麻布台ヒルズ (麻布台プロジェクト)
長く工事中だった森ビルの麻布台プロジェクトの正式名称が「麻布台ヒルズ」となり、そしてその「麻布台ヒルズ」が2023年11月24日(金)に開業しました。
森ビルがこのエリアの再開発を目指し始めてから30年以上、でも実際に工事が始まってからは4年ほどという比較的短時間で完成しました。正しくは一部開業ですがその意味は記事の途中で解説します。
アークヒルズ、愛宕ヒルズ、六本木ヒルズ、表参道ヒルズ、虎ノ門ヒルズと続いてきた森ビルのヒルズシリーズの最新かつ未来形としての再開発が「麻布台ヒルズ」なのです。
▲最新、2023年8月、プレスへのお披露目も終え開業を待つばかりの麻布台ヒルズを六本木ヒルズ屋上展望台から捉えた写真です。麻布台ヒルズ、仙石山森タワー、その向こうに見える虎ノ門ヒルズやステーションタワーなどが一望できます。
この記事では麻布台ヒルズの着工から現在まで、過去に ”麻布台プロジェクト” と呼ばれていた時代に付近で撮影した生々しい写真を使いながらこれまでの建設工事の様子を振り返りつつ、開業した後も五月雨式にオープンしていく店舗や施設の情報を2025年頃までレポートしていく予定です。
あの森ビルの最新プロジェクトがどうなっているのか、東京の新しいスポット麻布台ヒルズがどういうところなのか気になる方、建築モノは何でも気になる方、麻布台のビルは否が応でも目に入るけどなかなか神谷町までは足を延ばせない近隣の方、この記事をブックマークして定期的に訪問してみてください。
PR2024年4月の麻布台ヒルズ
完成の暁には日比谷線神谷町駅と南北線六本木一丁目駅が麻布台ヒルズの中を経由して繋がることになります。今までも歩いて行き来できる距離だったのですがこれからは雨に濡れず済むのがうれしいですね。
階段を上ると尾根道に出られるので、そこから地上を200mくらい歩いて泉屋博古館の脇から泉ガーデンに入れば六本木一丁目駅です。
▲レジデンスB棟の進捗は前回レポートの3月末から2週間で3フロアくらい伸びていました。
このペースだと残り30フロアが積み上がるのが年末か2025年の年明けといったところでしょうか。
開業後の麻布台ヒルズ
麻布台ヒルズが開業し、これまで入れなかったり見られなかった部分へもアクセスできるようになりました。
▲ガーデンプラザの地下の中庭。今までは上から覗き込むだけでしたが、今は中庭に入れるようになっています。
ヘザウィックの特徴的な造形を裏側から見ることができます。
▲森JPタワーの33階に設けられた「スカイロビー」という展望スペース。高さとしては六本木ヒルズの展望台より低い位置ですが広大な空間です。
ただテナント入居者やカフェやダイニングの利用者だけが入場できます。
▲33階のスカイロビーと34階のスカイルームを繋ぐ大階段も見どころです。
年末年始返上で工事を進め3月時点では30階以上までになっています。最終的には高さ263mの64階建てになるので、高さで言えばおおよそ半分までというところでしょう。人間、死ぬ気で頑張れば何とかなるという見本ですね。
▲すでに完成しているレジデンスA棟は高さ237mの54階建てなので、2024年の夏ころ高さではレジデンスAを抜くのではないでしょうか。
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とうとう開業した麻布台ヒルズ
2023年11月24日(木)に麻布台ヒルズが開業しました。
▲森JPタワーの低層階は「TOWER PLAZA」という名称です。
日本ではちょっと他では見られない斬新なデザイン。
▲森JPタワー前の奈良美智のパブリックアート《東京の森の子》も間近で見られます。
他にもパブリックアートがいくつか展示されているので、別記事でまとめて紹介します。
これまでは遠くからしか見られなかったのですが、こうやって真下から見上げるとこれも斬新。
ここから今見えている景色がこの時点での完成形ですね。
麻布台ヒルズへのアクセス
開業時点での麻布台ヒルズへのアクセス方法は2つ。
▲神谷町の駅から直結するガーデンプラザA(GARDEN PLAZA A)の地下は「駅前広場」という名の広大な空間。
ここを突き抜けるセントラルウォーク(Central Walk)というまさに中央通路を使ってガーデンプラザBやC、そして森JPタワー方面へ移動します。
右の仮囲いされているところは麻布台ヒルズマーケットで2024年1月にオープン予定だそうです。
エスカレーターを上がると森JPタワーのTOWER PLAZE 2階にアクセスできます。
飯倉片町の交差点から200mくらい。六本木の駅から徒歩10分ちょっとということになります。
渋谷駅から都営バスの渋88系統に乗って「麻布台ヒルズ前」で降りればほぼ直結です。
また、地下鉄の六本木一丁目駅とも地下通路で結ばれるようになるはずですが現時点では供用開始時期についてはよく分かりません。でも六本木一丁目駅とは徒歩数分で行き来できる距離です。
(麻布台ヒルズのどのエリアを目的地とするかによってルート、時間が大きく変わります)
▲麻布台ヒルズを目的に訪問しても良いですし、逆に麻布台ヒルズを拠点に周辺を探索するのも楽しいです。
今まで観光地、行楽地としては東京タワーくらいしかありませんでしたが、ガラッと街の様相や性格が変わりそうです。
開業日の麻布台ヒルズ
麻布台ヒルズはずっと周囲から観察、記録してきて、内見会にもご招待いただいたのですが、開業日にも一般客として普通に訪問してみました。
▲京都嵐山発祥の世界的にも有名な「%アラビカコーヒー」が東京へ初出店。麻布台ヒルズにはその%Arabica Coffeeが2店も同時オープン。この写真はガーデンプラザAの店舗の方です。
▲2024年2月上旬に開館予定の「地図のないミュージアム」。もともとチームラボがお台場で手がけていたアートっぽい作品をこちらに移転してくるのだそうです。
