神宮外苑のイチョウ並木
たぶん日本一有名で、見てみたい紅葉としても一番だろう神宮外苑のイチョウ並木。今年2021年も見頃がやってきました。
2020年に続き今年も「いちょう祭り」は開催されませんしライトアップも行われません。また週末の歩行者天国もありませんが、そんなイベントとは関係なく平日、週末関係なく多くの人がやってきています。
2021年の紅葉は例年より数日遅い感じはしますが12月の5日頃までは紅葉の見頃。その後の落ち葉のイチョウ並木も風情があって良いので訪問するなら12月中頃まではなんだかんだ楽しめると思います。
ただ12月9日から12日にかけての4日間は「TOKYO LIGHTS」という大きなイベントが絵画館から軟式野球場にかけて開催されるので、外苑付近は夕方以降大混雑が予想されます。紅葉見物が目的ならこのイベント時期を外して訪問することをおすすめします。
通りの左右とも人でいっぱいです。ただパンデミック以前のような殺人的な混雑はなくて、朝のターミナル駅レベルの混雑です。
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イチョウ並木への行き方
多くの人は電車で行かれると思います。
最寄り駅は大江戸線/半蔵門線の青山一丁目駅で徒歩1分。銀座線の外苑前駅からも徒歩5分ほど。
また表参道の駅からも歩けます。
▲クルマ利用も可能ですし近隣に駐車場はあるのですが、青山通りからイチョウ並木へ入ろうとするクルマで週末は渋滞しがち。そんな時は近くの駐車場もいっぱいになっていることが多いので、特に週末は電車の方が無難です。
イチョウ並木の紅葉
約150本近い銀杏の木が立ち並んでいます。
今年はほぼリアルタイムで紅葉の様子を更新しますのでブックマークしておいてくださいね。
12月4日のイチョウ並木
たぶん、きちんと紅葉が見られる最後の週末です。
両サイドの銀杏の木の落葉がさらに進んでいますね。来週末は落葉後のイチョウ並木を楽しめそうです。それはそれで風情があって良いんですよ。
12月2日のイチョウ並木
数日前の風雨で銀杏がどうなったか心配ですね。
▲青山通りから絵画館を望んだところ。銀杏の並木は色づいているのですが、その代わり風雨で葉っぱが落ちてしまった樹も多いようです。
先日の風雨で葉がすっかり落ちてしまっています。
銀杏のトンネルも健在です。
西側の歩道はちょっと残念な感じになりつつありますが、東側が残っているのでもうしばらくは紅葉が楽しめそうです。
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青山通り側の「ロイヤル・ガーデン・カフェ」前です。
イチョウ並木の紅葉は150本が一斉に色づくのではなくて、通りの東側(青山一丁目駅側)と西側(ロイヤル・ガーデン・カフェなどがある方)とでは陽当りの関係で色づくタイミングが違いますし、中央付近と青山通り側とでもタイミングが違います。
この写真の頃は青山通り側でまだ葉っぱが青々していますね。
東側の並木は一部がピーク、残りはこれからです。
▲歩行者が車道に出られないよう厳重にテープで囲われていました。
実はいつものイチョウ並木だと交通量が少ないのをいいことに車道を渡ったり車道でカメラやスマホを構える歩行者が多いんですよね。その対策です。
この日は大学ラグビーの試合があって混んでいました。
でも試合のない日のこの通路は紅葉の隠れた見どころスポットです。この通路の両サイドの銀杏も見事ですし、ここから見るイチョウ並木も見応えがあります。
▲秩父宮ラグビー場への通路付近からイチョウ並木を見るとこんな感じ。
▲平日だとだいぶ人は減るのですが場所によっては混雑がひどいです。
感染症もあるし人混みはなぁという方には、早朝あるいは日没後の時間がおすすめです。どちらにしても防寒対策はしっかりと。
だいぶ落葉が進んでいます。でもイチョウ並木全体としては12月5日までは大丈夫そうです。
イチョウ並木の遠景
青山通り側からイチョウ並木の歩道を散策するのが黄金コースですが絵画館側からはイチョウ並木の遠景を見ることができます。
▲絵画館前、軟式野球場の端からイチョウ並木を見たところです。
そこだけ銀杏の木が並んでいて色づいているのが良く分かりますね。
右のビルは伊藤忠商事。左の奥には六本木ヒルズの森タワーが見えます。
青山通り方向にカメラを向けている人がいっぱいいますね。そう、この噴水のところも撮影ポイントなので、平日週末問わず常に混んでいます。
▲その噴水のところのT字路になっている場所からのイチョウ並木です。
青山通りの「青山二丁目」交差点からと同じ構図になります。
同じ構図なのですが、青山通り側からだとイチョウ並木までちょっと距離が空くけど並木道の真ん中に絵画館を収められる、こっち側はイチョウ並木までの距離が近いけど並木道の向こうがちょっと殺風景。
一長一短あるんですよね。良いカメラがあれば解決なんでしょうけど。
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イチョウ並木のカフェ
