん麻布十番まつりの日はスーパーより「コーナースタンド」の方が混雑すると思います。
でも並んででも食べたい美味しいホットドッグですよ。
年中無休、夜は21時まで営業しています。
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Take Ninagawa
日進ワールドデリカテッセンから東麻布の住宅街に少し入ったところには創立15年で最近新しいビルに移転した現代アート専門のギャラリーTake Ninagawa(タケニナガワ)があります。
大竹伸朗など大御所から国内外の気鋭のアーティストを抱える今注目のギャラリーです。
▲今は創立15周年&移転記念で所属アーティストが集結したグループ展「15」を開催です。
住所は東麻布ですが2丁目なので麻布十番駅が最寄り駅、でも3丁目じゃないので麻布十番まつりには参加しないという絶妙なロケーションです。
麻布十番まつりと併せて訪問するならおすすめのギャラリーです。
なお日月祝日は休廊ですが、それ以外は夜19時まで開いています。
https://azabu-guide.jp/take-ninagawa2
ジャンカルロ東京
麻布十番や東麻布から「狸穴坂(まみあなざか)」を登るとそこは麻布台。今東京で話題の「麻布台ヒルズ」のある場所です。
麻布台ヒルズの開業は11月24日で、まだ店舗も何もありませんが今のところ日本一の高層ビルである森JPタワーなど施設自体はほぼ完成しています。
麻布十番まつりで近くまで来るのですから、話題の麻布台ヒルズの姿も見ておきたいですよね。ランチでも食べながら。
▲日進ワールドデリカテッセンの裏から狸穴坂を登って外苑東通りに出ると目の前に麻布台ヒルズの森JPタワーがそびえ立っています。
そこでロシア大使館の方に行かず反対方向に少し行くとピザの名店「ジャンカルロ東京」です。イタリアでピザの修行をしてきたシェフがイタリアンサイズのピザを焼いてくれます。
しかも通常はディナー営業だけですが土日に限ってはランチ営業も行っていて1,200円で本場そのままのピザランチがいただけます。
テラス席なら麻布台ヒルズを眺めながらのランチになるので話のネタにも事欠きません。
麻布十番まつりを併せて行きたい隠れ家スポットナンバーワンです。
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