オリンピックミュージアムの見どころ – 無料で見学できるモニュメントエリアと企画展(後編)

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日本オリンピックミュージアム」の展示エリアについて前編で紹介したのに続き、過去に開催された企画展の様子やオリンピックミュージアムとその周辺の魅力を紹介します。

企画展やミュージアムの館外は誰でも無料で見学できるので、国立競技場の見学や神宮球場や神宮外苑などを散策するついでに思いつたら訪問という利用ができます。

▲オリンピックミュージアムは「JAPAN SPORT OLYMPIC SQUARE」というビルに入っています。

このビルはJOC(日本オリンピック委員会)とJSPO(日本スポーツ協会)の本部が入っていて、2019年に完成したばかりです。

このビルの敷地に建つ銅像はピエール・ド・クーベルタン、通称クーベルタン男爵。近代オリンピックの創始者ですね。向こうに見えるのはオリンピックのシンボルマーク。

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モニュメントエリア

ビルの敷地内は「モニュメントエリア」として、クーベルタンの銅像や過去の日本でのオリンピックの聖火台(のレプリカ)などが展示されています。

もちろん見学は無料。ミュージアムの休館日でもこのエリアは見学可能です。

▲オリンピックのシンボルマーク。触っても大丈夫です。

新国立競技場をバックにシンボルマークと一緒に記念撮影。オリンピックの開幕前から撮影スポットとしてけっこう賑わっていて、入れ替わり立ち替わり誰かが記念写真を撮っている状況です。

▲これはオリンピック開催中の様子。

五輪マークとの記念撮影に長蛇の列になっていました。無観客のはずですが競技場見学に多くの人が訪れていたんですね。

閉幕後はこのような長い行列になることはありませんが、それでもゴールデンウィークの連休などでは記念撮影の順番待ちが発生します。

▲オリンピックミュージアムの出口の辺りの芝生は何もなくスポッと開いた空間になっています。こっちの方が新国立競技場がよく見えるので、ここも撮影スポットですね。

テレビ番組のロケなどもこの空間を使って撮ってます。

▲左が1964東京オリンピックの聖火台(のレプリカ)、右は1972札幌オリンピックの聖火台(のレプリカ)です。

ちなみに、この聖火台の裏からビルの裏へ回ることができて、そのまま外苑西通りまで抜けられます。

▲これは1998長野オリンピックの聖火台です。

小柄な伊藤みどりさんはこんな高い聖火台にどうやって点火したのでしょう。

▲国立競技場を向いて建つこの銅像は嘉納治五郎。柔道の創始者にして日本人初のIOC委員としてオリンピックに多大な功績のある人物ですね。

これ以外にも歩道やベンチ、階段などにオリンピックに関連した言葉などが刻まれているので探してみてください。

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オリンピックミュージアムのWelcomeエリア

オリンピックミュージアム2階の「展示エリア」は前編で紹介しました。

▲オリンピックミュージアムの入り口。

この写真は休館中の時のものですが、今は係員がいて事前予約の確認と検温を行っています。

▲料金と展示の概要など必要な事項がパネルに書かれています

▲入館料を支払って内部に入るとエレベーター脇に2階の展示エリアの各コーナーの紹介パネルが

▲1階のWelcomeエリアの天井は隈研吾風な木のルーバになっていて、そこに照明が埋め込まれています。

丸い輪が組み合わさって ”五輪” を象っているようです。

▲また東京オリンピック2020の選手団の服装も。

左は普段着のジャージ。男性はサンダルなんですね。腰パンはいけないけどサンダルはOKなんだ。

真ん中の紺ブレと白いスラックスが式典用ユニフォーム。

そして右の白いブレザーと赤いスラックスが開会式/閉会式用。

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Welcome Wall

Welcomeエリアの壁に展示されているのは「Welcome Wall」。

▲新宿区と北海道の小中学生による共同企画・制作だそうです。

▲使われているのは木材。1964年大会に参加した国の選手が持ち寄った自国の木の種を北海道に植え、成長した木を使っているそうです

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Tokyo 2020 Olympic and Paralympic ART展

東京2020の開催にあわせての企画展が「Tokyo 2020 Olympic and Paralympic ART展-みんなが描くオリンピック・パラリンピック-」。

”オリンピックと芸術” という視点からの展覧会でした

▲アーティストやデザイナーの作品、それと子どもたちの作品が展示されていました。

▲大きく展示されているのは 「アイコニックポスター」といって、大会を象徴するポスターだそうです。大会終了後はこのポスターが東京オリンピック2020の象徴として使われます。

下のケースにはデザイナーの野老朝雄(ところあさお)のスケッチなども展示されています。

▲これは公式アートポスターの展示。

左から浦沢直樹、大竹伸朗、佐藤卓ですね。これ以外に鴻池朋子なども展示されていました。

▲デザイナーの吉岡徳仁による聖火リレーのトーチ。左側はオリンピックの、右はパラリンピックのものです。

聖火ランナーを努めた人はこれを実費で購入することができるんですね。1本7万円だそうです。

こうやってウェルカムエリアで映像を観たり、企画展をじっくり見ているとあっという間に時間が過ぎます。

2階の展示エリアも映像を見てアスリート体験して資料をじっくり読むと全部で、これも時間がかかります。

”観覧時間は1時間以内” とのことですが、1時間だとかなり厳しいです。この記事を読んで見どころポイントを決めて訪問するのが良いと思います。

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お勧め鑑賞ポイント

もう一度鑑賞ポイントを振り返ってみましょう。

記念撮影として五輪マークはもう絶対外せませんね。

▲聖火台付近は意外と人がいません。

新国立競技場をバックに聖火台と一緒というのも良いのでは、

▲それとミュージアム出口の芝生。広々していていいですね。特にグループで行った時のポイントとしておすすめです。

▲あと、ミュージアムの出口付近にカフェがありましたが、これは当分の間休業だそうです。

ミュージアム観覧後の休憩は隣の日本青年館ホテルか外苑前まで戻ってということになります。

休館日はミュージアム内のショップは利用できないみたいですが、同じビル(JAPAN SPORT OLYMPIC SQUARE)のJOC側に入る「アスリートジャパンスクエア」というショップは開いています。

オリンピック関連グッズも豊富ですし、記念撮影は大行列ですがこちらのショップは意外と空いているのでお土産もどうでしょうか。

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オリンピックミュージアムの場所と利用方法

外苑前の駅からスタジアム通りを徒歩5分くらい。日本青年館ホテルの先のJOC日本オリンピック委員会などが入る “JAPAN SPORT OLYMPIC SQUARE”ビルの1階と2階です。

建物の前に広がる「モニュメントエリア」は入館料不要、いつでも見学可能です。

▲この地図では「日本青年館」の隣がオリンピックミュージアムのビルになります

また入館には事前予約が必要です。予約方法についてはこちらのページをどうぞ。

東京オリンピックを振り返って記憶を鮮明に残しておくために、このミュージアムを訪問してみてはどうでしょうか。

オリンピックミュージアム2階の展示エリアの様子については前編をどうぞ!

日本オリンピックミュージアム

新宿区霞ケ丘町4-2
休館日 : 月曜日
開館時間 : 10:00 – 17:00 (事前予約制)
入館料 : 一般 500円、65歳以上 400円、高校生以下 無料
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