2023年11月24日に開業した麻布台ヒルズですが、桜田通りや外苑東通りを挟んだ周辺の様子がどう変わったというところも気になります。
神谷町駅や城山ガーデン(しろやま・がーでん)、オランダヒルズなどの森ビル系の施設は大きく変わることはないでしょうけど、人の流れが大きく変わるとカフェやレストランがどうなるか気になります。
そこで開業直前の麻布台ヒルズ周辺にある老舗、人気な店舗の現況を紹介します。
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かふぇえてらす 伊太利亜亭
飯倉交差点の近くで30年以上営業している老舗のスパゲッティ店。
名前に かふぇてらす が付いていますが、恵比寿の「アンクルトム」に代表される ”日本のスパゲッティ” の専門店です。
▲太麺でちょっと固めな「ツナとトマト」のスパゲッティ。
サイズ感が分かりづらいですが、重量でいうと350gあります。普通のイタリアンの2倍くらい。
場所柄ビジネスパーソンの方たちがお腹いっぱい食べようと訪れています。
麻布台ヒルズが開業すればランチタイムは今以上に混むようになると思います。
▲開業当時は飯倉のオシャレなイタリアンカフェだったんだろうなぁと思わせるオシャレな外装。
平日のランチタイムに訪れてスパゲッティをがっつり食べるのもいいですけど、普通にカフェとして使ったり東京タワーや麻布台ヒルズの見学と併せての利用も良さそう。
ただ週末は定休日でお休みです。
住所 定休日 営業時間 |
港区麻布台 1-10-9 土日祝 11:00 – 19:30 |
めん蔵
伊太利亜亭の2軒神谷町寄りのラーメン店。こちらは開業して20年くらい。
ずっと寡黙な店主一人で切り盛りしています。
店名はアイビー/トラディショナルな男性向けファッション誌「Men’s Club(メンズクラブ)」の略称メンクラと、地名の飯倉をかけているんだと思います。
▲ランチタイムは行列ができることもあって「伊太利亜亭」か「いい蔵」かというくらいの人気店。
札幌ラーメンで有名な西山製麺を使った味噌らーめん、醤油らーめん、田舎らーめんがおすすめです。
ラーメンという食材なのでランチタイムと夜の時間を除けば空いています。そんな時間は店主が修行僧のように静かに座りじっと客を待つ姿を見られます。
土日祝もランチタイムは営業しているので週末に東京タワーや麻布台ヒルズを観光に来たときにも使えます
神谷町近辺はオフィス街なので週末はお休みかランチだけの飲食店が多い中で貴重です。
住所 定休日 営業時間 |
港区麻布台 1-10-6 なし 11:00 – 20:00 (土日祝は13:30まで) |
Cafe横濱屋
飯倉交差点の角で1979年(昭和54年)から40年以上営業している老舗の喫茶店「横濱屋(よこはまや)」。
昔ながらの純喫茶で、これまで何回かリニューアルしつつ、ご夫婦2人で営業を続けています。
▲このあたりでは超老舗なのですが目立たない外観もあるのかお客さんは近隣の人が多く、いわば隠れ家的な街の喫茶店。
食通で知られた歴史小説の大家、池波正太郎が「この店のコーヒーはうまい」と評したことで喫茶店マニアには知られているかもしれません。
▲コーヒーはサードウェーブ系の元祖とも言える日本の喫茶店のコーヒー。
さらに横濱家には名物が二つあります。
まずひとつはタルトタタン。これも池波正太郎がぞっこんだったと言いますからその美味しさが判りますね。
お店で焼いているので運が良ければ焼き立てのタルトタタンをいただくことができます。
もう一つはハヤシカレー。昔ながらのハヤシライスですが、ランチタイムだけの提供になります。
週末も営業しているので東京タワーや麻布台ヒルズ見学後のひと休みに良いでしょう。
住所 定休日 営業時間 |
港区麻布台 1-11-2 祝日 10:00 − 19:00 (平日) 12:00 − 18:00 (土日祝) |
ナポリスタカ
世田谷にもあるピザの「ナポリスタカ」の神谷町店。店内もスタッフも食事もナポリがそのまま日本にやってきたようなピザ屋として有名です。
昔はオーナーのペッペさんに敬意を評して ”ペッペの店” と呼んでいたのですが、今は駒沢店に移っているようです。
平日のランチタイムはもちろん、週末ともなると夜になっても行列ができる大人気店です。
