うなぎが食べたい季節。そんな時とにかく訪問したい東麻布の鰻の名店「野田岩」

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五代目 野田岩

夏になると気になるのが土用丑の日。鰻(うなぎ)を食べて、暑さで弱った身体に精を付けたいですね。

2022年の土用の丑の日は7月23日(土)と8月4日(木)。そろそろ鰻で食べに行こうか、予約しておこうかと考え始める時期です。

麻布で、いや東京で鰻の名店といえば、まず思い浮かぶのは野田岩
(五代目 野田岩という紹介もされていますが正式には「野田岩」です)

二百年前の創業時から今に味を伝える名店で、ご主人はNHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で取り上げられたこともあり、とにかく美味しい鰻をいただくことができます。

▲野田岩は東京タワーのすぐ近くの国道1号桜田通り沿いに、飛騨高山から合掌造りを解体、移転し古民家風の本店を構えています。

いかにも老舗な店構えでいただく、こだわりのうなぎ。別に夏や土用の丑の日だけでなく、冬でも脂の乗ったうなぎを目当てにいつも混んでいる野田岩です。

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野田岩の店内

今回は週末のランチタイムに訪問してみました。

開店は11時ですが12時過ぎに訪問したのですでに満席でした。

▲まずはいったんこちらの待ち合いで席が空くのを待ちます。

2階、3階もあり和室や個室があるのですが、利用したことはなく写真がありません。

野田岩の鰻重(うなじゅう)

野田岩のメニューはコースとアラカルトがあります。

普通に食事するなら肝吸いと香の物が付いた鰻重で十分。コースは鰻重ににお通しと志ら焼き(白焼き)とデザートが付きます。

▲この日注文したのは「鰻重 萩」。

桜貝をあしらった箱に入ってきます。それと肝吸いと漬物と箸休めの大根おろし。

コースもいいのですが、さすがに鰻重と志ら焼きとセットで出てくるとランチにはあまりにヘビー級です。

▲蓋を開けると蒲焼きが2枚。

たしか以前は3枚乗っていたような気もしますが、気のせいかも。

▲蒸し焼きでふんわりしていてサクサクいただけるのが野田岩の蒲焼きです。

この蒸してから焼くというのキモで、関東風の蒲焼きの特徴になっています。

▲山椒を適度にかけていただきます。

絶滅危惧種にも指定されいつまでこうして鰻を食べられるのか分からないご時世ですからね、遠慮なくいただきます。

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▲箸置きもうなぎです。

どじょうみたいで可愛いですね。

▲野田岩のお箸。

野田岩別館

桜田通り沿いの本店から50mほど離れたところに「野田岩別館」があります。

▲受付は本店で行い、予約の人や本店の席の都合などで別館に案内される場合があります。
また、別館のすぐ先にはジェラート工場直営のファブリカがあります。鰻の後のお口直しにもいいですね。

別館の隣のビルの4Fには写真専門のギャラリー「PGI」があるので、アートでお口直しもいいでしょう。

さて、もし別館に案内される機会があったら、向かいの建物の軒下に黒くて丸い桶のようなものが積まれていないか見てみてください。

写真のような桶がもしあれば、それは鰻を運搬をする容器です。

浜名湖などの産地から毎日鰻を直接運んでいるという証拠です。
鰻はこういう容器に入れられて流通しているんですね、始めて知りました。

 

野田岩別館の店内

本店と違って別館の方は普通のビルです。

▲こちらは別館の2階の様子。

2階が客席になってて、別館ではまず2階へ通されます。

▲4人がけのテーブルが3卓、2人用が2卓。仲居さんが立っている後ろにはグループさん用の大テーブルがあります。

3階もあるのですが残念ながら利用したことはありません。

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野田岩のメニュー

「うなぎ」料理で一番気になるのは、やはりそのお値段でしょう。


▲こちらはコースメニュー。

特別な日の特別な料理とか、賓客をもてなす場合でしょうね。

▲こちらはおすすめ料理。

まぶし御膳がワサビではなく山椒というところが野田岩らしいですね。

▲こちらはお通しのメニュー。

▲うな重、蒲焼きのメニューです。

養殖鰻は浜松など静岡県産、天然物は季節による異なる産地のものを、その日の入荷状況によって使い分けているそうです。その日のメニューがどんな鰻を使っているかは、和服を着たスタッフの方に尋ねれば教えてもらえます。