この写真、テキストと合成したように見えますが合成でも何でもなく、本当にこのように見えるのがスゴイです。
森JPタワー前の「中央広場」で開業の最初の週末に世界からパフォーマーが集結して大道芸を披露するみたいです。
レジデンスB棟
麻布台ヒルズの案内図からレジデンスBという名が消え、 ”建設中” としか言及されなくなっているレジデンスB棟。
建設を手がける三井住友建設の身売り話にまで発展している大炎上案件が気になる建築クラスタの方も多いみたいです。
▲3週間前に同じ場所から見たときより2フロア分進んでいます。
そして組み上げた分が1フロア。つまり1週間で1フロアづつという進捗です。
これなら1年後に64階という目標もなんとかなりそうですね。
PR開業3週間前の麻布台ヒルズ
11月に入り24日の開業まで残りわずか。工事も最後の追い込み中です。
レジデンス棟の左下には六本木ヒルズの森タワーが見えます。
▲森JPタワー前の奈良美智のパブリックアート《東京の森の子》もよく見えます。
これで青森県立美術館まで行かなくても済みますね。
手前の人物と比べるとその大きさがわかると思います。
▲ガーデンプラスにオープンするのは「麻布台ヒルズマーケット」。
ここは2024年1月下旬オープン予定です。開業時には外観だけ工事を終わらせておき、オープンまでの3ヶ月で内装工事などを進めるのでしょう。
日々の食材から高級食材までバラエティ豊かに揃いそうなので普段使いできるマーケットになって欲しいですね。
海外の高級レジデンスのエントランスみたいな感じですね。
▲レジデンスA棟にはラグジュアリーホテル「アマン」の姉妹ブランド「ジャヌ(JANU)」が入ります。
こちらは2023年12月22日から営業開始だそうです。
▲麻布台ヒルズが話題になるたびに登場するレジデンスB棟。工事のミスで完成が年単位で遅延していることで有名です。
5階部分までは進んでいるみたいですが、素人目にいつ見ても高さが変わらなくて、大丈夫かなぁと心配です。
開業に向けて準備が進む麻布台ヒルズ
ビルや道路などはほぼ完成し、9月以降は内装や入居するテナントの準備が進んでいます。
▲森JPタワーは夜になっても灯りが点っていて、たぶん内装工事の最終段階なのではないでしょうか。
ガーデンプラザもほぼ完成ですね。
ここに設置される予定のパブリックアート、奈良美智(なら・よしとも)の「東京の森の子」も設置自体は済んでいるようです。
まだ覆いがかけられ作品自体を目にすることができません。
▲東京タワーが間近に見えたり、やはり東京の新名所になりそうな麻布台ヒルズです。
▲これはガーデンプラザ内のエレベーターですが、この曲線を多用したデザイン。
たぶんトーマス・ヘザウィックはこんな細かいところまでデザインに加わっているのでしょう。
建築工事が進むレジデンスB棟
森JPタワー、レジデンスA棟それにガーデンプラザはほぼ完成しているのですが、三井住友建設が担当している麻布通りに面するレジデンスB棟は工事が大幅に遅れていています。ここ半年くらい、素人目にも進んでいない(ビルが高くなっていない)ことがひと目で分かるほど。▲でも夏の間に少し工事が進んでいるようです。
8月までは3階くらいまでしか進んでいませんでしたが、9月も下旬になると4階くらいまで進んでいるようです。最終的には64階建ての超高層タワーマンションになるはずですから、あと60階分。2年くらいかかりそうです、
▲隣の地下へ通じるトンネルはずいぶん前に完成していますが、内部の工事はあまり進んでいないようです。森ビルも建設会社も気が気でないでしょうね。
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神谷町駅と直結する麻布台ヒルズ
日比谷線神谷町駅に麻布台ヒルズと直結する5番出口が新設され、通行できるようになっていました。
神谷町駅5番出口
写真で右側、六本木駅寄りに5番出口が新設されていることがわかります。
▲1番ホーム(中目黒行き)六本木寄りの階段とエスカレーター。飯倉方面改札の出口として1番2番に加え、5番が追加されていることが分かります。あまりにさり気ないので見落としてしまいそう。
なお2番ホームは今まで通りです。
神谷町駅から麻布台ヒルズへ
▲1番ホーム先端の階段を上がったところには改札が新設されています。
この改札を出て左へ行けば麻布台ヒルズです。右へ回り込んで1番出口を出ると東京タワーへのアクセスが簡単です。
▲写真で左側に見えるのが今までの飯倉方面改札、右の改札が新設された改札です。
▲飯倉方面改札から桜麻台ヒルズへ続く通路が通れるようになっています。
2番出口から出るのと何が違うかというと、麻布台ヒルズを経由するとエスカレーターやエレベーターで地上へ出られることですね。
▲今のところ工事関係者の姿ばかりですが、一般の人が利用しても問題ありません。
たぶん麻布台ヒルズが開業すればこの通路を使って六本木一丁目駅まで通り抜けられるようになるのだと思います。
神谷町駅5番出口とガーデンプラザ
▲麻布台ヒルズのガーデンプラザAの地階です。今は工事中なので工事関係者以外は立入禁止です。
でもあの特徴的なデザインのガーデンプラザの内部をひと足早く見ることができますよ。
ベビーカーや車椅子はこのエスカレーターの裏にあるエレベーターが利用できます。
ドアが閉まっているように見えますが自動ドアです。桜田通りや桜麻通りからこのドアを入れば神谷町駅です。
今まで2番出口は階段だけでしたからベビーカーや車椅子の人にとってはかなり便利になったと思います。
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道路が開通した7月24日
