ルーツを辿れば江戸時代! 麻布十番の老舗蕎麦屋「永坂更科布屋太兵衛」麻布総本店

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永坂更科布屋太兵衛

麻布十番の更科そば、これまで「総本家 更科堀井」、「麻布永坂 更科本店」を紹介してきたので、残っていた「永坂更科 布屋太兵衛」(ぬのやたへえ)を紹介します

名前こそ似ていますが、どのそば屋もお蕎麦の味も、店舗展開などもまったく異なります。

布屋太兵衛はこの中では店舗数が一番多いようですが、でも路面店は麻布十番の麻布総本店だけ。やはり一度は麻布十番の本店へ足を運んでおきたいそば屋です。

麻布総本店

▲永坂更科 布屋太兵衛の店舗。

麻布十番大通りつまり麻布十番商店街のやや一の橋側に麻布総本店が建っています。

一の橋の交差点からだと100mくらい入った商店街の右側です。

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永坂更科布屋太兵衛の本社

布屋太兵衛の店舗はこのように麻布十番の商店街の中ですが、会社自体の本社は実は別の場所にあります。

▲こちらがその本社ビル。

麻布永坂の麻布通り沿い、新一の橋の交差点から麻布通りを飯倉片町の方に少し上った右側です。

さらに片町側に上って右に入れば「ブリヂストン美術館 永坂分室」があったりします。

▲本社ビルにある古い案内板。

地図に高速道路(首都高)が描かれているので、前回1964年の東京オリンピック前後のものではないでしょうか。

これによると、戦前は永坂の方に店舗があったようですね。
そしてメニューも現代の蕎麦屋のそれに比べると当時はとてもシンプルだったのですね。

布屋太兵衛麻布総本店

本社の案内板に従って歩いてくると麻布十番商店街にある総本店です。

▲これがその案内板に描かれたお店の場所。今も変わらず夜まで営業しています。

▲それにしても、”麻布永坂” とか ”永坂更科” に ”更科堀井” とか紛らわしい店名です。

これは人と経営権と商標が複雑に絡み合ってこういうことになっているようです。

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布屋太兵衛の店内

店内の広さは麻布永坂と同じくらいでしょうか。

▲店内はテーブル席がいっぱい。
家族連れ、グループなど大人数で来店しても大丈夫です。

▲衝立で仕切られた一角は不思議な形状の大テーブル。
基本的にお一人さん向けのエリアですね。

布屋太兵衛のメニュー

▲名物は「御前そば」。蕎麦の実の中心の部分を使う色が白いそばです。

逆に太兵衛そばは、そば粉の黒っぽい色の蕎麦になります。

▲これはセットのメニュー。

布屋太兵衛の生粉打そば

この日オーダーしたのは生粉打そば(きこうち そば)。

▲石臼挽きのそば粉を打ったそばだそうです。

布屋太兵衛の特徴は”あま汁” と ”から汁” の2種類のおつゆが出てくること。

生粉打ちそばには ”から汁” の方がお薦めだそうですが、あまり気にすることなく好みでどうぞだそうです。

 

 

▲そばもそば湯も普通の蕎麦屋さんと変わりません。

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布屋太兵衛のお土産と年越しそば

 

そばとつゆが気に入ったらお土産に買って帰ることも可能です。またオンラインショップもありますから、わざわざ十番まで行かなくても大丈夫です。

▲そば打ちの工場も持っているらしく、お土産のそばやつゆのバリエーションも豊富です。

また大晦日になると商店街側にテーブルを出して持ち帰りの年越しそばを販売しています。もちろん店内で年越しそばをいただくこともできますし、自宅に持ち帰っても良いですし好みの方で。

持ち帰りの年越しそばの値段は忘れましたが、3軒のそば屋の中では最も安かったと思います。

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永坂更科布屋太兵衛のアクセス

永坂更科布屋太兵衛 麻布十番店の場所は、麻布十番駅の4番出口を出て商店街をけやき坂方面へ約100m。
スタバの先にお店が見えてきます。

クルマの場合、近隣に駐車場を使ってください。

永坂更科布屋太兵衛 基本情報

店名 永坂更科布屋太兵衛 麻布総本店
住所 港区麻布十番 1-8-7
最寄駅 麻布十番駅
定休日 月曜日 (当面は月曜日も営業)
営業時間 11:00 − 21:30
予約 予約可 (電話)
喫煙状況 全席禁煙
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