写真美術館で開催の星野道夫の写真展「悠久の時を旅する」。恵比寿ガーデンヒルズ内のノスフェでも関連グッズ販売中

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星野道夫写真展「悠久の時を旅する」

大自然とそこに生きる野生動物の写真、そして美しい文章で今も多くのファンを持つ冒険家で写真家で文筆家でもある星野道夫。2022年は生誕70年ということや気候変動が目立つようになる前の地球の姿を残している作品で今また注目を浴びています。

その星野道夫の写真展が恵比寿の東京都写真美術館で開催されています。

写真展のタイトルは「悠久の時を旅する(The Eternal Journey)」。20歳でのアラスカの村の記録から、亡くなる直前まで撮影していたロシアのカムチャツカ半島での写真までを一望し星野道夫の足跡を辿る展覧会です。

また、没後二十数年ぶりに発見されたパノラマカメラ(フジパノラマG617 プロフェッショナル)と、そこに残されていた未発見・未公開だったフィルムも展示されています。

▲これはキービジュアルにもなっている写真。

こうしたアラスカやカムチャッカなどの自然と動物、そしてそこに暮らす人々の写真147点が展示されています。

写真展の様子はもっとレポートしたいところですが、残念ながら展示室内は撮影禁止です。

ぜひ写真展を訪問して星野道夫が残してくれたかつての地球の姿を目に焼き付けて欲しいです。

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写真展の撮影スポット

「悠久の時を旅する」展の会場は東京都写真美術館(写美)のB1階です。

その展示室内は撮影禁止ですが、展示室の外には撮影スポットが設けられているのでそこで記念写真などを撮影することが可能です。

▲エレベーターや階段でB1階まで下りるとこの大パネルが目に入ります。

ここは写真撮影可能なフォトスポット。

▲この瞑想しているシロクマの写真もフォトスポットとなっていて撮影可能です。

地下ロビーの展示

地下のロビー内はシロクマの写真以外にも展示が行われていて、ロビー内自体も撮影可能です。

▲「悠久の時を旅する」というこの展覧会のためにまとめられた映像、1952年の生誕から1996年にカムチャッカで遭難し亡くなるまでの星野道夫の年譜、それと本展に関連するアラスカの地図が展示されています。

▲映像は10分15秒。

豊富な写真と星野道夫の詩的な文章からなる映像です。

悠久の時を旅する展の混雑状況

今なお人気の高い星野道夫の写真展、しかも最近26年ぶりに発見された写真の展示もあるという話題性もあって非常に混雑しています。

▲これは写真展初日の入場券をチェックする受付と展示室前のロビーの様子です。右半分は入場券のチェック、左半分はロビーに展示されている星野道夫の年表や映像を観ているお客さんたちです。

その後も平日でも写真美術館の開館前から入館待ちの行列ができるほどの人気が続いています。平日でも終日この写真かそれ以上の混み方が続いています。週末は訪問したことがないので分かりませんが、たぶんもっと混雑していて階段まで入場待ちの行列になっているのではないでしょか。

また、映像を見たり年譜を読んでいる人だかりでフォトスポットのシロクマ前での撮影もままなりません

今後TVなどメディアでの紹介が増えていくと混雑もさらに酷くなると思います。こうした展覧会一般に言えますが、じっくりゆっくり作品を鑑賞したいならとにかく会期早めの訪問を。

写美のショップ「ナディッフ・バイテン」でも星野道夫の写真集など書籍やグッズを販売していますが、もしかしたら閉幕までに売り切れてしまうものもありそうです

木曜日の夜間がおすすめ

週末はもちろん平日でもずっと混んでいる「悠久の時を旅する」展ですが、今のところ夜間の時間帯はそれほど混んでいません。

夜間開館するのは木曜日と金曜日。どちらも20時まで開館しています(入館は7時30分まで)。写真美術館は木曜日も夜間開館しているのですが、このことは意外と知られていません。そのため木曜日の18時過ぎは地下の展示室前のロビーにも展示室内にもお客さんがいなくて写真展を堪能できます。

星野道夫関連のNHK番組

今回の星野道夫展と連動してか、NHKでも星野道夫関連の番組が2つ放送される予定です。

「悠久の時を旅する」展を観てから番組を見るか、番組を見てから展覧会に行くか。でも迷うことはないですね。展覧会を見てから番組を見る。その一択です。

番組と放送予定は次の通りです。

ワイルドライフ (BSプレミアム・BS4K)
2022年12月5日(月) 20時〜

ダーウィンが来た (NHK総合)
2022年12月18日(日) 19時30分〜

なお放送時間と内容は変更になる場合があります。

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ノースフェイスと星野道夫展

東京都写真美術館は恵比寿の「恵比寿ガーデンプレイス」に位置しているのですが、その恵比寿ガーデンプレイスはつい先日大きなリニューアルがありました。

以前恵比寿三越が入っていた場所にはゴールドウィンがアウトドアブランド「The North Face」の派生ブランドをまとめて出店しています。

その一つセンタープラザ1Fの「PLAY EARTH KIDS」では星野道夫展とコラボし、”アラスカ” をテーマにした企画が行われています。

▲星野道夫の作品の展示や、彼の写真を使ったTシャツやブランケットも販売しています。

▲すぐ隣には「THE NORTH FACE CAMP」として、ノースフェイスのキャンプ用品ばかりを扱うブランドもあります。

▲星野道夫が行った冒険・探検のようなことは無理でも、アウトドアでちょっとした冒険の日々に出かけてみたいですね。

▲写真美術館2Fの「ナディッフ・バイテン」でも星野道夫の書籍や「悠久の時を旅する」展オリジナルグッズを販売しています。写真展と合わせて忘れずにチェックしておきましょう