2023年7月24日(月)11時、麻布台ヒルズを貫く幹線道路が開通しました。
通りの名称は「桜麻通り(さくら・あさ・どおり)」。桜田通りと麻布通りを繋ぐので桜麻通り、そのまんまですね。
桜田通り側交差点
▲麻布台ヒルズを貫通し桜田通り(国道1号線)と麻布通りを結ぶ桜麻通り(幹線道路2号)。その桜田通り側の交差点です。
まだ交差点の名前は決まっていないみたいです。
上り方向(左側の車道)は3車線に見えますが信号のすぐ先で2車線に減ります。下り方向はずっと2車線。
麻布通り側交差点
右奥に見えるのがレジデンスA棟。写真右端は完成が2年くらい遅れそうなレジデンスB棟の建築現場です。工事のため歩道が狭くなっているので歩行者は反対側の歩道(写真で左側)を歩くよう誘導されていました。
麻布通りとの交差点は信号がありません。
・麻布台ヒルズ側からは左折のみ(麻布通りを飯倉片町方面へ)
・麻布台ヒルズ側から出て首都高の飯倉入り口を利用することはできません
・麻布台通りの六本木二丁目、六本木麻布通り交差点方面から来た場合だけ麻布台ヒルズへ入れます
・麻布通りの飯倉片町方面から来た場合、麻布台ヒルズへ直接入ることはできません(六本木麻布通り交差点でUターン)
外苑東通り側交差点
▲麻布台ヒルズと外務省飯倉公館との間から入る幹線道路1号も開通し、外苑東通りとの交差点の信号も稼働しています。
▲写真右が麻布台ヒルズの森JPタワー、突き当りがレジデンスA棟、左が外務省飯倉公館です。
▲これは幹線道路1号から外苑東通りとの交差点方面を見たところ。
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幹線道路1号
幹線道路1号は外苑東通りと仙石山、アークヒルズを結んでいます。途中で幹線道路2号である桜麻通りと交差します。▲桜麻通りとの交差点の手前辺りの風景。
左側に優雅な曲線を多用したトーマス・ヘザウィックのガーデンプラザとレジデンスA棟、右に森JPタワー、そしてその間から東京タワーが優雅な姿を覗かせているという絵になる風景です。
でもまだいろいろ工事が行われているようです。
桜麻通り(幹線道路2号)
桜麻通りを桜田通り側から歩いてみました。
桜麻通りと桜田通りの交差点角に建っています。
この建物がうねうねと仙石山の大けやき広場手前まで続いています。
これは再開発以前の地形を考えれば納得ですね。
結構な坂道だということが分かりますね。
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麻布台ヒルズの内部
幹線道路の開通に伴い麻布台ヒルズの敷地内に入れるようになったので、レイアウトなどがだいぶ分かってきました。
▲だいぶ前から完成していたお隣の西久保八幡神社との連絡通路が通行できるようになっています。
▲森JPタワー前のアリーナも工事の仮囲いが取れて内部の様子がよく見えるようになりました。
絶賛工事中なので邪魔にならないよう遠くから見学です。
ただ全部の案内板が完成しているわけではないみたいです。
▲案内板やサイネージの角は大きなR(丸み)が付けらていました。石のようなオブジェもR付き。花壇も大きなRが付いています。
これはトーマス・ヘザウィックがデザインした曲線が多用されたガーデンプラザとトーンを合わせているのだと思います。こんな細部まで拘っているのですね。
落合坂と三年坂
麻布台ヒルズの再開発に伴い消滅したと思っていた坂道が復活しているかもしれません。
▲霊友会の建物の裏を通るこの道路。位置的にかつての「落合坂(おちあいざか)」です。
桜田通り側(手前)から続く道路ですがその先はトンネルになっています。そのまま地下駐車場にでもなってしまうのか、それともまっすぐ抜けて麻布通りに出られるのか、見守りたいと思います。
もしかしたら幹線道路2号との間に「稲荷坂(いなりざか)」も復活するかもしれませんね。
▲霊友会の建物の裏を通る小道も7月24日から通れるようになっています。
この写真で突き当りのところから「三年坂(さんねんざか)」があるのですがまだ工事中と通れません。でも三年坂自体は復活するようです。
三年坂を使えば外苑東通りから落合坂まで歩いて下れるので、麻布台や東麻布方面から神谷町駅や六本木一丁目駅を利用するのに便利です(自動車は通れません)。
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麻布台ヒルズとは
森ビルが手掛けた最新の複合商業施設で、店舗、ホテル、オフィス、住宅など人がそこで都市生活を営めるよう設計されているそうです。
麻布台の、これまでは古くからの個人住宅が建ち並んでいた一帯を再開発したものです。
外苑東通りに面し向かいはロシア大使館となるA街区は麻布台ヒルズの南端。また暫定的ですが日本一となる超高層ビル「森JPタワー」が建つのもA街区です。
超高層ビルはもう2棟が建つ予定で、そこがB街区と呼ばれる西端のエリア。麻布通りの行合坂に面しています。またB街区の南側は麻布小学校や外務省飯倉公館。北側は六本木ファーストビルや仙石山森タワー(どちらも森ビル)に隣接します。
ちなみに高層ビルは建築家シーザー・ペリ氏で知られるPCPA(米国)によるもの。この辺りにはアメリカン・クラブ、仙石山森タワー、愛宕グルーンヒルズとシーザー・ペリ/PCPA設計のビルが建ち並ぶことになります。

▲そして神谷町側、桜田通りに沿ったC街区。麻布台ヒルズの東端部分に位置します。
ここには低層の商業施設や広場に文化施設などが入る予定です。このエリアのデザインはロンドンオリンピックの聖火台を手掛けたトーマス・ヘザウィック氏(英国)によるもの。麻布台ヒルズの見どころの一つになりそうです。
麻布台ヒルズのビルと施設
麻布台ヒルズのサイトが一部公開され、それぞれのビルや建物の名称がアナウンスされています。
