10数年ぶりに再開した麻布十番の「一の橋公園」。噴水も復活、ボルダリングウォールも楽しそう!

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一の橋公園

2010年から一時閉鎖されていた麻布十番の「一の橋公園」。

古川の地下調節池の整備や護岸工事、そして公園としての再整備が行われていましたが、それらもほぼ完成し2023年4月に一部オープンという形ですが13年ぶりに公園として再開しました。

13年間の不在、長かったですねぇ。閉鎖されたのは東日本大震災より前の2010年ですから、その頃の一の橋公園がどんな様子だったか記憶も薄れかけていますし、若い人だとそもそも一の橋公園の存在を知らないかもしれません。

昔の麻布十番まつりでは一の橋公園に各国の大使館が「国際バザール」として屋台を出して自慢のお国料理を提供していました。麻布十番らしいインターナショナルなお祭り感を醸し出す人気コンテンツだったのですが、それも復活して欲しいですね。

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オープンした一の橋公園

2023年4月6日(木)、一部とはいえ12年ぶりにオープンした一の橋公園。

▲「水幕壁泉」は常時水が流れ落ちています。

フェンスの向こうはまだ工事中ですが、面積としては全体の半分以上が利用できるようになっています。

▲水遊び用の噴水も稼働しています。

ただし運転期間は9月末まで。

噴水が出るのは午前8時から午後7時までの毎時30分から45分までの15分間となっています。夏になって水遊びに行かれる際は運転時間に注意してください。

▲トイレも無事完成。

このトイレが再開して一番喜んでいるのはタクシーの運転手さんたちでしょう。

▲滑り台やボルダリングウォールといった遊具も完成しています。

男の子たちが3人もウォールにへばり付いていますね。早くも大人気になっているみたいです。

▲交番脇の出入り口。自転車の乗り入れは禁止ですが車椅子は通れるようにゲートの形状が工夫されています。

▲自動収納式の自転車駐車場も完成。7月中に供用開始の予定です。

ともかく一の橋公園の再開は嬉しいですね。

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2023年3月末の一の橋公園

公園としての再開は2023年春(3月下旬)と聞いていましたが、工事の進捗は遅れていたんじゃないでしょうか。

労災保険は2023年3月17日までとなっていますが、工事は終わっていません。コンクリートの養生などもあるので3月17日には完成せず、結局4月6日に一部オープンということになりました。

▲一部オープン予定日の一週間前、「水幕壁泉」の様子です。噴水が正常に動作するかの検査を実施していました。

噴水はいったん止められ、4月6日からまた以前のように再開されるようです。

▲トイレは最後の追い込み中。ここが一番間に合わないんじゃないかと思っていましたが、なんとか4月6日には供用開始となりそうです。

▲三田寄りの遊具などが設置されているエリアはほぼ完成しています。

4月6日は新一の橋交差点から噴水、交番の裏、そして三田寄りの遊具エリアがオープンするんじゃないでしょうか。

東麻布寄りの駐輪場などが設けられるエリアはまだ地面を掘り返したりしているので、再開は6月にずれ込みそうです

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2022年末の一の橋公園

公園の再開まで残りわずかになった一の橋公園の時々の様子を折りに触れレポートしていきます。

まずは2022年末の様子です。

▲古川が曲がるところにかかるブリッジ。

橋の欄干の根本から噴水が吹き出すようになるそうです。名付けて「ブリッジ噴水」。

このブリッジをはさんで交差点側(左岸)のエリアが公園、右岸には子ども向けの遊具などが整備がされています。

また、古川沿いにシダレザクラとソメイヨシノを植樹する計画なので、もしかしたら2023年春の再開時には桜見物ができるかもしれません。

これは「水幕壁泉」という人工の滝。新一の橋交差点側の正面入口に設置されています。

写真右手に青いエリアが見えますが、そこは「噴水広場」になるようです。以前あったのと同じようなものを復旧整備するみたいです。

▲今はまだ工事中ですが、最終的には左側の首都高の橋脚の辺りに公園のシンボルツリーとしてセコイアの木が植えられる予定です。

▲こちらは右岸の遊具エリア。

丘の頂上からはローラー滑り台で遊ぶことができるようになります。

またコンクリート壁はその一部がボルダリングウォールとして利用できるようです。

これが完成するとかなり人気の公園になるんじゃないでしょうか。

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一の橋公園の完成予想図

一ノ橋公園がどのようになるか、工事の囲い壁に説明が書かれています。

▲これは公園のコンセプト部分と概要。

▲こちらはエリアマップです

昔の一の橋公園

2010年に閉鎖される前の一の橋公園がどうだったのか、忘れてしまっていますよね。

▲噴水があったり、10mくらいある船の遊び場「光の船」があったり。

▲アメリカの女性アーティスト、マドンナの「ジャンプ(Jump)」にもチラッと2006年の一の橋公園が出てきます。主に新宿や渋谷と横浜でロケをしていますが、空に高速道路が走っているシーンは一の橋公園です。