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併せて観たい写真展

星野道夫の「悠久の時を旅する」展の開催中、写真美術館では他に2つの展覧会が開催されています。

▲沖縄那覇在住の写真家、野口里佳の「不思議な力」。何気ない日常の一瞬を切り取ることでそこに潜む自然の不思議な力を目にすることができる・・・そんな野口里佳の世界観が垣間見られる写真展です。

非日常の極地の自然と動物と人間をテーマにした星野道夫とはある意味対極にあるような写真展ですから、逆に一緒に観ておきたいですね

写美のミュージアムカフェ「フロムトップ」

写真展で疲れたらミュージアムカフェで一息いれたいところ。

写美のミュージアムカフェ、以前は代官山のメゾン・イチが入っていましたがパンデミックの顧客減少のため撤退。今は吉祥寺のカフェが「フロムトップ」として入っています

▲センスの良いカップに入ったコーヒー

相変わらずテラス席も利用できますし、写美での鑑賞の前後にどうぞ。美術館利用者でなくてもカフェは利用可能です。

ガーデンプレイスのカフェ

恵比寿ガーデンプレイスの三越の跡にはノースフェイスなどアウトドアブランドの他に多くのカフェも出店しています。

写美のミュージアムカフェも良いのですが、ガーデンプレイスの今話題のカフェを訪問してみるのも良いのではないでしょうか。

▲センタープラザ1Fのノースフェイスの向かいには「VERVE COFFEE」。アメリカのサンタクルーズ発祥のサードウェーブ系コーヒーショップです。

サードウェーブという自然をレスペクトしたコーヒーが飲める、星野道夫を観たあとにふさわしいカフェだと思います。

▲話題性ではセンタープラザB1Fのスターバックス(STARBUCKS)。

普通のスタバは STARBUCKS COFFEE ですが、このスタバは単なる STARBUCKS です。

日本に数店しかないティー専門のスタバだからです。平日はともかく週末は入店待ちの行列ができるほどの人気スタバです。

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東京都写真美術館へのアプローチ

東京都写真美術館(写美)へのアプローチはなかなか劇的なのでそれも紹介します。

▲恵比寿駅から「恵比寿スカイウォーク(動く歩道)」で恵比寿ガーデンプレイスまで来て、アメリカ橋の信号を渡ったら山手線沿いに進むと東京都写真美術館の建物が見えてきます。

”TOP MUSEUM” とある建物が写美です。このまま建物の右側を進んでも入館できますが、まずは左のアーチの下からアプローチするのがおすすめです。

▲アーチの下を進むと写美の入口です。

床の文様とか空間構成とか格好いいですね。平日はビジネスパーソンが行き交うのでこんなに人のいない写真は撮れませんが、休日はたいていこんな感じです。

ここを真っ直ぐ進みながら右手を見ると・・・

▲写美の建物の外壁に写真壁画があります。

これはフランスの写真家ロベール・ドアノーの「パリ市庁舎前のキス」という作品。誰もが一度は目にしたことがある写真ですがこうして大きく引き伸ばされるとまた印象が異なります。

▲これもあまりに有名なロバート・キャパの「NORMANDY 6JUNE 1944」。

ノルマンディー半島のオマハビーチに上陸するアメリカ軍兵士。アメリカやイギリスはこうして自らの存亡をかけて全体主義と戦ったんですね。

▲日本の写真作家 植田正治(うえだしょうじ)の「妻のいる砂丘風景」。

鳥取を拠点にシュールな作品を取り続け、晩年になるほど評価が高まった作家です。

ちなみに福山雅治の「HELLO」のジャケット写真も植田正治です

▲外壁の写真壁画を見てテンションを高めながら展覧会へ向かう。写真美術館での鑑賞のルーティーンにしたいですね。

ただこのアプローチだと雨や雪の日は大変です。そんな日は恵比寿スカイウォークの終点ですぐに下りエスカレーターに乗って、グラススクエアやガーデンプレイスタワーの下を抜けて写美に行くのが良いでしょう。恵比寿駅からまったく濡れることなく写美に到着できます。

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東京都写真美術館のアクセス

このように恵比寿駅から歩くのが一番ラクだしスムーズだと思います。

▲クルマの場合は恵比寿ガーデンプレイスの駐車場が利用できますが、特に割引制度もなく割高かもしれません

東京都写真美術館についてはこちらにも情報をまとめてあります。参考にどうぞ。

星野道夫 悠久の時を旅する 基本情報

展覧会名 星野道夫 悠久の時を旅する
会期 2022年11月19日(土) 〜 2023年1月22日(日)
会場 東京都写真美術館 B1
料金 一般 1,000円、学生 800円、中高生・65歳以上 600円
予約 日時指定予約推奨 (オンライン予約には会員登録が必要です)
写真撮影 展示室内撮影禁止。展示室外に撮影スポットあり。

施設名 東京都写真美術館
住所 目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
最寄駅 恵比寿駅
休館日 月曜日 (月曜日の祝休日の場合は開館し翌平日休館)
開館時間 10:00 – 18:00 (木金は20:00まで)
予約 予約不要
写真撮影 原則禁止
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