Daiwa御成門ビル解体祭 ~アートとテクノで、最後のおもてなし~
御成門の駅の近く、芝郵便局の向かいに「Daiwa御成門ビル」という大規模オフィスがあり、建て替えのため4月からいったん解体されことになっています。
すでにテナントが撤去しているこのビルを舞台に「Daiwa御成門ビル解体祭 ~アートとテクノで、最後のおもてなし~」というイベントが開催されます。
▲解体するビルを使ったアートイベントや地域イベントというのは、実はあちこちでよく行われているのですが、これだけ大規模なビルというのは珍しいです。
▲開催日は2023年3月25日と26日の週末。
主にテナントが品々を出品する「ふるまいマーケット」、壁や天井に自由に絵を描いたりできる「ペイント体験」、解体時に出る廃材をコンクリートに再生する「再生コンクリート技術展示」などが予定されているようです。
東大の生産技術研究所(東大生研。昔星条旗通りに研究所がありました)や武蔵野美術大学も協力しているそうです。
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Daiwa御成門ビルの今
解体されるDaiwa御成門ビルと言われてもどのビルか一瞬分からないかもしれません。
UCC上島珈琲が入っていたビルです。
コーヒーアカデミー自体は青山の本社に移転したのでしょうか。
▲上島珈琲の「No.11」というコンセプトカフェも入っていました。このカフェはひと足早く2022年12月末で閉店しています。
UCCの旗艦店で広々とした店内でハンドドリップコーヒーが飲めるので、近隣のビジネスパーソンにとっての憩いの場。
この辺では珍しく週末も営業していたので、週末の午後のひとときをお世話になったローカルも多いです。
▲看板はとっくに取り払われ今は解体祭の告知ビラがベタベタ貼られています。
▲店内も再利用できるものは取り払われてこんな殺風景な感じになっています。
建物を解体するので原状復帰工事は行わいようです。
解体祭の時にはこのような感じでメッセージやアート作品を描いたりするのでしょう。その様子はおって追記しますね。
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Daiwa御成門ビルとは
このビルの竣工は1973年。ちょうど50年経ったわけです。
▲「芝郵便局前」交差点の角に建つビル。向かいは芝郵便局です。
左に見えるのは「浜ゴムビル」といって、少し前まで横浜ゴムの本社が入っていたビルです。御成門〜内幸町にかけてのビジネス街の一端ということです。
その前の名称は「ダヴィンチ御成門」。”ダヴィンチ” でピンとくるかもしれませんが、その前は「秀和御成門ビル」でした。
ということは、軍艦ビルこと「芝パークビル」と同じような歴史を辿ったビルということです。
▲平日はビジネスパーソンが行き交う場所ですが週末は閑散としています。芝公園ともちょっと距離がありますし。
東麻布や芝辺りからだと週末にぶらぶら散歩しながら行ける場所なので、「No.11」などは結構広範囲から集客していたんじゃないでしょうか。
3月25, 26日の週末、芝公園のお花見がてら訪問してみてはどうでしょう。
建築に興味がある人なら再生コンクリートの展示とか面白いと思いますし、テナントからの出品物を無料でふるまうというのも行ってみたいですね。主要テナントがUCC上島珈琲なので、掘り出し物があるかもしれません。
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Daiwa御成門ビルの場所とアクセス
最寄駅は三田線御成門駅。
A4出口を出てそのまま日比谷通りを1分歩けばDaiwa御成門ビルです。
▲この辺りはコインパーキングも多く、しかも土日は安価に設定されているので、クルマでの訪問もまったく問題ありません。
近所の人、このビルに勤め先があった人、建築好き、アート好きなど、3月最後の週末にこの辺りに行く予定があったら、解体祭をちょっと覗いてみたいですね。
Daiwa御成門ビル解体祭 基本情報
名称 | Daiwa御成門ビル解体祭 ~アートとテクノで、最後のおもてなし~ |
開催日 | 2023年3月25日(土) 11:00〜17:00 2023年3月26日(日) 11:00〜17:00 |
住所 | 港区新橋 6-1-11 |
最寄駅 | 御成門駅 |
参加費 | 無料 |
予約 | 不要 |