「いちょう祭り」がないので休憩場所は「ロイヤル・ガーデン・カフェ」、「キハチ」それか「シェイク・シャック」の3店です。
紅葉の季節に限らず週末はいつもこんな混み方ですが。
▲平日も夕方になれば並ぶこともなく好きな席を取れるようです。
▲これは「シェイク・シャック」。ここは日本での1号店で、オープン当時はもっと凄い行列でした。それに比べれば行列の長さは短いかな。
今ここのシェイク・シャックが行列になるのは紅葉の季節だけですね。
▲これは夜のキハチの前。いい感じにライトアップされています。
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イチョウ並木周辺のカフェ、レストラン
イチョウ並木の3店は行列しないと入店できないので寒いこの季節には辛いですよね。
また周辺のスタバのような誰もが知るカフェや、青山インディゴのような有名店もこの時期は行列です。
そこでイチョウ並木周辺の並ばず入れるカフェやレストランの紹介です。
▲青山通りを挟んで反対側の裏通りにある「Eight Coffee」。スタバより安くて美味しいコーヒーが飲めるコーヒースタンドでイートインも可能です。
紅葉見物で冷えた身体を暖めるため、逆にここでコーヒーをテイクアウトしてイチョウ並木へ行ってもいいですね。
▲イチョウ並木と伊藤忠商事ビルの間にある「Itochu Garden(旧CIプラザ)」。
日本そばの「青山 やぶ」は土曜日だけ営業、ブリュワリーの「Beer 246」は紅葉の季節は日曜日も営業しています。料理の鉄人 周富徳さんの「富徳 青山」は季節関係なく土日も営業です。
またBeer 246には ”女性のための本格バーガー” Hambugirlが移転してきています。
ここにはレストランもありますし、あまりおおっぴらに言えませんがトイレもあるので覚えておくと良い施設です。
▲青山一丁目の交差点角のホンダのショールーム「ウェルカムプラザ青山」。昨年2020年からこの中に「MILES」というカフェがオープンしています。
向かいの青山ビルデングのスタバが行列でもこちらのMILESはそこまで混みません。ただ平日はイートインもできるのですが週末はテイクアウトオンリーです。
またホンダのショールームということで子どもたちも楽しめるかもしれないですね。
▲イチョウ並木から2ブロック離れたキラー通り(外苑西通り)の「World Breakfast Allday」という世界の朝ごはん専門店というのも良いアイデアです。
朝ごはん専門店ですがボリュームのある世界の朝食を何時でもいただけます。昼間はいつも行列ができる人気店ですが朝夕は比較的空いているので、早朝のイチョウ並木見物や夜の見物前などにどうぞ。イチョウ並木から徒歩10分です。
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イチョウ並木と国立競技場
外苑のイチョウ並木で紅葉見物したら、せっかくなので東京オリンピックの記憶も新しい国立競技場も見物しておきたいですね。
▲イチョウ並木を絵画館の方へ歩いて突き当たったら左の方、神宮球場側に進みます。
そのまま道なりに歩けば左手に国立競技場の壮大な建物が見えてきます。
▲国立競技場の青山門まで来ればさらに競技場の大きさを実感できますよ。
▲青山門の前には1964年、前回の東京オリンピックの聖火台も置かれていて記念撮影スポットになっています。
なお国立競技場とその周辺については「おすすめ見学ルート」の記事も参考にどうぞ。
また、国立競技場やキラー通り周辺のカフェなども紹介しています。特にキラー通り周辺はイチョウ並木からも近く隠れ家的なお店も多くおすすめです。
▲国立競技場へ行ったら忘れてはいけないのが「日本オリンピックミュージアム」。
ミュージアムへの入館は事前予約制で大人500円ですが、前庭の ”モニュメント広場” や1階の ”ウェルカムエリア” は誰でも無料で利用できます。
五輪マークと国立競技場をバックに記念撮影ができるスポットなのでぜひどうぞ。
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イチョウ並木の見頃見どころ
既に紅葉は色付き始めています。たぶん12月4,5日の週末が絶頂。その次の週末は落ち葉を楽しむくらいなスケジュール感になると思います。
青山一丁目駅や外苑前駅からイチョウ並木へ向かい、並木道の東西をぐるっと回るというコースなら平日、週末関係なく楽しめるはずです。
平日なら秩父宮ラグビー場への通路の銀杏とそこからの眺めを忘れずに。
キハチやロイヤル・ガーデン・カフェからイチョウ並木の紅葉を眺めるのもたしかに良いのですが、そのために寒い中行列するより周辺のオシャレで空いているカフェやレストランを利用することをおすすめしたいですね。
またイチョウ並木から国立競技場や表参道へも歩けてしまうので、紅葉見物と表参道の散策など都心ならではの楽しみ方もしてみたいですね。