森JPタワー : 高層階にはアマンレジデンスも入るA街区のオフィスビル、330m
レジデンス A : 低層階にジャヌ東京が入るB街区のマンション、240m
レジデンス B : B街区のマンション、270m
ガーデンプラザ : C街区の複合施設
今後記事に追記する際はこらら名称を使用します。

また麻布台ヒルズに入居する施設は次のとおりです。
・アマンレジデンス(マンション)。A街区 森JPタワー
・ジャヌ東京(ラグジュアリーホテル)。B街区 レジデンス A棟
・デジタルアートミュージアム:チームラボ ボーダレス。C街区
・慶應大学 予防医療センター。A街区 森JPタワー
・インターナショナルスクール(The British School in Tokyo)。A街区 森JPタワー
・フードマーケット。A/B/C街区
こうした施設が2023年に東京の都心に新しく出現します。それに先駆け定点観測になるよう麻布台ヒルズの周辺や六本木ヒルズの屋上展望台スカイデッキなど、なるべく同じ場所から撮影した写真を集めてみました。
ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築
麻布台ヒルズの低層エリア「ガーデンプラザ」の建築デザインをてがけた英国のデザイナー、トーマス・ヘザウィックが主宰するデザイン集団「ヘザウィック・スタジオ」の展覧会「ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築」が2023年3月17日(金)から6月4日(日)まで、六本木ヒルズの屋内展望台 東京シティービューで開催されていました。

▲この写真はヘザウィック・スタジオが手掛けた「VESSELL」という蜂の巣のような複雑な形状をした展望台。ニューヨークのハドソン・ヤード再開発で誕生したシンボリックな建築物です。
麻布台ヒルズのガーデンプラザもかなり斬新で近未来的なデザイン、完成の暁には一般的にも大きな話題を呼びそうですが、2023年秋の公開前にまずトーマス・ヘザウィックのデザイン展をということなのでしょう。
会場の東京シティービューは六本木ヒルズ52Fの屋内展望台内ですので、まず展望台から彼らの最新プロジェクトである麻布台ヒルズのガーデンプラザを見下ろし、それからヘザウィック・スタジオの過去のプロジェクトを振り返るという構成になっていました。
(ガーデンプラザはレジデンス A棟と森JPタワーの間に見えます)
麻布台ヒルズの模型もあって現地を歩き回るより簡単に麻布台ヒルズの全容を把握できる展覧会でした。
展覧会の様子などはこちらの記事で詳しく紹介しています。
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幹線道路は2023年7月24日開通
麻布台ヒルズを貫く幹線道路の開通が7月24日(月)に決まりました。開通は午前11時からの予定です。
▲区道としては廃止された三年坂も復活して通れるようになります。たぶん以前と同じく歩行者専用だと思いますが。
復活した三年坂と消え去った他の坂道についてはこちらの記事をどうぞ。
▲桜田通りと麻布通りを結ぶのが幹線道路2号。たぶん、開通後はもっとオシャレな通称が付けられると思うのですが、とりあえず幹線道路2号と書いておきます。
▲それに伴って取付道路の整備が進んでいます。これは歩道橋から神谷町の交差点を見たところ。
桜田通りの上り(飯倉の交差点から神谷町方面)は麻布台ヒルズの少し手前から一番左の車線が左折専用になるみたいです。
麻布台ヒルズから桜田通りを上り方面へ左折すると一瞬3車線ですがすぐに合流して本来に2車線になりるようです。
桜田通りの下り(写真で右。飯倉方面)は麻布台ヒルズへの右折レーンが新設されるようです。今まで桜田通りを工事していたのはそのための拡幅工事だったんですね。
この辺りの桜田通りは実質2車線でしたから、専用レーンが出来るなら麻布台ヒルズが開業してもクルマの流れにはあまり影響がないかもしれないですね。でも混雑時には神谷町の交差点で詰まるかな?
▲まだ夜のガーデンプラザは街灯くらいしか点いていなくて寂しいものですが、開業すればもっともっと華やかになるはずです。
▲外苑東通りから入る幹線道路1号のところも右折レーンができています。飯倉の交差点から飯倉片町方向へ進むと右折レーンが現れます。
▲ただ幹線道路は開通しますけど、麻布台ヒルズとしては開業に向けての工事が進みます。
▲逆に道路は通れるけど施設は未開業ということで、素の建築物を見物できる良いチャンスかもしれません。
▲麻布台ヒルズは日比谷線の神谷町駅と直結するので、その連絡通路も完成しています。ただこの通路を通って麻布台ヒルズ経由で六本木一丁目駅まで繋がるのはもうちょっと先になるみたいです。
神谷町駅の麻布台ヒルズ側はホームの端から上がり増設された改札(写真でカバーがかけられている)からも出られるよう改修工事が行われています。現状のエスカレーターと階段だけでは容量が不足するので動線を一本増やすということみたいです。
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2023年7月上旬
2023年6月30日でA街区、C-1街区、C-2街区、C-4街区の建築工事が完了しました。
再開発組合から完了公告が出ているので確かです。
さらに、桜田通りを跨ぐ歩道橋の共用も開始されていますし、森JPタワーの竣工式も近日中に行われるようです。
▲麻布台ヒルズを横切る幹線道路2号を桜田通り側から見たところ。
供用が開始されれば反対側の麻布通りと繋がります。麻布台ヒルズの地下を通れば神谷町駅と六本木一丁目駅の間を雨に濡れずに行き来ができるようになるはずです。