▲一番のおすすめがこれ、ドンサルヴォ。
トマトソースやバジルにサラミとリコッタという素材もさることながら、このインパクトのある星型のピザが人気です。
▲テラス席もあるのですが目の前が交通量の多い桜田通り。テラスを利用するならがくっと交通量が減る週末がいいでしょう。その代わり週末は行列が避けられないので予約してからの訪問が無難です。
イタリアンというよりナポリのピザ屋という雰囲気がぷんぷんしていて、麻布台ヒルズ開業後は今よりさらに混雑しそうです。
住所 定休日 営業時間 |
港区麻布台 1-11-4 月曜日、隔週火曜日 ランチ 11:30 – 14:00 (土日は14:30まで) ディナー 18:00 – 21:30 (金土は22:00まで、日は21:00まで) |
ジャンカルロ東京
外苑東通り沿い、飯倉交差点と飯倉片町交差点の中間辺りに数年前にオープンしたピッツェリア「ジャンカルロ東京」。
ランチタイムには1,000円でピザが食べられ、ディナータイムには本格的なイタリアンが楽しめます。
駅からも遠く今は隠れた名店みたいな感じですが麻布台ヒルズが開業すれば話題になることは必至。なぜななら麻布台ヒルズの外苑東通り側出入り口の真正面だからです。これで多くの人にバレちゃうんだろうなぁというピッツェリアです。
そして、このテラス席から空を見上げると麻布台ヒルズの森JPタワーがどーんと建っています。
▲ランチタイムの1,000円ピザ。プラス100円でコーヒーが付きます。
イタリアのピッツァ大会マルゲリータ部門で1位になったマルゲリータですが、とにかく大きい!
やはりイタリアの本場ピザはサイズも大きいのですね。
週末もランチ営業していますが1,000円ランチは平日だけ。でも麻布台ヒルズを訪問する際の食事はこのジャンカルロ東京も考えてみてください。
住所 定休日 営業時間 |
港区麻布台 3-4-14 月曜日 11:30 − 14:00 (水〜日のランチ) 18:00 − 22:30 (ディナー) |
麻布台ヒルズの近く、飯倉片町には1960年開業という「レストランキャンティ」があります。
まだ ”戦後” という言葉が実感を持って使われている時代に、欧米の文化に直結した場を提供していたレストランで、日本のカルチャーを六本木から発信していました。
キャンティにどのような人たちが集っていたかを描くだけで本が一冊書けてしまうくらい。
1階がカフェ「アル・カフェ」、2階が「レストラン・キャンティ」。
カフェではケーキや焼き菓子も楽しめますし、レストランに比較すれば手頃な価格のランチもあります。
▲COVID-19のパンデミックで営業が厳しかった頃は1,000円ランチもあったのですが、今は通常価格に戻っているようです。
でも店内の雰囲気などは、これがあのキャンティかと感じるには十分。麻布台ヒルズに併せて一度はキャンティで時間を過ごしてみてください。時には向かいの席であっと思うような有名人がお茶をしていたりします。
住所 定休日 営業時間 |
港区麻布台 3-1-7 なし 11:30 − 23:00 |
キャンティの少し飯倉片町寄りに数年前にオープンしたのがパリで店舗展開している「メゾン・ランドゥメンヌ」の東京店。
オーナーの奥さんが日本人ということで、故郷である日本でオープンさせた店舗です。
TVのドキュメンタリー番組で取り上げられてたこともあり、開店時には2時間くらいの入店待ち行列ができたことで有名です。
テラス席でパリの香りそのままの惣菜類をイートインしたりするのも余裕です。
週末のお昼時、このテラスでゆっくりいただくブランチはなんともフレンチで優雅な気分になれますね。
ただここも麻布台ヒルズが開業すればお土産需要でまた混雑するようになるんじゃないでしょうか。
住所 定休日 営業時間 |
港区麻布台 3-1-5 なし(年末年始) 8:00 − 18:30 |
ここで紹介した以外にもLUNA SEAのメンバーがプロデュースした淡麗系ラーメンの「天雷軒」、老舗のアイスクリーム屋「SOWA」など忘れてはいけないお店もあります。
麻布台ヒルズを訪問することがあったら神谷町や麻布台のこうした人気店や話題店も併せて訪問してはどうでしょうか。
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