現代芸術家 杉本博司のセンスに満たされた空間で和カフェをいただく。表参道の「茶酒 金田中(さしゃ かねたなか)」

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茶酒 金田中 (さしゃ かねたなか)

表参道駅のすぐ近くにあるオーク表参道に、江之浦測候所などで知られる現代美術アーティストの杉本博司が空間デザインを手がけたお店があるのをご存知でしょうか?

お店を知らずとも、この作品を目にしたことはあるのではないでしょうか?

▲これは杉本博司の「究竟頂(くっきょうちょう)」という作品なのです。

これを目にするだけで現代アート好きならその後の展開に期待がいっぱい、そうでなくともこの普通でない雰囲気の空間に胸が踊ります。

この作品の下を通って階段を登ると、杉本博司が内装を手掛けたそのお店「茶酒 金田中」があります。

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金田中へのアプローチ

表参道から雑踏から一歩奥に入り、この究竟頂の下をから階段を登りきるとさっきまでの表参道の雰囲気とは一変。モダンながらも和テイストな空間を持つお店が見えてきます▼

すごくスタイリッシュな雰囲気ですね▼

金田中の空間

めちゃくちゃオシャレー!!そしてこの解放感!▼

店内は無垢材の巨大なカウンターが前列と後列の2列。

後列は一段上がっていて、横並びで座るレイアウト。

前列は向かい合って座る席です。▼

この竹ぼうきの生け垣「箒垣」は杉本博司作品で、かつて原美術館でも見ることができました▼

それをこのように眺めながら美味しい和菓子や料理をいただけるのですから贅沢なものです。しかも表参道で。▼

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杉本博司作品と金田中

金田中は杉本博司によるデザインの空間だけでなく、家具などもそのセンスで貫かれています。

例えばこのこの椅子ですが、これは数理模型をモチーフにしたオリジナルチェアです。

杉本博司さん関連の施設(江之浦測候所とか素透撫などなど)には必ずありますね。▼

床の瓦は、敷瓦と言って東大寺の屋根瓦を焼く工房で製作したもの。▼

この瓦の床材も江之浦測候所は当然ながら、MOA美術館IZU PHOTO MUSEUMギャラリー小柳ロンドンギャラリーなどなど杉本建築では必ず使われています。▼

夏や冬など通常時はサッシュが閉められていますから、全開放されてテラス感覚で食事ができるのは短い期間です。

季節の良い開放日和を狙って訪問してみたいですね。▼

もっとも大きなガラス窓なので開放されていなくてもあまり気になることはありません。▼

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究竟頂を間近に

金田中には庭に面したカウンター以外に、個室としても利用できる部屋があります

そして、そこはなんと外の作品「究竟頂(くっきょうちょう)」を真横で観られる特等席です。▼

下から見上げるのとは迫力が全然違いますね。▼

真横からのショットです▼

カウンターの席とはまた別な意味での杉本博司の空間を楽しめる場所です。▼

窓の外から観た様子がこちらです。▼

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金田中のメニュー

それではメニューを見てみましょう。まずは飲み物です。▼

そしてお菓子▼

ランチも魅力的ですね▼

コースもあります。▼

お酒のメニューです▼

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金田中でずんだ餅

ちょうどティータイムに訪問したので、和菓子とお茶をオーダーしました。

お冷やとかおしぼり?の器も素敵▼

まずオーダーしたのは、アイスコーヒーと「ずんだ餅の温汁粉 あわ麩と紫蘇の実」です。

アイスコーヒーのストローは紙です。▼

濃厚でしっかりしたアイスコーヒーです。後半はミルクを入れてみました▼

やってきました。ずんだの温汁粉です。まず器がとっても素敵です。

欲しいなぁ。これ。▼

蓋の上に紫蘇の実が乗っています。

上品な量ですねぇ▼

さぁ、器の蓋を開けると、美しいずんだのグリーンが。

そして焼き目のついた粟麩が見えますね。▼

白餡とずんだを混ぜたという汁粉は優しい甘さがたまりません。

すごく上品で美味しいです。▼

粟麩は焼き目がついてることで香ばしく、粟の口触りとずんだの汁粉のハーモニーが絶妙です。

高級なおしるこって感じですね▼

蓋と器のぴったりあったこの職人技の光る汁椀も味も最高です。

ついでに箸置きもお盆も職人技の光る逸品ですね。▼

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金田中でわらび餅

さて、次は「抹茶と黒蜜のわらび餅」です。▼

抹茶は香りの良い和菓子にぴったりの味です▼

このわらび餅の佇まい!

そして塗り物も本当に素敵ですね▼

稀少なわらび餅粉を使っっているので、プルプル感が半端ないです▼

黒蜜に大胆にダイブします▼

美味しすぎるーーー!あと3皿はいけますね。▼

雰囲気も味も全部素敵です。次回は少し上品な装いでランチをしたいですね▼

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茶酒 金田中の場所とアクセス

オーク表参道なので、表参道駅のA1出口直結です。

エレベーター口からだと究竟頂(くっきょうちょう)の下を通り階段を登ります。▼

A1の階段口からだとエンポリオ・アルマーニの横を通り階段を登ります。

そうするとお店の右側の入り口から入れます。▼

長細いお店の右から入るか、左から入るかの違いです。

こちらは右側の入り口。▼

庭を眼前に眺めながら、杉本博司こだわりの空間で素敵な時間を過ごしましょう。

サッシュが解放されている初夏が訪問するのには最も良い時期かもしれません。

茶酒 金田中 基本情報

店名 茶酒 金田中 (さしゃ かねたなか)
住所 港区北青山 3-6-1 oak omotesando 2F
最寄駅 表参道駅
定休日 オーク表参道に準ずる
営業時間 11:30 − 22:00 (ランチは14:00まで)
予約 予約可(一休で予約)
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