営業は3年間だけ。六本木の新しいカルチャースペース「Common」は素敵空間だった

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カフェ&ミュージックバーラウンジ Common

六本木の交差点近くに昼はカフェ、夜はミュージックラウンジになる「Common」がオープンしています。

築50年以上のビルをリノベしたコワーキングスペースなどからなる複合施設「Kant.」のカフェという位置付けのようです。

早速訪問してみましたが、スペシャルティコーヒーをスタイリッシュで格好良い空間で飲める素敵なカフェでした。とにかくその内装は細部まで神経が行き届いたフォトジェニックなもので、新しい才能の登場を感じさせるものですし、またCommon自体もSNSで一気にブレイクしそうな予感がします。

 ▲場所は六本木の交差点から溜池方面へ下る六本木通り沿いです。

以前は単なるオフィスビルだったと思うのですが、今はこの写真のようにレンガ風の階段に赤い手すりというこれだけでもSNS映えしそうなエントランスになっています

このビル自体は近隣の再開発に伴い3年後には解体が始まるそうです。ということで、このビルでのCommonやKant.の営業は残り3年間だけ。もしかしたら再開発後も続くかもしれませんが、少なくとも今の状態での営業は残り3年です。

いずれ無くなってしまう前に、この空間を多くの人に楽しんで欲しいですね。

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フォトジェニックな店内

階段を上がって店内に入ると思わずおおっとなる空間が広がっていました。

▲左手にはキッチンカウンター。木材がパイプのように組み付けられていて、ここだけ見てもデザインされているなぁと感じます。

真ん中には大きなテーブルが並んでいます。よく見ると簡単に移動できるようになっているので、夜のDJラウンジタイムにはテーブルを移動してフロアを広げるのかもしれないですね

そして右手の壁にはベンチ席とテーブルが並んでいます。

▲一番奥にはこのような階段状になった席が並んでいます。

GYRE.FOOD uni を思い出しますね。

丸いテーブルやクッションが用意されているので長時間利用も大丈夫。

ちなみに窓を抜けた先は「麻布警察署」ですからもし何かあっても大丈夫ですね。

▲こうして座る場所が決められているので、階段状にはなっているけど他のお客さんと陣取り合戦にもならないし変に気配りする必要もなく快適です。

後ろに見えるアートは若手アーティストや現役の美大・芸大生の作品。四半期ごとに入れ替えるそうです。

▲壁はレンガのようですが実はむき出しのコンクリートの前にレンガをただ積み上げて鉄枠で止めてあるだけ。将来ここが解体される時はレンガをさくっと取り壊して移転先に持っていけば良いように設計されているみたいです。

そういった環境に配慮した作り込みがされていたり素材の選択がされているところが2022年という時代を感じるところですね。

▲カウンターも紙管かと思ったら普通に木材でした。

カウンターテーブルの片隅に何やら気になる物体が・・・

なんと、盆栽。BONSAIです。

コーヒーカップに植えられた盆栽。こういう遊び心は楽しいですね

建築・デザイン視点からの店内については「建築とアートを巡る」サイトの「3年限定!STUDIO DIG.が手がけた六本木 KANT.にあるカフェ&ミュージックバーラウンジ COMMON」という記事に詳しいです。もっと知りたい方はそちらの記事もどうぞ。

