PADARIA / パダリア
恵比寿公園のほど近くにあるマンション1階、世界のパンが食べられる「PADARIA/パダリア」。
このパダリアは、あの外苑前にあって世界の朝食が食べられることで大人気の「WORLD BREAKFAST ALLDAY/ワールド・ブレックファスト・オールデイ」の姉妹店なんです。
2024年6月末で閉店しました。
PR食で世界を旅する
”食で世界を旅する”というコンセプトはとっても魅力的ですね。そんな願いが叶う素敵なパン屋さんの登場です。
これまでに世界50ヵ国以上の朝食を提供してきた世界の朝食専門店WORLD BREAKFAST ALLDAYがその主食となるパンを売るお店をオープンしたのです。確かにパンと一言で言ってもその種類は途方もないであろうことは想像に難くありません。
テイクアウトがメイン
お店はテイクアウトをメインとしていますが、スタンディングではあるもののイートインも可能です。
また、冬場はちょっと寒いかもしれませんが、店舗前にベンチがあるので座って食べることも可能です。
お店の奥には厨房があって、そこでせっせとパンを焼いています。
焼き立てを購入できたら最高ですね。なんでも出来立てが一番美味しいですから。
PADARIAの店内
テイクアウトメインのため、お店は決して広くありません。
正面にショーケース、奥に厨房というシンプルなレイアウトです。
▲中央に入り口、その両脇にスタンディングのイートイン席、外には2人分のベンチ席という構成です。
ただ、スタンディングの人とベンチに座る人は完全に向かい合わせですね。ちょっと気まずいかな?!
▲棚には世界のパンが並びます。
以前はガラスのショーケースにパンが並べられスタッフさんに取ってもらうスタイルでしたが、今は棚に並んだパンをお客さんがトングで選ぶ普通の日本のパン屋さんのスタイルになっています。
またパンだけでなく、ショーケースの上に並んだ世界の食材も購入可能です。これは外苑前のWORLD BREAKFAST ALLDAYも同じですね。
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PADARIAのパンの種類
ショーケースに並ぶパンには、どこの国のどんなパンであるかの説明が一つ一つ丁寧に書かれています。
ショーケースを覗いているだけでワクワクが止まりません。
▲これはオープン間もない日の商品ケース。開店と同時に訪問したためか、まだ全種類のパンは並んでいませんでした。ちょっと残念。
夕方だと売り切れていることもあるみたいだし、朝早すぎても揃っていないので、昼頃に行くのが一番種類があるのかもしれませんね。
▲上の段に並ぶのが2種類のマフィンです。写真に写っているのは2列ともレモン・ポピーシードのマフィンです。大ぶりで美味しそう。
そしてショーケースの中で一際目を引くのが、舟形パンの中央に卵が乗ったジョージア(かつてグルジアと呼ばれていた国)の「ハチャプリ」です。
なんと、ジョージアのティムラズ大使がこのハチャプリを食べにきてくれたんだとか。本国ジョージアの大使のお墨付きの一品なんです。ここへきたらハチャプリはマストです。
大使館のメンバーでハチャプリを食べに恵比寿にきました🇬🇪🇯🇵
世界のパン「パダリア」の開店おめでとうございます㊗️ pic.twitter.com/gj8DngePqB
— ティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使 (@TeimurazLezhava) November 29, 2022
▲プリッツエルも美味しそうですね。その右には中東の薄焼きパン 「マヌーシェ」が何種類か並んでいます。
とにかく、ショーケースを前にするとなんでもかんでも食べたくなるので、事前に目星をつけていく方がいいかも。
▲シナモンロールやマフィンといった普通のパンも揃っています。
それにしても全種類なくても迷ったんですから、全部あったらどうしていいかわかりませんね。
▲冷蔵ケースの中には、ドリンクや食品と一緒にメキシコのプリンやトッピングなどが並びます。
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イートインメニュー
▲イートインでは、コーヒーなどのドリンクメニューと共にWORLD BREAKFAST ALLDAYを彷彿とさせるWEEKLY SOUPというメニューがあります。
オープン最初のウィークリースープはウクライナのボルシチです。これは美味しそう。
▲ドリンクメニューは、コーヒーだけでなく、ジュースやレモネードなどイートインに重きを置いていないとはいえとても種類豊富です。
▲コーヒーも美味しかったです。スリーブの店名ロゴがかわいい。
スタンディングで
店内のスタンディング席でパンを食べてきました。
イートインの場合、パンを温めて提供してくれます。これは嬉しい。
▲イートインはどのパンでも可能です。