やはり以前と比べると高くなっていますがビックリするほどのお値段ではありません。

うな丼(メニューでは ”鰻重の竹”)が2,500円ですが、これは以前は2,300円だったと思います。

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以前の野田岩

以前ランチで訪問した際の写真も紹介します

うな重のなんともオシャレな器。ビードロを吹く南蛮人でしょうか。

そして器を開けると・・鰻の蒲焼きが3枚乗ったうな重が現れました。これは美味しそう!

▲野田岩のうなぎはタレも脂もあっさり、逆に言えばそれだけしっかり火が通った上品な味。多くの人に愛されるわけです。

そんな名店だけに土用丑の日の前後の土曜日は行列必至の混雑です。
(土用丑の日その日は臨時休業になりお店は開いていません、要注意です)

逆に平日のランチタイム、平日夜の部の時間は早めの時間に行けば予約無しで案外すっと入れたりします。
ただデートなど大事な食事の時は予約をしておいた方が無難です。

▲土用丑の日でない夏の土曜日の開店直後の行列です。夏の土曜日はだいたいこのような行列ですね。

うなぎはお客さんの回転が早くないので、行列もなかなか進みません。
でも南側の建物の日陰になるので日傘などは不要です。

暑い日に野田岩で鰻、デザートにファブリカでジェラートというコースがオススメですよ!

最後にちょっとした豆知識。
もし平日のお昼過ぎにこの辺りに来ることがあったら、野田岩の裏口(上の写真では自転車より左側の方)を通ってみてください。
若い店員さんがまかないと思われる鰻を七輪で焼いている姿を見ることができます。
七輪で鰻を焼くなんて滅多に見ることがなくなりました。今では珍しい光景です。
七輪で焼いて基本から修行しているのかもしれませんね。

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五代目 野田岩の場所とアクセス

最寄り駅は都営地下鉄大江戸線の赤羽橋駅。

駅を出たら飯倉公園の脇から東麻布の住宅を抜けるのが一番早いのですが、まずは桜田通り(国道1号)に出て飯倉の交差点に向かって坂を上ります。右手に東京タワーが見える横断歩道橋があってその先が「野田岩」です。このルートなら赤羽橋の駅から徒歩10分弱です。

日比谷線神谷町駅からも桜田通りを飯倉の交差点に向かって坂を上ります。飯倉の交差点を渡って今度は桜田通りを下って行った歩道橋の手前が「野田岩」です。このルートも神谷町駅から徒歩10分弱。

▲このような合掌造りの建物が野田岩です。

クルマの場合は東麻布にいくつかコインパーキングはありますが、東京タワーの地下駐車場に駐めるのが良いでしょう。野田岩で無料券が出ます。

この東京タワーのパーキングは「タイムズ 東京タワー地下駐車場」。EV用の充電設備こそありませんが大型のSUVなど背の高いクルマも駐められます。
桜田通りの「東麻布一丁目」交差点を東京タワー側に曲がった(桜田通り赤羽橋方向から右折もできます)突き当りに出入り口があります。

東京タワー地下駐車場にクルマを駐めたら、その出入り口から出て右手に歩きます。最初の角を左に曲がると桜田通りに出ます。ちなみにその角のビルは野球の清原元選手が逮捕された現場ですね。

桜田通りに出たらマルエツプチの信号で反対側に渡り、さらに飯倉の交差点に方に歩けば「野田岩」です。駐車場から徒歩3分です。

五代目 野田岩 基本情報

店名 五代目 野田岩
住所 港区東麻布 1-5-4
最寄駅 赤羽橋駅、神谷町駅
定休日 日曜日、年末年始、夏休み、土用の丑の日
営業時間 11:00 − 13:30、17:00 − 21:00
予約 予約可
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