また駐車禁止、制限速度40Kmの道路標識は公安委員会(警察)が設置したものであることに注意。ここが公道である証拠です。
▲こちらはC街区を抜けて麻布台ヒルズの中央広場へ通じる道路です。以前の落合坂に変わる道路かもしれません。麻布通りには抜けられませんが。
Uターン禁止、制限時速15Kmの道路標識が公式なものでないことに注意です。ここは私道扱いなんですね。
このように建設工事は完了、道路も完成。あとは森JPタワーの竣工式を以て道路の供用開始といったところですね。
歩道橋は供用開始
桜田通りを全く歩道橋を掛け直していましたが、その歩道橋は既に供用開始となっています。
工事関係者以外の一般の人でも通行可能になっています。
飯倉の交差点側に階段があります。
今はまだオランダヒルズには入れませんが、すぐにオランダヒルズ直結(階段を登って右)になると思います。
こちら側はまだ工事の囲いの中にあって一見一般開放されていないように見えますが、ちゃんと通路も出来ていて誰でも利用可能です。
ガーデンプラザが開業すればガーデンプラザBの2階と連結するようになるはずです。
▲以前の歩道橋がかなり古かったので新しくなって嬉しいですね。
あと位置的には以前より50mほど飯倉交差点寄りになっています。
麻布台ヒルズとオランダヒルズがこの歩道橋(ペデストリアンデッキ)で直結したので、麻布台ヒルズ〜歩道橋〜オランダヒルズ2階と歩いて行けば東京タワーもすぐ近くです。
東京ヒルズ観光と麻布台ヒルズの見学がいっぺんにできます。
▲歩道橋の上からも麻布台ヒルズのガーデンプラザAがよく見えます。
▲歩道橋から神谷町の交差点方面を見たところ。左が麻布台ヒルズ、右がオランダヒルズです。
正面にノアビルがその威容を誇っています。この歩道橋、これから格好のフォトスポットになりそうです。
この桜通り沿い、飯倉の交差点を右に行った外苑東通り沿いには麻布台ヒルズの開発に巻き込まれなかった名店が揃っているので、麻布台ヒルズ見学と併せてどうぞ。
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竣工式も近い森JPタワー
ガーデンプラザのあるC街区の建設工事も完成、森JPタワーを中心にしたA街区も完成したことで竣工式が執り行われるようです。
▲7月2日、森JPタワーの玄関にA街区とC街区の「竣工式会場」という看板が出ていました。
7月3日(月)に竣工式が行われ、森ビルからも竣工した旨のニュースリリースが出ました。
▲同じ森JPタワーの巨大な「AZABUDAI HILLS (麻布台ヒルズ)」のサイン。
やはり森JPタワーが麻布台ヒルズのシンボル、中心という位置づけになるのでしょうか。
▲森JPタワーの商業エリアは「TOWER PLAZA」という名称になるみたいですね。
六本木の駅から来るとこの風景が麻布台ヒルズをイメージ付けるのかもしれません。
でも、よく考えてみると六本木の駅から外苑東通りを歩くすると飯倉片町の交差点を渡らないといけないのですが麻布台ヒルズ側(東京タワーに向かって左)は横断歩道がなくて地下通路を利用することになります。あの地下通路を観光客に渡らせるのはちょっとイメージダウンかも。それまでに地下通路を改修するのかもしれませんが。
▲麻布台ヒルズの最寄り駅は近い順に神谷町駅、六本木一丁目駅、六本木駅ですが、どの駅からアプローチするかによってだいぶ印象が変わりそうです。
クルマで訪問する場合の入り口は麻布通り、外苑東通り、桜田通りどこからも入れますから、遠方からの人にとっては細かい道順を考えなくて良くてこれもやはり便利そうです。
▲外務省外交史料館との間の幹線道路1号。
この先で少しくねって幹線道路2号に接続します。
▲茶色い建物はかつての麻布郵便局レスペクトの建物でインターナショナルが入るという噂です。
森JPタワーの東京タワー側に寄り添うように建っています。
建物が出来たのですぐにでも、もしかしたら新学期の9月に開校? かということ、たぶんそれは無理みたいです。
▲この左側がインターナショナルのたぶん体育館なのですが、こちらはまだ工事中ですから。
そしてこの写真の突き当り、実は「三年坂」です。
見たところ、消滅したと思っていた三年坂が残っているようで。向かいの稲荷坂はさすがに消滅したようですが、麻布台ヒルズが開業すればこの三年坂も新しい姿を見せてくれるのではないでしょうか、楽しみです。
PR2023年6月下旬
2023年の6月も下旬になると一気に完成に近づいてきました。
▲森JPタワー、ジャヌ東京(ホテル)、ミュージアムなどはの案内標識も出来上がっています。
▲神谷町寄りがGARDEN PLAZA Aで、そこから飯倉の方へGARDEN PLAZA B、Cと続くようです。西久保八幡神社の隣がGARDEN PLAZA Dでした。
▲あとは仮囲いを撤去してきれいにすればほぼ完成ということろかも。
▲予定では工事自体は6月30日で完了するみたいで、このあたりは最後の追い込み作業中。
▲仙石山へ続くGARDEN PLAZA Aもすっかりきれいになっています。
この信号機から麻布通りへ通じる道路が「幹線道路2号」。外苑東通りと並行することになります。
この状況からすつと、もしかしたら7月になれば一般の人も通行できるようになるのかも。
▲これまで桜田通り(国道1号)のオランダヒルズから神谷町の交差点にかけては中央分離帯がありませんでした。
でも麻布台ヒルズの開業と新しい信号機の設置に合わせて中央分離帯が新設されるようです。
これまで歩行者はクルマの切れ目に合わせて簡単に横断出来ていたのですが、これからは信号に従って桜田通りを横断するしかないですね。ローカルたちにとってはかなり不便になります。
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2023年6月中旬