まずは、ボルシチとウクライナの「パンプーシュカ」を。ボルシチも実はウクライナ料理ですから相性は当然バッチリです。ビーツの効いたボルシチは、まずはそのままいただき、その後サワークリームで味変です。
パンプーシュカは上に乗ったハーブがアクセントの食事パンです。ふわふわでパンそのものがすごく美味しい。
このウクライナセットは、とてもナイスでした。普段、朝食は食べない派ですが、このくらいならちょうど良いかも。
▲そして、ジョージア大使のお墨付きの「ハチャプリ」。ジョージアの伝統的な朝ご飯だそうです。
これが、ものすごく美味しい!!!激しく一推しです。
真ん中の溶けたチーズと卵、そしてふわふわもちもちのパンとの相性が最高です。チーズはモッツアレラのような弾力のあるタイプ。さすが本家の大使も食べに来るハチャプリです。
パダリアに行ったらハチャプリ!これが合言葉になりそう。
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パダリアでパンをテイクアウト
イートインだけでは満足できす、テイクアウトでもいくつか購入してきました。
一つ一つ解説シート付きなのもの嬉しい。解説を読みながら、いろんな国のパンをいただくと食で世界を旅することができます。
▲チェコの代表的な焼き菓子「バーボフカ」です。
お母さんが作ってくれたような素朴な味が美味しい。おやつにちょうどいいサイズです。
▲アメリカのグローサリーのレジ横で見る大きな「マフィン」です。
かなり大きくて食べ応えバッチリ。キャロットマフィンはまだできてなかったのでレモン・ポピーシードのマフィンを。
ポピーシードが惜しみなく入っています。
マフィン特有のボソボソ感が全くない、パウンドケーキのようなふわふわ食感です。レモンピールが生地に練り込んであって食べ進めると酸味もあって、これは美味しい。リピート確定です。その前にキャロットの方を食べてみないと。
ちょっと温めて食べるとより美味しいです。
▲フィンランドの「カルヤラン・ピーラッカ」は、ミルク粥をライ麦粉で包んで焼いたカレリア地方の伝統料理です。
カップに入った「たまごムナポイ」は、100円でオプション購入しました。ムナポイは茹で卵とバターと塩だけのシンプルなものですが、バターが無茶苦茶濃厚です。
▲このムナポイをカルヤラン・ピーラッカの上に乗せていただきます。
まずはムナポイを乗せずに一口食べてみました。とっても素朴な味わいなのですが、ムナポイを乗せると俄然リッチなおかずパンに早変わりです。これは、ムナポイなしではもう食べられません。ムナポイの玉子とバターの濃厚さが素朴なパン(ミルク粥)に深みを与えてくれます。
こちらもちょっと温めて食べるとより美味しいです。
表参道にある隈研吾設計のイッタラカフェではカレリアパイという名前で同じメニューがありました。やっぱりフィンランドの伝統的なパンなんですね。
▲別の日にテイクアウトしてきた「ハチャプリ」と「フォカッチャ」。
オープンから2年経ち、お店の存在もハチャプリの美味しさもかなり知られるようになっています。
周りのパンをちぎり、チーズと卵をすくうようにして食べます。
お花見しながらパダリアのパン
パダリアでテイクアウトして自宅でゆっくり食べるのも良いのですが、恵比寿近辺には桜が楽しめる公園がいくつもあるので、お花見シーズンにパダリアでパンを購入して近くの公園でプチ花見を決めてみました。
▲まず目に入ったのが東欧ポーランドの穴なしドーナツ「ポンチキ」です。
ベニエに代表される穴なしドーナツの系譜のお菓子のポーランド版。
▲真ん中には穴が開く代わりにジャムが詰められていて、外皮には砂糖がたっぷり。
▲パダリアに寄るとどうしてもオーダーしてしまう「ハチャブリ」です。
これとポンチキがあれば女性のランチとしては十分な量になります。
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PADERIAの場所とアクセス
恵比寿駅から徒歩で3分ほどです。
恵比寿駅西口から駒沢通りを代官山方面へ歩き最初の交差点恵比寿南で右折します。そのまま直進して恵比寿公園とローソンを過ぎた最初の交差点の右前方の角にあるベージュタイルのマンションの1階です。
▲恵比寿でちょっと小腹を満たしたい時はイートン、あるいは世界の様々なパンをテイクアウトして家で世界巡り、いろいろなシチュエーションで利用できるのが嬉しいです。
外苑前のWORLD BREAKFAST ALLDAYも週末ともなれば行列必至の人気店ですが、こちらのPADARIAも同じような人気店になりそうです。でもテイクアウトがメインなので回転も早いでしょうし、WORLD BREAKFAST ALLDAYよりは利用しやすいかもしれません。
姉妹店のWORLD BREAKFAST ALLDAYについてはこちらの記事をどうぞ。
PADARIA (パダリア) 基本情報
店名 | PADARIA (パダリア) |
住所 | 渋谷区恵比寿西 1-17-2 MAP |
最寄駅 | 恵比寿駅 |
定休日 | なし(年末年始を除く) |
時間 | 10:00 〜 19:00 *パンがなくなり次第終了 |