カフェ・ドゥ・トワ(Deux Toits)
1972年創業という麻布十番の老舗カフェ「カフェ・ドゥ・トワ(Deux Toits)」。その店名、ロケーション、外観などから隠れ家カフェとして紹介されることも多いカフェです。
麻布十番のセレブなマダムたちが優雅に午後のコーヒーでも飲んでいそうなイメージなのでしょうけど、実際は(麻布十番としては)安価なランチもあるし以前はタバコもOKだったし、近隣のビジネスパーソンがランチに利用するような気軽な喫茶店です。
▲パンデミックの影響で営業時間が不安定でしたが、このところほぼ看板通りの営業時間に戻ったようです。
日曜日が定休、場所も商店街とは反対側の分かりづらいところなのでお客さんは地元の人が多いようです。
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カフェ ドゥ・トワの店舗
小さなビルの1階と2階が店舗です。
▲店頭には ”CAFE”の文字が目立つ看板と鉢植えがいっぱい。
”ROPPONGI” ”1972” とも書かれていますね。たぶん1972年創業なのは間違いないんでしょうけど、ROPPONGIの意味はよく分かりません。
以前は六本木にあった店舗がここに移転してきたのか、それとも創業当時は麻布十番と名乗るより六本木と名乗った方がメリットがあったのか。
少なくともここ20年以上前からこの場所なので、たぶん後者。地下鉄もなければクラブなどもなかった頃には ”麻布十番のカフェ” というより ”六本木のカフェ” といった方が通じが良かったんじゃないでしょうか。
▲緑の植栽に囲まれ、青いシートに ”CAFE DEUX TOITS” と書かれた外観。
いかにもレトロなおしゃれカフェという雰囲気です。
▲ランチのボードも出ています。ただこの写真が古くて980円と書かれていますが、今はランチ1,000円に値上がりしています。
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カフェ ドゥ・トワのコーヒーとメニュー
コーヒーは普通の喫茶店のコーヒーです。
麻布十番でも何気ない普通の喫茶店が少なくなっているので貴重です。感じとしては「西琲亜(せぴあ)」と「ラクーン」の中間くらいでしょうか。▲ドリンクメニューです。
意外なことに紅茶の方がバリエーション豊富です。
開店から夕方17時までオーダーできるのが嬉しいですね。ランチを食べ損ねた時でもここに来ればなんとかランチを食べられます。
写真がないのが残念ですがパスタはボリュームあります。男性でも特に大盛りにする必要はない量です。
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カフェ ドゥ・トワの店内
壁に禁煙マークが目立つよう大きく掲げられているのは少し前まで喫煙可能店だったから。禁煙になったことを知らずに訪れるお客さんが多かったのでしょう。
左手奥がキッチン。右側にはボックス席が並んでいます。テーブルやソファの設えなどは80年代のオシャレなカフェ、カフェバーのものですね。
たぶん当時は六本木の隠れ家カフェとして人気があったんじゃないでしょうか。
また奥の突き当りの階段から2階へ上がります。
2階を利用したことはほとんど無いのですが同じようなボックス席が並んでいた記憶があります(今は変わっているかもしれません)。
天井の照明や彫像など80年代的な豪華さを演出しています。今はこれが ”レトロ感” として逆に新鮮に受け止められているんですよね。
このような造りも80年代的にはオシャレ要素だったんですね。
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カフェ ドゥ・トワの場所と行き方
麻布十番の駅から徒歩3分。ただ商店街とは反対側のエリアなので慣れない人には分かりづらいかもしれません。
▲これはアオイスタジオの前を通って麻布通りに抜ける道から見たところ。右に見えるのが A.O.C. ですね。
左の首都高が見える方に進むとカフェ ドゥ・トワですが、ここからではまだ店舗がよく見えません。
▲お店の手前まで来てやっとそこにカフェがあることが分かります。
大江戸線側の7番出口から出て新一の橋へ向かってファミマの角を曲がるのが一番分かりやすいかも。それか新一の橋から麻布通りを飯倉片町の方へ登り、新福菜館の先を左に曲がればすぐです。
麻布十番で80年代的レトロ感をあちこちに残す喫茶店としてレトロ好きな人にはたまらないカフェだと思います。
また普通に麻布十番で気軽にランチをするにもおすすめですし、土曜日の午後のコーヒータイムにもおすすめです。
カフェ ドゥ・トワ 基本情報
店名 | Cafe Deux Toits (カフェ ドゥ・トワ) |
住所 | 港区麻布十番 1-2-1 |
最寄駅 | 麻布十番駅 |
定休日 | 日祝 |
営業時間 | 11:00 – 18:00 (土曜日は17:00まで) |
禁煙・喫煙 | 禁煙 |