チェコの現代アート作家 Jiri Kovanda(イジー・コヴァンダ)の日本では初となる作品展「On Air / On Paper」が青山目黒とチェコセンター東京の2会場に別れて開催されています。チェコセンターでの作品展を見学してきたの紹介します。
イジー・コヴァンダは1953年プラハ生まれのアーティスト。
1970年代、つまり社会主義時代のプラハでストリートでのパフォーマンスなどから活動を始め、コンセプチュアル・アートそしてドローイングやインスタレーションなど幅広く活躍しています。
青山目黒での「On Air」は主にインスタレーション、チェコセンターでの「On Paper」は主にドローイング作品の展示です。
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Jiri KovandaのOn Paper
チェコセンターでのOn Paperは平日の午後14時から19時までの開催です。
本当は朝から、夜も遅くまで、週末も開いて多くの人に観てもらいたいけど大使館と合わせないといけないしCOVID-19の状況もあるしこれが精一杯でしたとスタッフの方も残念がっていました。
▲チェコ大使館の入り口にボードが出ています。
▲チェコセンターの地下の部屋が作品展の会場です。
▲会場はこの部屋だけです。
以前「チェコ人形展」を見学した時は地下の施設いっぱいを使っての大規模展示でしたが、今回はそれに比べると小規模ですね。
▲ドローイングが並ぶ室内。
でも一箇所妙にスペースが空いていますね。
▲実は私たちの訪問直前に大事件が発生。
展示していた作品が落下してしまったそうです。
▲それでスペースが空いてしまったんですね。
でも大急ぎで復旧するそうなので、この記事が出る頃には元に戻っていると思います。
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▲色の使い方やオブジェ(?)の形状など独特な感じです。
▲ドローイングだけでなくこうしたコンセプチュアルな作品も。チェコ語が読めないのが残念です。
▲会場で配布されているリーフレット。
真ん中に穴が空いていますが現物は切り取り線が付いています。
この穴は青山目黒での 「On Air」に行くとその意味が分かるみたいです。
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チェコセンター東京
広尾のチェコ大使館に併設されています。
▲日赤通り沿いにあるチェコ共和国大使館。
▲チェコ大使館の建物はレーモンド設計事務所によるもの。あのチェコ出身の建築家アントニン・レーモンドの設計事務所です。
▲裏手に回るとこのような建物だということがよく分かります。
▲向こうの道路はいわゆる日赤通りです。
建物に入り左手(この写真では右側)が大使館と領事部のエリアです。
▲チェコセンターは右側。
▲チェコセンターの他にチェコ政府観光局やビジネス関係の組織が入居しています。
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▲入り口の様子です。
扉の取っ手がCZECH(チェコ)の頭文字 ‘C” を象っているのがオシャレです。
▲いちおう外交関係の部署なので扉は常時ロックされています。
チェコセンターは1番上のインターフォンで用件を告げてドアのロックを解除してもらいます。
もちろん日本語で大丈夫ですよ。
▲建物に入るとロビーがあり、こうしたチェコセンターの紹介やチェコの文化を紹介する本などが並んでいます。
もちろん初代大統領ヴァーツラフ・ハベルの本もありました(チェコ語でしたが)、
▲チェコセンター東京のパンフレットです。
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チェコセンターへの行き方
広尾駅からだと広尾の商店街を進みホームワークスの角を右に曲がります。聖心女子大の南門を過ぎて道なりに進み最初の角を右に曲がります。200mほど歩くと左手にチェコ大使館があります。
それより簡単なのが日赤医療センターから。渋谷駅あるいは恵比寿駅から日赤医療センター行きのバスに乗るか、ちいバスの青山ルート(行き先は六本木ヒルズでも赤坂見附でもかまいません)に乗って日赤医療センターで降ります。日赤通りを広尾方面に300mほど歩くと右手にチェコ大使館です。
開催期間が短い上に平日だけのオープンですが日本では珍しいチェコの現代アートを観られる良い機会なので、ぜひ足を運んで欲しいですね。
Jiri Kovanda / On Paper チェコセンター東京(チェコ共和国大使館内)
渋谷区広尾 2-16-14
開催期間:2021年1月18日 – 2月12日
開館時間:平日 14時 – 19時