浜離宮の菜の花畑
東京に春を告げる浜離宮恩賜庭園の菜の花が咲きはじめています。
毎年2月中旬から3月中旬まで約1ヶ月ほど、庭園内の一角が黄色い菜の花で埋め尽くされます。
▲2023年も2月中旬に暖かい日が続き、一気に咲き始めたようです。
満開は2月下旬から3月上旬ころにかけて。しばらくは浜離宮で目を楽しませてくれそうです。
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菜の花のお花畑
菜の花畑は浜離宮の大手門寄り。
汐留や新橋の駅からも近い大手門から入園すればすぐ目の前が菜の花畑です。
▲訪問時はまだ満開とは言えない咲き具合でしたが、それでもお花畑は黄色一色です。
菜の花畑の向こう側に梅の木が連なっていて、そのまま梅林へと続いています。
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梅見と菜の花
菜の花の時期は梅の花が咲く時期と重なっているので、梅見と菜の花が同時に鑑賞できます。
梅の見頃ももう少し先で2月上旬から3月上旬になりそうです。その頃の週末は気温も上がってきて庭園散策には絶好の季節です。
これは平日だったので人の数は少なく、観光で訪れるインバウンド客がほとんどという感じ。
満開一歩手前です。
▲紅梅は梅林だけでなく休憩所のある花木園の前にもあって、そちらはほぼ満開です。
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浜離宮の見どころ
2月から3月中旬は菜の花や梅、3月も下旬になれば桜。
しばらくは浜離宮のベストシーズンが続きます。
緑の部分がお花畑です。まだ菜の花が満開でないのでお花畑は緑に見えますが、満開になれば真っ黄色に見えるはずです。
ちなみに写真左の更地になっているのが築地市場跡。その右の隅田川をまたぐ大きな橋が新しく完成した築地大橋、写真左端に見えるのが勝鬨橋(かちどきばし)です。
▲大手門から入場したところにある「三百年の松」。江戸時代からの大きな松です。
▲三百年の松の先、内堀にかかる橋を渡るとお花畑です。
▲2022年に10年ぶりに開花した「アオノリュウゼツラン」。今はこうなっています。次に開花が見られるのは2033年ころ? それとも100年後の2122年でしょうか。
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潮入の池と中島の御茶屋
浜離宮の竹芝寄りに位置する「潮入の池」や「中島の御茶屋」は桜の時期がベストなシーズンかもしれません。
▲潮入の池の中に御茶屋があって休憩もできますし、有料で抹茶と和菓子のセットも楽します。
遠くには東京タワーや2023年開業予定で話題の「麻布台ヒルズ」が見えます。
▲中島の御茶屋と遠くには晴海の高層ビルが見えます。反対側は汐留の高層ビルですし、近代的な高層ビル群と江戸時代からの庭園の対比を楽しめるのも浜離宮の特徴です。
菜の花や梅が咲いているのに松の木には冬支度の「雪吊り」が残されていて、春が近いけどまだ冬なんだということが分かります。
▲お花畑もですけど、平日はとにかくインバウンドのお客さんが多いです。ここ2年ほどは全く姿を見かけなかったので、やっと平常が戻ってくるのだと感じさせます。
水色や空の色からも春が近いことが分かります。
▲浜離宮の南の端にある「富士見山」。
山というより丘ですけど、江戸時代はもちろん明治になってもここに登れば富士山が見えたそうです。
今はウォーターズ竹芝ができて富士山側の眺望はまったく期待できませんが、北に目を向ければスカイツリーが見えます。
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浜離宮恩賜庭園の場所とアクセス
浜離宮は以前にも記事で紹介しています。入口は2つあって、新橋や築地市場から近い「大手門口」と汐留や浜松町から近い「中の御門口」です。
▲こちらが大手門口です。
自動車用の駐車場は車椅子・障害者の方専用で用意されています。一般の方向けの駐輪場も用意されています。
それ以外は基本的に公共交通機関を使うことになります。
汐留や新橋の駅からカレッタ汐留を抜けて汐先橋の交差点を渡って大手門橋まで行くのがたぶん王道でしょう。なんだかんだで駅から10分弱です。
ちなみに汐先橋を通る高速の下の地下駐車場には「中国料理 帝里加」という中華料理屋があります。米津玄師のMVにも出てくる有名店なのでお腹が空いたらそちらもどうぞ。
大江戸線の汐留駅で降りてヴィラフォンテーヌの前を浜松町方面へ歩き最初の信号を左に曲がり、高速の下の湾岸通りを渡れば中の御門口はすぐです。駅から徒歩5分。大手門口へ回るより近いです。潮入の池方面が目当ての場合はこちらの方が最寄りになります。
浜離宮 基本情報
名称 | 浜離宮恩賜庭園 |
住所 | 中央区浜離宮恩賜庭園 |
最寄駅 | 汐留駅、築地市場駅、新橋駅 |
休園日 | 年末年始 |
時間 | 9:00 − 17:00 |
入園料 | 一般 300円、65歳以上 150円、小学生以下無料、都内在住・在学の中学生も無料 |
予約 | 予約不要 |