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ラウンジスタイルのDJ

週末はラウンジスタイルのDJを開催するそうです

▲店内の奥にDJブースがあります。

いつもはこうして目立たないようになっています。

▲DJブースの機材一式。実はまだ配線は完了してないみたいです。

それにしてもDJブースから見るとビルの1フロアをほぼ全部を使っているだけあって、広々したフロアにみえますね。

▲サウンドシステムのスピーカーはTaguchi。かなり本格的です。

こうなるとDJタイムも楽しみですね。

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リテール(物販)スペース

あと店内に入ってすぐの場所にリテールスペースがあって、定期的にパートナーの商品販売が行われるようです。

▲今はオープン直後なので、内装デザインを担当した「Studio DIG」が内装のコンセプトや素材などを解説するディスプレイが行われています。

それにしてもStudio DIG、これから要注目なチームです。

▲フロアにはリユーザブルな素材が置かれていました。

あと見えているスピーカーもTaguchiです。

▲使うコーヒー豆も定期的に入れ替わるそうですが、まずオープン時は長崎の「KARIOMONS」のコーヒー豆。

そのコーヒー豆はリテールスペースで販売もしていました。

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カフェと軽食

カフェとしてのドリンク以外にブランチタイムには軽食もメニューに加わります。

▲これは「カフェラテ」。600円。

例の階段に座っていただいてみました。

▲これはテーブルに置いたショット。

テーブルに黒いつぶつぶが見えますが、なんとコーヒー豆なんだそうです。練り込んで見た目のアクセントにしているんですね。同様の仕掛けは他にもあるので探してみてください。

▲ブランチメニューから「ビーツのスパイスケーキ」をオーダー。

たしかにスパイシーなケーキでした。

お皿はLA在住の日本人作家によるものだそうです。

▲これは「台湾風ベーコンパイ」。

たしかにパイだしベーコンが入っているけど、でも味は絶対に中華味! 不思議美味しいベーコンパイでした。

▲このコーヒーカップも他のテーブルウェアと同じ作家の作品のようです。

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複合施設「Kant.」

何度でもリピートしたくなるCommon。それが入る複合施設が「Kant.」です。

▲これがフロアマップ。これがもうアート作品ぽいです。

1FがCommonで、2Fと3Fかワークラウンジ、それより上のフロアはコワーキングスペースになっているようです。

▲トイレの入口もしっかりデザインされていました。

コワーキングスペースまでは見ることができなかったのですが、たぶん快適なスペースになっているんだろうなと想像できます。

Commonのメニュー

メニューも紹介します。

▲これがカフェメニュー。

ただこのメニューは2022年5月のオープン直後のものです。使うコーヒー豆やコラボするパートナーによりメニューは変わるんだと思います

▲こちらはブランチメニュー。

ボウル、プレートそれと焼き菓子のメニューでした。ベーコンパイもスパイスケーキも食事には足りないので、ちゃんとしたブランチにしたいならライスボウルやオープンサンドを頼むのが良さそうです。

またこれはカフェタイムのメニューです。夜のバータイムや週末のDJタイムは別のメニューになると思います。

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バータイムのCommon

17:00からバータイム。その時間帯のCommonです。

▲暗くなってからのCommonへのアプローチ。この感じが大人がちゃんと過ごせる街、つまり本当の六本木なんですよ。

▲店内も照明が落ちてバータイムという雰囲気ですね。

お客さんの数が少ないのは平日だからだと思います

▲こちらはバータイムのメニュー。

アルコール類はもちろん、このようにパスタなど軽食系もありますから早い時間から食事を兼ねて利用するのもOKです。

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Commonの場所とアクセス

六本木の交差点から溜池方面へ100mちょっと下ったところ。ドコモショップの先が「Common」の入るビルです

地下鉄の六本木からなら6番出口から階段で地上に出て、まっすぐそのまま50m進めばOK。

▲すぐ先は三河台公園、裏手は麻布警察署という治安の良さ。しかも地下鉄の入口まで50mですから、Commonが居心地よくて夜遅くなっても大丈夫です。

▲フロア的には1Fですが六本木通りの歩道からは階段を上がって入ります。

なんか久しぶりに登場した六本木の大型新人という感じですね。しかも最近の六本木にありそうでなかったタイプのカフェです。

間違いなくSNS映えする店内とその内装、こだわりのあるメニューや運営などもあってあっという間に人気店になりそうです。しかも3年という期限付き。

早めに訪問して映える写真を撮っておきたいですね。

Common 基本情報

店名 Common
住所 港区六本木 4-8-5
最寄駅 六本木駅
定休日 不定
営業時間 8:00 – 23:00
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