2023年の6月、梅雨の合間の晴れた日の様子です。
外苑東通りに面した森JPタワー、桜田通り沿いのガーデンプラザ、レジデンスA棟などは外装はほぼ終わって、内装や取り付け設備などの工事がメインになっているみたいです。
▲仮囲いも低いものに取り替えられ、以前より内部の様子がうかがい知れるようになっています。
街灯や案内板らしきものの設置工事も進んでいるのが分かるようになってきました。
▲ラグビーのゴールポストのように2本立っている柱は信号機です。
桜田通り側の出入口に信号機が設置されるようです。
飯倉の交差点から神谷町の交差点の間のわずかな距離に既存の信号も含め2つも信号機ができるわけです。外苑東通りの方も飯倉交差点から飯倉片町の交差点までの間に、やはり既存も含め2つ信号ができます。
通勤時間帯とか桜田通りも外苑東通りも渋滞するんじゃないでしょうか。とっても心配なところです。
▲オランダヒルズと結ぶ連絡橋兼歩道橋も階段部分が完成しているみたいです。
以前の歩道橋とは階段の方向が異なっています。
▲麻布通りに面したレジデンスB棟(手前)。順調に工事が進んでいる・・・
▲順調に工事が進んでいると思いきや、高さだけみると全然進んでないようにも見えます。1ヶ月で1階分しか伸びていません。
建築計画によるとレジデンスB棟の工事完了は2024年6月30日。マンションですから、それからさらに内装工事にも手間をかけて、結局B棟のオープンは2024年度内に間に合うかどうか、実際にはそれ以降でしょうね。
一部報道によると初期の段階で施工ミスがあってスケジュールが洒落にならないほど大幅遅延しているそうです。
▲その代わり麻布台ヒルズの中を通る幹線道路2号は工事が順調に進んでいます。
舗装や道路標識も完成しているようですし、奥の方には信号機が設置されているのも分かります。
この道路は麻布通りと桜田通りを結ぶものになるようで、以前の落合坂にあたるものでしょう。また上手く写真が撮れていませんが三年坂も坂道自体は残っているので、再開発工事が完了した際には復活するかもしれません。
トーマス・ヘザウィックの曲線を多用した建物がここまで続いているのが分かると思います。
▲さらにA街区の森JPタワーの前まで続いています。かなり長大な建物です。
これ、もしかしたら桜田通りから麻布通りまで続く道路沿い全部がトーマス・ヘザウィックの建物が続くことになるのでしょうか。
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2023年4月末
▲神谷町の駅に近いこの部分はエスカレーターでも設置するのかと思ったら階段でした。
斜面への植樹も進んでいます。
▲麻布台ヒルズのシンボリックな建物になりそうなこれも外装はほぼ完成でしょうか。周辺の取り付け工事が行われています。
▲最近の大きな動きはこれ。麻布台ヒルズとオランダヒルズがペデストリアンデッキで繋がりました!
もちろんまだ実際の通行はできませんが、天下の国道1号線をまたぐペデストリアンデッキを作ってしまうとは森ビル恐るべし。
▲以前は歩道橋で行き来していましたがこれからはこのペデストリアンデッキで行き来するようになるんですねぇ。もっとも歩道橋を使わず桜田通りを横断するローカルの数は減らないと思いますが。
▲ヘザウィック・スタジオによるこの有機的な建物、下の方は桜田通り(国道1号)から、上は仙石山の大けやき広場までかと思っていました。
▲ところが建物の先端はさらに伸びて森JPタワーの方まで続いていました。もしかしたらレジデンス棟まで続くのかもしれません。これは完成してみないと分からないですね。
▲これは麻布通り側のレジデンスB棟。あまり進捗が良くないのかも。1ヶ月で1階分しか伸びていませんね。
奥が見えないほど深く、長い地下通路です。麻布台ヒルズの地下にはかなり広大な地下スペースができるのかもしれません。麻布台ヒルズといっても中央部は窪地でしたから地形を生かして地下スペースを作ったのか、それよりさらに深い場所にスペースを作ったのか。これも完成が楽しみな部分です。
▲麻布台ヒルズ 森JPタワーの外苑東通り沿いの玄関になる部分でしょうか。
森JPタワーがセットバックし、低層階の建物が取り囲むような構造になっているようで、これも完成が楽しみですね。
都営バスの「麻布台」停留所も屋根付きの新しいバス停ができるようです。渋谷行きが停まる飯倉ヒルズ前のバス停も新しくなると期待したいです。
▲麻布台ヒルズは旧麻布郵便局の敷地も使っています。つまり「森JPタワー」のJPは”Japan Post”です。
以前の麻布郵便局を模した建物も森JPタワーの飯倉交差点側にほぼ完成。どうみてもここに麻布郵便局が戻って来るのでしょう。
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2023年4月
C街区の桜田通りから見える部分の工事は進捗が目に見えるように進んでいます。
▲どんどん進んでいますね。
▲写真右の畝っているエリアはどういう形態になるんだろうと思っていたら、植栽が行われていました。
畝った庭園のようになるのでしょうか。ヘザウィック展で過去のプロジェクトを観てしまうと、麻布台ヒルズも最終的にどうなるのか想像もつきません。楽しみです。
2023年3月
▲2023年3月17日、六本木ヒルズ東京シティビューで「ヘザウィック・スタジオ展」開幕日に東京シティビューから見た麻布台ヒルズです。
11月の開業を控え特にC街区の工事が急ピッチで進んでいます。
▲イギリスのデザイナー、トーマス・ヘザウィックの手になるガーデンプラザの建物。
ガラス窓が入れられました。
▲神谷町寄りの建物。ここがいつも多くの作業員が取り付いて工事をしているのですが、なかなか進捗が見えない感じです。
▲神谷町から仙石山森タワーの方へ坂道を登ると坂の上までガーデンプラザの特徴的な建物が続いています。
