7月29日にリニューアルオープン! 日本で一番小さい植物園「渋谷区ふれあい植物センター」

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渋谷区ふれあい植物センター

自他ともに認める ”日本で一番小さい植物園” 「渋谷区ふれあい植物センター」がリニューアルのため2021年12月28日(火)でいったん休園し、2023年7月29日(土)にリニューアルオープンして再出発する予定です。

▲すでに建物自体の修理、改装は終わっています。あとは植物を再び運び込むだけ。それが終わり次第リニューアルオープンだそうです

▲植物園の建物の構造自体は変わっていなくて、外装と内部の設備の更新などが行われています。

▲休園前は役所の建物みたいな素っ気ないものでしたが、新しい外装はオシャレに変身しています。再開が待ち遠しいですね。

この記事の続き休園する直前の植物センターを紹介するものです。リニューアル前の様子をお楽しみください。

この ”渋谷区ふれあい植物センター” はその名前の通り渋谷にある植物園ですが、多くの人がイメージする都会の繁華街な渋谷でも高級住宅街が並ぶ渋谷でもない、普通の大通り沿いの普通の住宅街の中にある植物園です。

▲港区には「国立科学博物館附属 自然教育園」という大規模なものがありますが、渋谷区の植物園の方は小さいと自称するように小規模な植物園です。

でも地元の人の憩いの場だったり、子どもたちの教育の場だったり地元密着の植物園です。

日本一小さい、それも渋谷ということで話題になることも多い植物園です。

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植物園の外観

渋谷近くの明治通り近く。隣は都営バスの営業所。近所には清掃工場があります。

渋谷駅から歩いて10分ちょっとです。

▲3階建てのこじんまりした建物。

でも立派な植物園なのです。

▲建物の正面に回り込んで眺めてると、地上から3階までガラス張りの温室。屋上にも緑が見えて植物園だということが分かります。

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休園する日本で一番小さい植物園

”日本一小さい” と何度も書いていますが、実際に植物センターさんがそう言っているのです

▲建物の壁に誇らしげに書かれた ”日本で一番小さい植物園” の文字。

英語でも “The Smallest Botanical Garden (in Japan)” と念押しで書かれています。

▲入口にも ”日本で一番小さい植物園へ、ようこそ!!” と書かれています。

また ”意外にも” Instagramもやっています。
(“意外にも” というのも植物センターさんが自称しています)

▲植物センター入口です。

▲これはリニューアルに伴う休園のお知らせ。

施設老朽化とありますが実際はそんなに老朽化した感じはしないんですけどね。

またリニューアル後も ”日本で一番小さい植物園” の称号を維持できるか、気になりますね。

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熱帯植物が多い植物園

この植物園の特徴は熱帯植物が多いこと。

というのは近くの清掃工場の排熱を利用して温室を維持しているから。だから駅から微妙に遠い場所にあるんですね。

▲窓口で100円の入場料を払って温室へ。

▲園内は3階まで続く大温室「グリーンギャラリー」が圧巻です。

熱帯のリゾート風な椅子とテーブルが置かれているのがユーモラスです。

▲天窓もあって明るい室内。

上を見ても植物。足元にも様々な植物が植えられていて、広さを別にすれば普通の植物園と遜色ありません。

▲温室を一番楽しめるのは1階の部分。

階段で2階へ上がって上から楽しむこともできます。

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熱帯植物たち

温室内の熱帯植物たちをみてみましょう。

▲7000年を超えるものもあるという長寿の「リュウケツジュ」。赤い樹液から「竜血樹」と名付けらたものです

▲天井にまで届きそうなこんな大きな樹もあります。

▲その樹の足元には世界一大きな花を咲かせる「ラフレシア」。

日本一小さい植物園に世界一大きな花とはシャレが効いたすごい組み合わせ・・・と思ったらラフレシアの模型でした。

▲これはカリブ海方面の植物。

世界中の熱帯植物が集められています。

▲熱帯の植物はこのような鮮やかな花が多くて見ていて楽しめます。

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2階のフロア

2階は植物を上から観察したり休憩したり、その他様々な企画スペースが並んでいます。

▲2階のグルーンガーデン沿いの休憩スペースです。

入園料100円ですし60歳以上の人は無料なので、意外と人がいます。といっても0人ではないというレベルですが、地元の人にとっては良い休憩スペースじゃないでしょうか。

