西麻布の超隠れ家四畳半カフェ「Drippers@Tokyo」(閉店)

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西麻布のスペシャルティコーヒーカフェ

西麻布にベルギーやドイツなど世界のスペシャルティコーヒーをハンドドリップで飲めるカフェ「Drippers」がオープンしています。

外に看板なども出ていませんし2023年7月にオープンして間もないのでまだあまり知られていませんが、美味しいコーヒーとユニークな店舗空間も相まってすぐに人気になりそうなカフェです。

2024年7月で東京店は閉店しました。

▲店舗は建物の2階なのですが、階段にこのように店名が書かれた紙が貼られているだけ。しかもこれだけでは何のことなのか、そもそも何か店舗があるのかも分かりませんよね。

でもこれがDrippersの今のところ唯一の目印なのです

また、ここには ”Druppers” とだけ書かれていますが本当は Drippers@Tokyoが正式なのかもしれません。その理由は後述します。

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Drippersでコーヒーを飲む

Drippersは数人でいっぱいになるような狭い店舗。オペレーションも一人で行っています。

▲メニューはコーヒーだけ。650円です。

カウンターに並ぶコーヒーの銘柄を指定するとその場で豆から挽いてハンドドリップで時間をかけて丁寧に淹れてもらえます。

カップもテーブルもシンプルなもの。でもコーヒーのクオリティはかなり高いです。

▲この日オーダーしたのは ”Today”。つまり本日のコーヒーですね

▲これは「MOK」というベルギーのカフェ兼マイクロロースタリーのスペシャルティコーヒー。

産地とか製法とか書かれていますが、私たちにはよく分かりません。

でも日付などからすると、ブリュッセルで焙煎して日本に直送しているみたいですね。

▲これはドイツのヴェーデル(Wedel)のロースタリー「LEUCHTFEUR(たぶんロイフトフォイヤー)」のパナマ産ゲイシャ。

主にヨーロッパのマイナーだけど高品質なコーヒーを取り寄せているみたいです。

▲何度も通っていろいろなコーヒーを試してみたくなります。

とにかく豆は折り紙付き、それを本当に丁寧にハンドドリップしているのです。

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Drippersの店内

で、問題の店内ですけど、西麻布の古いアパートの一室をほぼそのまま使っています。

▲店内の様子です。

西麻布の四畳半のアパートですね。

エアコンは付いていなくてその代わり扇風機が活躍しています。

床は板張りに見えますが、畳の上に板を貼ってあるだけです。

学生時代に友達のアパートに遊びに行くとこんな感じだったりしましたよね。

▲左のトレイが乗った段ボール箱がお一人様用の席です。

エアコンが無いので大きく開いた窓の向こうには向かいの家が見えています。

▲これは二人用のベンチです。

同じベンチがもう一脚あるので、客席的には5人分あることになります。

後ろは押入れだったところ。襖のくたびれ加減が年月を感じさせます。

日本人の目からすると古いアパートなんですけど、だから逆になんか落ち着く空間なんですよね。

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Drippersのコーヒー

▲キッチンです。換気扇にガス温水器という四畳半アパートのキッチンがそのまま使われています。

でもコーヒーを挽いてお湯を沸かして淹れるだけなのでこれで十分ですね。

真剣にお湯を注いでいるのがスタッフです。日本語はヒアリングがあまり得意ではないようなので英語でコミュニケーションする方が良いかも

▲出来上がったコーヒーはカウンターに出てきます。

黒いパッケージは「CABALLERO」。

ノルウェーのオスロのロースタリーのようです。ノルウェーというと日本ではフグレン(FUGLEN)が有名で支店もあったりしますが、こうしたまだ知られていないカフェ、ロースタリーも多いのでしょう。

▲カウンターの片隅に鎮座する「ditting」というスイス製のグラインダー。

コーヒーに使う豆をまずこのマシンで挽いています

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Drippers東京店について

こんなインターナショナルなコーヒーと日本の古アパートというミスマッチ感覚、どんな店舗の外観かというか店内から想像する通りのものです

▲多くの人がイメージする西麻布とはかけ離れているかもしれない古びた建物。このアパートの2階がDripeprsです。

1階にはドアが2つあって左のドアがDrippersです。

▲ドアの中に入ると階段。

この階段を上がった先がDrippers@Tokyoです。

実はDrippersは中国は杭州発祥のカフェらしいのです。杭州市と上海に店舗があり、東京店は海外初進出となる店舗だそうです。なので Drippers@Tokyo と表記するのが正式なのかも。

Instagramを見ると中国語メインで投稿されています。

定休日は火曜日と日曜日。

そして営業時間は9時9分から18時18分まで。ただ11時11分から12時12分まではお昼休みです。洒落が効いていますね。

あと今のところ決済は現金のみ。電子マネー、クレジットカードは使えませんから訪問前に現金の手持ちを確認しておきましょう。

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Drippersの場所とアクセス

西麻布の裏通り、星条旗通りから一本入った道路沿いです

▲600円定食屋の「七番」やガーナ大使館とフレンチモンスターの中間あたりです。

道順は七番の記事に詳しいのですが、六本木方面からなら六本木通りを西麻布の交差点方面に向かいEXシアターの先の路地を右に入って突き当たった左です。

乃木坂駅の駅からだと六本木トンネルをくぐり最初の信号で星条旗通りを渡った次の交差点を右に行けば200mほどで写真のようなアパートが見えてきます。

Dripeprsは左のドアを開けて入るのでそこだけは間違えないようにしましょう。

懐かしい雰囲気の店内で世界の、特にヨーロッパのマイナーな、けれど高品質なスペシャルティコーヒーを楽しめます。

SNS映えするカフェではありませんが話題になることは間違いないので、知る人ぞ知るカフェでいるうちにゆっくりDrippersのコーヒーと空間を味わってみましょう

Drippers 基本情報

店名 Drippers@Tokyo
住所 港区西麻布 1-4-10
最寄駅 六本木駅、乃木坂駅
定休日 火曜、日曜
営業時間 9:09 – 11:11、12:12 – 18:18 (平日)
12:12 – 18:18 (土曜・祝日)
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