C街区の端にはもともとここにあった大養寺というお寺が改築され、納骨堂が新設されるようです。
▲C街区のたぶんこの辺りが終端。警備員さんが立っている先に道路が続き、左右にガーデンプラザの建物が連なっています。
この写真は仙石山の大けやき広場の前から撮ったものです。向こうに見える東京タワーと合わせると凡その位置関係が分かると思います。
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▲大けやき広場から見た森JPタワー(左)とレジデンスA(右)。
低層階の工事が進みこれからもっと姿を見せてくるだろうと思います。
右端のビルは住友不動産の六本木ビュータワーというマンション。六本木一丁目は住友なので森ビルでも再開発に引き込めなかったのでしょう。
▲森JPタワーのメインエントランス前には大屋根が付くようです。
そして低層部の建物が森JPタワーにヒック付くほど近接して建っています。
▲レジデンスB棟も立ち上がってきました。でもこちらは2023年は無理でしょうね。もうしばらく工事が続くと思います。
森JPタワーの隣に建つレジデンスA棟が240mなのに対し、このレジデンスB棟はそれより高い270mになるそうです。
このレジデンスB棟は麻布通りに面していて六本木一丁目の駅も近いので、クルマでも電車でもアクセスは一番良いかもしれないです。
▲これは外苑東通り沿い。外務省外交史料館の脇には麻布台ヒルズの出入り口と信号機が付きます。
飯倉の交差点から飯倉片町交差点までの短い距離の間に、ロシア大使館前とここの2ヶ所も信号が出来たら渋滞しそうでイヤだなぁと感じます。
▲そして同じ日に六本木ヒルズから。こうやって遠目で見ると、ほとんど出来ているじゃんと思いますが、近くに行くとまだまだ完成には遠いぞという感じです。
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2023年2月
開業を控え特にC街区の工事が急ピッチで進んでいます。
▲イギリスのデザイナー、トーマス・ヘザウィックの手になるガーデンプラザの建物。
有機的な曲線が入り組んだ形状で工事も大変そう。でもここまで出来上がると後は普通の建築と同じように進めればいいのかなという気がします。
▲神谷町側から見ると複雑な形状ですが飯倉側や隣の西久保八幡神社から見る姿は直線的。ただ屋根の形状はやはり有機的に畝っています。
▲神谷町寄りの建物。これも桜田通り沿いの部分は複雑な形状をしていて、完成形がちょっと想像できません。
▲ただガーデンプラザの奥の方はその形状が分かるくらいに工事が進んでいます。3月から六本木ヒルズの東京シティビューでヘザウィック・スタジオ展が始まりますが、その頃にはもっと完成に近づいているのでしょう。
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2023年1月下旬
▲2023年1月下旬。A街区の超高層ビル、森JPタワー屋上のクレーンが撤去されています。
ほぼほぼ完成してあとは内装工事だけですね。
2023年1月
開業を秋に控える2023年元旦の麻布台ヒルズの様子です。
▲年末と元旦じゃほとんど変わりないだろうと思いきや。よく見ると屋上のクレーンの向きが変わっています。
写真では右から東京タワー、麻布台ヒルズのオフィス棟、その後ろにはオランダヒルズが隠れています。さらに麻布台ヒルズの左に愛宕グリーンヒルズ、麻布台ヒルズのレジデンス棟(クレーンが乗ってる)、仙石山森タワー、虎ノ門ヒルズと森ビル関連の超高層ビルが軒を連ねています。
2022年12月
開業を翌2023年に控えた麻布台ヒルズの2022年末の様子です。
▲これまで「麻布台プロジェクト」という仮の名前で呼ばれていましたが、誰もが ”結局は麻布台ヒルズ” になるはずと思っていたその通りの名称になりました。麻布台という地名自体は全国的にはマイナーですが、これからは全国のおじいちゃん、おばあんちゃんからヤンキーまで「麻布」「麻布台」という名前が浸透していきますね。
日本一の高さになった(暫定的)A街区のビルはほぼ完成、左隣にはラグジュアリーホテル「ジャヌ東京」も入るB街区のレジデンス棟が急ピッチでその完成を急いでいます。
高層棟
遠目に見た感じだと、A街区のオフィス棟は外装はほぼ終わり今は内装工事中。
B街区のレジデンス棟は1棟が建築工事真っ最中、本当に住居部分の入居は2023年に間に合うの!? という感じです。
▲左がA街区のオフィス棟、真ん中に見えるのがB街区のレジデンス棟(低層がホテルのジャヌ東京)。右の白いビルは同じ森ビルの「オランダヒルズ」です。
オフィス棟の最上部は「アマン レジデンス東京」。高級ラグジュアリーホテルの「アマン」が運営するマンションで、外装からして他の部分と違っていますし他の階より長く工事をしていました。丁寧な工事をしていたのでしょう。
低層棟
低層棟はトーマス・ヘザウィックとヘザウィック・スタジオによるもの。
▲麻布台ヒルズの完成予想図にばんばん出てくるこの建物は絶賛工事中。
イラストで見るのと違って実物はやはりデカいです。
それがクネクネしているのですから、完成時には話題になるでしょう。
なんというか、映画「エイリアン」に出てくる異星人の宇宙船のような不思議な造形なのです。
もう数ヶ月、2023年の春にはその不思議な造形の建物があちこち出現するのでしょう。
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2022年11月
2022年の晩秋、11月の様子です。
東京タワーと高層棟
あちこちから麻布台ヒルズオフィス棟と東京タワーが並んでいるのを見ることができますが、東京タワーからだとどう見えると思いますか?