公園の足もとには古川という川があり、上はSF映画のように首都高が複雑に交差し、そして麻布十番の街も目の前という一の橋公園です。

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屋外密閉型喫煙所

これまで新一の橋の交差点角に港区の指定喫煙場所があったのですが、パーテーション型だったためタバコの煙が歩道にまで漂っていました。

そのパーテーション型の指定喫煙場所は公園の復旧に伴い公園内に密閉型の喫煙所として移設され、公園の再開に先駆けすでに稼働しています。

▲コンテナを活用した「喫煙コンテナ」。しかもバリアーフリーです。

最初は工事事務所用にスーパーハウスでも設置したのかなぁ思っていたのですが、よく見たら喫煙所でした。

目の前に行ってもタバコの煙はおろか臭いもしません。これなら受動喫煙の心配もなく、子ども連れはもちろんタバコが苦手な人でも安心して新しい一の橋公園を利用できますね。

新設される地下駐輪場

またこの喫煙所のさらに東麻布寄りには地下機械式の自転車駐輪場が新設されます。

▲収容台数200台以上の駐輪場が2基設置されるそうですから、合計で400台以上!

いわゆるママチャリにも対応しているそうです。

地下は「古川地下調節池」

これまで13年間も一の橋公園が閉鎖されていたのは、古川の地下に大雨の時に水を溜める調節池を建設していたため。その工事の資材や機材を置くために一の橋公園が利用されていました。

▲古川はここでぐっと流れを変えています。渋谷の方から明治通り沿いに流れてきて、まず古川橋で左へカーブし、そして一の橋で右へカーブします。

川がカーブしている場所は水がせき止められるようになるので、豪雨の時は古川橋と一の橋で水位が急上昇し洪水注意報・警報が発せられることもしばしば。過去には実際に浸水が発生したり護岸が崩れたりしたこともあります。

これからはそんな時でも古川の水をいったん調節池に溜めることで水位の上昇を抑えることができるようになるわけです。もう「港区なのに洪水警報が出るの?w」と冷やかされることもなくなるはずです。

ちなみに「古川調節池」という名称ですが実際は巨大なトンネルです。恵比寿橋の辺りから一の橋まで、古川の地下に長大なトンネルを作っていたのです。

首都高一ノ橋ジャンクション

一の橋公園の名物は上を通る「首都高 一ノ橋ジャンクション」。C1都心環状線と首都高2号目黒線を結ぶジャンクションです。

地上の交差点名は「一の橋」ですが、首都高の方は「一ノ橋」で微妙に表記が異なるのが面白いです。

ここは特に目黒線からC1都心環状の内回りへの合流が怖いと評判のジャンクションですね。

目黒線からは右カーブしてC1の右車線へ合流、しかも直前までC1の様子が見えないので慣れないと相当怖いと思います。逆にC1内回りを走る方は合流前の左カーブ手前で左車線に移っておかないと、目黒線からよく分からず合流してくるクルマがいてヒヤッとさせられたりもします。

渋滞している時はともかく空いている時は谷町JCTから一ノ橋JCTまでの間は右左から合流が続くので気を使います。

▲一の橋公園の空は首都高だらけ。”都会には空がない” なんていうセリフが似合う場所です。

この写真で新一の橋交差点の角から撮ったもので、左に見えるのがC1都心環状線。

奥に見えるのが目黒線の芝公園・浜崎橋方面、真上を谷町方面への目黒線が走っています。

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一の橋公園の場所とアクセス

復旧整備が終わり再開も間近な「一の橋」は麻布十番の名所でもあるのですが、住所的には東麻布です。古川より北側、麻布通りより東側ですから。

最寄り駅は麻布十番駅。東京メトロを利用の場合は3番出口を出れば一の橋交差点に、都営地下鉄 大江戸線を利用の場合は6番出口を出れば新一の橋交差点に出ます。どちらにしてもすぐ目の前が一の橋公園です。

13年ぶりに再開した一の橋公園。子ども連れで遊びに行くのもよいですし、麻布十番へ遊びに来た時のひと休みにも便利でしょう。そして国際バザールの復活にも期待したいです。

一の橋公園 基本情報

名称 一の橋公園
住所 港区東麻布 3-9-1
最寄駅 麻布十番駅
開園 未定
入園料 無料
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