世界初のイッタラカフェ
表参道に2021年2月19日にiittala/イッタラ表参道ストア&カフェがオープンしました。
ここのiittala/イッタラストアには、なんと世界初のカフェが併設されているのです。これは早速行かねばなりません。
(2023年8月でカフェ営業を終了しました。ストアはこれまで通り営業しています)

イッタラって?
イッタラは1881年フィンランドのイッタラ村の小さなガラス工場からスタートしました。当時は吹きガラス、型押しガラス、磨きガラス、彩色ガラス、そしてガラスの彫刻などを制作していました。
イッタラが現在のスカンジナビアデザインを牽引する企業に成長したのは、1930年代、40年代にイッタラ・ブランドの開発に近代建築・デザインの巨匠アルヴァ・アアルト、アイノ・アアルト夫妻とカイ・フランクらが参加した事です。
彼らが参加することによって現在のイッタラの基礎が築き上げたられたと言っても過言ではありません。それは美しさと共に機能性を持ち合わせたデザインを具現化した事に他なりません。
イッタラの代表的な商品アルヴァ・アアルトデザインのフラワーベース▼

廃材をリサイクルして作られたアアルトのフラワーベースの特別版です。
右のようなガラスをリサイクルしています。▼

フィンランドを食す
では、本題の世界初のイッタラカフェへ早速行ってみましょう。
まずはメニューをみてください。本場フィンランドの味を堪能できるメニューです。
もちろん、使われている食器類は全てイッタラのものです。

フィンランドを代表するメニューなんて言われたらオーダーするしかないですよね。▼

そのほかのメニューはこんな感じです。
▼メニューをはさんでいる木はフィンランドのものです。


実際にこんな感じのものをオーダーしました。フィンランドを代表するメニュー3つ全てを頼んでみました
右の黄色いお皿がフィンランド東部カレリア地方の伝統のパイ、カレリアパイです。
その下がラスキアイスプッラ、で生クリームとジャムが入っています。
左がシナモンロールです。飲み物はホットコーヒーとオーツミルクのアイスラテです。
カレリアパイは初めて食べるフィンランドの味で、エッグバターとライスプティングがライ麦の生地に乗っている珍しいパイです。
ほんのり優しいエッグバターと柔らかなお米が相まって初めて食べる味とは思えない懐かしい感じの味でした。
飲み物も美味しかったし、器も楽しめて、少しの時間フィンランド気分に浸ることができました。▼

隈研吾設計
このイッタラストア&カフェの内装は隈研吾さんです。

お店の内装で目を引くのはレジカウンター上の照明です。
これはフィンランドのイッタラでこのお店のために特注で作られたガラスを使った照明です▼
”Progressive Nordic Living” というキャッチフレーズも格好良いです。

なんと、ガラスの型が木製なんです。
木製の型を使うことでガラスに木目のマチエールが型取られ、温かみのある照明が生まれました▼

店内には隈研吾さんによるこのお店のスケッチが飾ってありました。▼

なんと壁に使っている建材にはコーヒーが使われているそうです。
確かによくみると茶色いつぶつぶが見えますね。▼

カフェの天井にもフィンランドの木を使った天井造作があります。
これは日本の伝統的な千鳥格子をモチーフとしています。
まさにこの店のフィンランドと日本の融合を象徴しています。▼

気軽に海外に行くことも叶わない今だからこそ、表参道で遠く北欧フィンランドに浸ってみてはいかがでしょうか?
PRイッタラ表参道の場所
青山通りと骨董通りの交差点そばのBLENZコーヒーとタバコ屋の間の路地を入って50mほど。
左手に見える特徴的な螺旋階段の建物がイッタラ表参道です。

以前紹介した紅茶専門店の「ジャンナッツ」の隣のビルになります。
イッタラ表参道ストア&カフェ 基本情報
店名 | イッタラ表参道ストア&カフェ |
住所 | 渋谷区神宮前 5-46-7 GEMS青山クロス1階 |
最寄駅 | 表参道駅 |
定休日 | なし |
営業時間 | 11:00 − 20:00 |