▲東京タワー前の「東京タワー通り」から見た麻布台ヒルズのオフィス棟。
なんと、東京タワーがリフレクションで見えます。夜になればもっときれいです。
低層棟
C街区の低層棟は桜田通りを歩いていると中が丸見えなので進捗を知るにはここが一番かもしれません。
その湾曲した屋根に沿ってエスカレーターを取り付けようとしています。
最終的な建物の外観、上層階へのアクセス方法はどうなるのでしょうね。
▲ヘザウィック・スタジオ設計の低層棟。
曲線を描く柱が交差している不思議な造形。
完成したときには神谷町方面から来るとその異形の姿にみんな驚くのでしょうね。
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2022年8月
2022年の後半になると電気関係の工事も終了したようです。
▲2022年8月のある夜の麻布台ヒルズ。東京タワーの左の黒くて高いビルです。
最上部のアマンレジデンスを除けば、工事用の照明ではなく普通にオフィス用の電灯が灯っているフロアがあるのが分かります。
2022年4月
2022年の春先にはA街区オフィス棟のオフィス部分はほぼ完成していたようです。
超高級マンションのアマンレジデンスの部分はまだ工事中。
またB街区のレジデンス棟も低層部が形を見せています。
2022年3月
オフィス棟の外装は全面ガラス張り。
▲冬の太陽の高度が低い時は、道を歩いていても太陽が反射してかなり眩しいです。夏は集光して黒焦げになる危険を感じるときもあります。
開業までにはなにか対策されるかもしれないですね。
2022年2月
見る度にA街区オフィス棟の外装が上に伸びていっています。
それにしても仙石山森タワーよりも相当に高く、愛宕ヒルズも高さでも太さでも圧倒していますね。
2022年1月
毎年元旦に六本木ヒルズから都心を眺める、その時の麻布台ヒルズです。
▲2022年の元旦、オフィス棟は半分ちょっとまで外壁が完成していました。数ヶ月前は外壁パネルもない骨組みだけだったのに、一気にスピードアップしたみたいです。
後はどんどん上に伸ばしていくのと内装工事ですね。
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2021年
10月
2021年はA街区オフィス棟が完成に向かう様子を見るのが楽しみでした。
▲2021年も秋になるとオフィス棟もだいぶ高くなり、頂上部は東京タワーの大展望台や愛宕グルーンヒルズの高さを越えています。
大展望台が150mですから200mくらいの高さにはなっていそうです。
7月
2021年7月。ほとんどの人は忘れてしまったか忘れようとしていますが日本でオリンピックを開催していた時期です。
麻布台ヒルズの工事もそうした利権事業と関係なく着々と進んでいました。
▲まだ正方形のブロックみたいな麻布台ヒルズA街区のオフィス棟。
それでも高さは100m近くあったのではないでしょうか。
これまで見えていた「オランダヒルズ」が隠れて見えなくなっています。
▲現場近く、仙石山森タワーから見る麻布台ヒルズのオフィス棟です。
外囲いがされていて低層棟の辺りがどうなっているかは見ることができません。
5月(GW)
4月末から5月初頭にかけてのゴールデンウィーク(GW)。
▲この頃には六本木ヒルズの低層エリアからも麻布台ヒルズのオフィス棟が見えるようになっていました。
基礎を作ってからの工事は早いですね。やはり何事も基礎が大事です。
▲麻布台の住宅街からは眼の前に迫るような感じでビルが建ち始めています。
▲同じ頃、C街区のガーデンプラザはやっと基礎工事が終わったところ。
この頃は桜田通りを跨ぐ神谷町の歩道橋もまだ残っていました(通行禁止でしたが)。
1月
毎年元旦に六本木ヒルズから都心を眺める、その時の麻布台ヒルズです。
この時はまだ基礎工事をしているところ。
3年後、ここに六本木ヒルズに匹敵するような大規模施設が完成するのです。
実際この頃から飯倉の外苑東通りは工事関係者の人通りや工事車両の数が一気に増えたような気がします。
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2020年
6月
COVID-19のパンデミック真っ最中、2020年にも工事は進みます。
この時はまだ更地にする工事が行われていたようです。
1月
毎年元旦に六本木ヒルズから都心を眺め変わりがないか様子を調べるのですが、2020年は大きな変化がありました。
▲外苑東通りと仙石山、麻布通りと桜田通りに挟まれた区域が更地になっています。森ビルが手掛ける麻布台の再開発である麻布台プロジェクト、のちの麻布台ヒルズの建設工事です。
2019年
6月
2019年6月7日に区道としての三年坂が廃止され、ここから麻布台再開発プロジェクトとしての工事が始まりました。
▲それまで外苑東通り沿いの麻布台と仙石山などがある六本木とを結んでいた区道も廃止。このように通行止めになりました。
▲消え去った「三年坂」とその先の住宅街。この麻布台ヒルズはこの窪地に建設されています。
1月
毎年元旦に六本木ヒルズから眺める都心の景色。城下に変わりがないか様子を調べる殿様気分です。
▲2019年の都心は平和なもの。東京タワーにロシア大使館、オランダヒルズに愛宕タワーといったお馴染みの建物が見える平和な景色です。
この写真で左隅のエリアが「麻布台プロジェクト」として、森ビルが再開発を行う区域です。
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麻布台ヒルズへのアクセス
最終的にどのようなアクセス方法が案内されるのか分かりませんが、開業前の様子を見に行くなら電車が良さそうです。
地下鉄日比谷線の神谷町駅で六本木寄りの改札を出て1番または2番出口から地上へ出れば目の前が麻布台ヒルズです。オランダヒルズの屋上庭園に登れば多少高いから麻布台ヒルズを展望することができます。
神谷町の駅から桜田通りを歩き、飯倉の交差点から六本木方面へ外苑東通りを歩けばずっと右側にA街区のオフィス棟が見えるはずです。
また有料になりますが、六本木ヒルズ展望台(屋内も屋上もどちらでもOK)、東京タワーの大展望などからも迫力ある姿を見ることができます。
完成時には六本木一丁目駅(通称ロクイチ)とのアクセスも改善するでしょうが、今のところロクイチの駅から麻布通りに出て麻布台ヒルズを見ても特にめぼしいものがあるわけでもなく、神谷町駅の利用がおすすめです。
麻布台ヒルズ 基本情報
プロジェクト | 麻布台ヒルズ |
所在地 | 港区虎ノ門5丁目、麻布台1丁目、六本木3丁目 |
最寄駅 | 神谷町駅、六本木一丁目駅 |
竣工 | 2023年(予定) |