西久保八幡神社
神谷町の駅近く、桜田通り沿いに「西久保八幡神社」という、虎ノ門から麻布狸穴までのエリアの鎮守様ががあります。
道路からちょっと入ったところから階段を上らないといけないので気付かない人も多い神社です。それに近所の愛宕神社ほどに知名度も高くないのですが、なにせ虎ノ門から狸穴まで担当しているので、氏子には一流企業、有名企業が名を連ねています。
▲すぐ隣で森ビルの「麻布台ヒルズ」の建設工事が進んでいて日本一の超高層ビルまで建ってしまいました。
いったい八幡神社はどうなったのだろう。心配している人も多いと思いますが、でも大丈夫。八幡神社も改修工事がおこなれていて、社殿は無事に改築され2021年秋に竣工しています。
今は境内の整備工事が行われているので、麻布台ヒルズより一足先に新しくなった姿を見せるのではないでしょうか。
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西久保八幡神社
正式な名称は単なる「八幡神社」だそうですが、普通は「西久保八幡神社」と呼んでいます。
1200年前に創建され、江戸城を築城する際に太田道灌が今の場所に移したという由緒ある神社です。
ご利益も国家鎮守・勝運守護など世界観が大きいのが特徴です。
八幡神社の境内
2019年から始まった建替えと境内の整備工事もほぼ終わり。
▲「手水舎」も新しくなっています。ただ新しくなったのは上屋だけで水盤はこれは古いものが使われています。
また水を吐く龍だけは新しくなっているようです。
▲境内には工事の車も入ってきていて整備工事が進んでいました。
社殿の前からは二の鳥居の向こうに東京タワーも見えたりします。
▲黒い建物は新築された社務所です。なお当面の間御朱印の授与は中止されています。
重機が仕事をしている辺りは八幡神社の境内。昔はお稲荷さんとかあった辺りですかね。
向こうに見える大きな建物は工事中の麻布台ヒルズのビルです。
2023年に麻布台ヒルズが完成した時に八幡神社との関係がどうなるかも興味深いですね。
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八幡神社の男坂と女坂
八幡神社は桜田通りから少し上がった高台に社殿があります。
そこで桜田通りの一の鳥居からは坂を上らないといけないのですが・・・
▲「男坂」です。
坂といいながら石段です。でもこれは愛宕神社もそうですね。
愛宕神社並みの急階段ですがあっちが86段なのに対してこっちは44段なのでほぼ半分です。
ちなみに石段の上の鳥居の左に見えているのは霊友会の施設です。
▲ちょっと登ると麻布台ヒルズの日本一の超高層ビルも見えてきます。
それにしても、霊友会と八幡神社は森ビルに土地を売らなかったんですね。
▲石段の上から下を見たところ。
結構急な階段だというのは分かりますが、愛宕神社のような落ちたらヤバい感はあまりしません。
愛宕神社の「女坂」は石段ですが、八幡神社の「女坂」は本当の坂道です。
これがあるので工事用の車両やお祓いを受ける自動車が境内まで登れるのです。この「女坂」も整備工事が終わればもっときれいに舗装されるのだと思います。
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八幡神社へのアクセス
最寄駅は神谷町駅です。
飯倉側改札から2番出口で地上に出て右の方、つまり飯倉の交差点方面へ200mほど行くと、右手に八幡神社の一の鳥居が見えます。
その間の階段を上っていくと東京タワーへの近道ですから、東京タワー見物と合わせて八幡神社へ参拝とか良いかもしれませんね。
▲桜田通りからは一の鳥居と男坂の先の二の鳥居が見えます。
右には仙石山森タワー、左には麻布台ヒルズのタワーと超高層ビルに囲まれた神社になってしまいましたね。以前はもっと緑の中の神社だったのですが。
▲これは社殿の新築工事中の写真です。麻布台ヒルズが本格化して八幡神社がどうなっているか心配で見に行ったら、周囲の再開発に対抗してか神社も整備・新築していました。
神谷町の桜田通り沿いという立派な場所にあるのはそれだけ由緒あるということです。また愛宕神社の半分とはいえ石段があったり、貝塚の史跡があったり意外なみどころもあります。
東京タワーとか神谷町などと合わせて一度は参拝してみてはどうでしょうか。
西久保八幡神社
港区虎ノ門 5-10-14