ピタ・ザ・グレート
ヘルシーなヴェジタリアンフードとして注目を集めるファラフェルやフムス、それにピタなどイスラエル/地中海料理には日本でも根強いファンが多くいます。
六本木のファラフェル・ブラザースや恵比寿のタイームなどの専門店はいつも混んでいますね。
そんな専門店の中でも一目置かれているのが「ピタ・ザ・グレート」です。
日進やナショナル麻布で買えるピタ・ザ・グレート
ピタ・ザ・グレートは今は店舗を持っていませんがピタやフムスやファラフェルは日進ワールドデリカテッセンやナショナル麻布スーパーで買うことができます。
▲日進やナショナル麻布の店頭でこのようなピタや冷凍のフムスやファラフェルを見かけたことがあると思います。
これがピタ・ザ・グレートの商品ですね。
ピタの入荷は不定期だと書かれています。
日本語のPOPには ”製造元の都合” と曖昧に書かれていますが英語では ”due to the artisanal bakery” 。要するに職人気質なベーカリーなのでともう少し具体的に理由が書かれています。
PR
ピタ・ザ・グレートのオーナー
Pita The Greatがsince 1993 ということは既に30年近い歴史があるのですね。
ピタ・ザ・グレートについて語ることのうち半分はオーナーのウリさんについてのエピソードになってしまいます。
イスラエルでは消防士をしていたというウリさん、お客さんが可愛い女性なら俄然やる気を出す、一昨日煎れたコーヒーでよければ無料だと言われた、店で寝ていた、客に店の電話対応をさせた・・・・
まだ溜池に店舗があったころ、お店で若い女子グループが冷凍フムスとハリサを買っていたのですが、なんと「サービスで賞味期限を30日延ばしておくね!」。そんなサービスがあったのか〜。
とにかく長年通うお客さんごとにエピソードを持っていると思います。
ブラックなジョーク、人生観、まったく典型的な地中海人で、営業時間も彼のやる気次第。
ピタを注文しても直ぐに出てくることもあればいくら待っても出てこない時も。
そこで遅いとか文句を言うのは野暮というものです。彼の時間の流れに合わせ気長に待ちましょう。
PR
ピタ・ザ・グレートのお店
以前は溜池のATTビルにピタ・ザ・グレートの店舗がありました。
その頃の様子はこちらの記事をどうぞ。
▲ピタ・ザ・グレートの最後のメニューです。ビッグピタにビッグピタにビッグピタ。
その名の通りピタもボリュームは大きいですし、ファラフェルも量があります。味も懐かしいイスラエルのピタにファラフェル。
ちなみにピタもファラフェル、それにフムスも日本ではなんとなく中東料理だ、イスラエル料理だと括られてしまいますが、どれも広く地中海沿岸地域で食べられている料理です。東はトルコやパレスチナから北アフリカ、北西アフリカまで。
以前イスラエルを旅行した時に立ち寄ったヨルダン寄りの田舎のドライブイン、食堂ではピタとファラフェルとフムスが食べ放題だったのです。どれも十数種類が並び選び放題食べ放題。またあそこで思い切り食べたいなと思っています。
そういえばピタは悪口にも使われ、例えば「お前はピタヘッド!」。要するにピタのように中身のない、脳みそが空っぽなヤツ。という言い方をしたりしています。
日本でも昔ピーマンが流行りましたが、それと同じ発想ですね。
PR
復活予定のピタ・ザ・グレート
溜池の店舗を閉めてからパンデミックもあり店舗を持たず、日進とナショナル麻布に商品を卸して販売してもらっていたピタ・ザ・グレートですが、ウリさんにお会いした時に尋ねたところ 「コロナが収まったらまた店舗でやります」とのこと。
まだ店舗の場所もまたオープンの時期も決まっていないみたいで2021年中は難しそうですが2022年には新しいピタ・ザ・グレートに期待ですね。