白金台と言えば広大な敷地を持つ東京都庭園美術館と国立科学博物館付属自然教育園が並んでいるのをご存知でしょうか。
今回はこの「国立科学博物館付属自然教育園」を紹介します。
国立科学博物館付属自然教育園
ここは、その名の通り国立科学博物館の付属施設です。いわゆる手を入れた庭園ではありません。
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歴史
寛文4年(1664)、徳川光圀の兄にあたる高松藩主松平讃岐守頼重の下屋敷となり、園内にある物語の松やおろちの松などの老木は、当時の庭園の名残であろうと思われます。
その後、明治時代の海軍省・陸軍省の管理等を経て、昭和24年(1949年)「天然記念物及び史跡」に指定され、国立自然教育園として広く一般に公開されました。
昭和37年(1962年)国立科学博物館附属自然教育園として現在に至っています。
園内にはコナラ・ケヤキ・ミズキなどの落葉樹、スダジイ・カシ類・マツ類などの常緑樹が広がり、ススキやヨシの草はら、池や小川などがあります。
このような自然を活かした植物園が整備されており、四季にわたって様々な草花や、昆虫などの生きものを身近に観察できます。
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園内の植物には種名表示板や解説板が整備されており、自然を深く知ることができるように工夫されています。
利用目的
ここは公園や庭園ではありません。あくまで自然の森をそのまま保存しているというスタンスです。
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とは言え、ベンチなどがないわけではありませんが、レジャーシートを広げてお弁当を食べるという芝生広場みたいな場所はありません。
飲み物は入り口に自販機がありますが園内にはありません。飲食禁止ではありませんが積極的に推奨しているわけではないです。飲酒は禁止です。
ですから、あくまで都会の森のお散歩という気持ちで訪れた方がいいでしょう。
国立科学博物館付属自然教育園
東京都港区白金台5-21-5
9月1日~4月30日 9:00~16:30 (入園16:00まで)
5月1日~8月31日 9:00~17:00 (入園16:00まで)
休園:月曜日 (祝日・休日の場合火曜休)、祝日の翌日(土・日の場合は開園)
年末年始(12月28日~1月4日)その他臨時休園あり
入場料 :320円(65才以上、18才未満無料)