▲上から温室を観察するのも心が落ち着きますね

▲2階には珍しい植物や標本が展示されていて、そららを見学するのも楽しいです。

これは食虫植物のコーナー。

相田みつを風な色紙がスタッフの工夫ですね

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3階のフロア

3階もあって様々な企画展が行われていたり、屋上のハーブガーデンを楽しめます。

▲フロア間の移動はエレベーターか階段で

▲今は蝶類の標本や地元の小学生の自由研究発表など。

▲蝶の標本は圧巻。フロア全部が標本です。

自由研究は読むと楽しいですね。最近の自由研究はこんなに自由なんだ、いいなぁと思います。

ハーブガーデン

3階の一部は屋上になっていて、そこが「ハーブガーデン」としてハーブ類が栽培されています。

▲ハーブにもいろいろな種類があって、料理用だけでなく虫除け、香り、魔除けに美容。

利用方法によってこんなにあるんですね。

また栽培されているハーブの香りを自由に試してみることができます。

ハーブガーデンの向こうに見えるのが渋谷の清掃工場。あそこから排熱を分けてもらって温室の温度を維持しています。

▲ハーブガーデンです。

ハーブそのものが小さい鉢で栽培できるのでこの程度のスペースで十分なんですね。

向かいの「オグラ」ビルの1階が少し前に紹介したレコードショップ「ULTRA SHIBUYA」です。

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ファシリティ

区立の植物園なので、公共施設らしいなあと感じるファシリテイ。

▲麦茶が無料です。

ただ今は稼働していませんし、残り期間も短いので復活しないで終わりでしょう。

▲いわゆる視聴覚装置。DVDプレイヤーとモニターが設置されていました。

Wi-Fiが飛んでいるらしく、この辺りでゲームをしてもいいけど騒がないようにと注意書きがありました。

そうか、親に ”植物園へ行ってきまーす” と言ってここでゲームしてれば気兼ねなくゲームできますもんね。

教育施設としての植物園

やはりメインのターゲットは地元の子どもたちなので企画も小さい子どもを意識したもの、キャプションも小さい子でも分かるように気が配られています。

▲これは「ティランジア」という植物の丁寧な解説。

▲同じ渋谷区内の「鍋島松濤公園」の池の水を全部抜いた(かいぼり)時のレポート。植物園でも水を抜いた後の調査に協力したのでしょうね。

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スーヴェニア

公共施設らしくない楽しいものがいっぱい。

▲花占いのガチャ。

カプセルの中には占いとポストカード引換券が入っていて、好きなポストカードがもらえます。

入園料と同じ100円というのは安いのか高いのか。

▲缶バッジもあります。 ”爆誕” だそうです。

バッジに書かれた文字、文章。”爆誕” というセンス。良い意味でとても渋谷区立の公立植物園とは思えません。

▲訪問した時は「復活の土」として植物園で使用した土を無料で配布していました。

この時は土でしたが、時々いらなくなったガムテープとかの不用品を無料で配布しています。近くを通りかかった時は念の為チェックしてみてください。思った以上に競争率が高くて、午前中にあったものが午後イチには無くなっています。

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渋谷区植物センターの場所

渋谷駅から徒歩で10分ちょっとです。

▲明治通りを恵比寿方面へ歩いて「東交番前」という交差点を右に曲がります。

交番のところにはこのような案内看板が出ているのですぐ分かります。

▲渋谷川を渡って2つ目の角を左です。

2021年12月28日(火)でいったん休園する渋谷区ふれあい植物センター。日本で一番小さい植物園と謙遜していますが、熱帯植物の数は豊富でじっくり見たら時間が足りない本格的植物園です。

植物好きな人はもちろん、子ども連れでも楽しめるので休園前に一度は訪問してみてください。リニューアル後も ”日本一小さい” か分かりませんよ

渋谷区 ふれあい植物センター 基本情報

名称 渋谷区ふれあい植物センター
住所 渋谷区東 2-25-37
最寄駅 渋谷駅
休園日 月曜日
開園時間 10:00 − 18:00
入園料 100円 (幼児、渋谷区内在住の小中学生、渋谷区内外を問わず60歳以上は無料)
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