麻布十番の更科そば
昔ながらの信州そばといえば、更科(さらしな)そば。
でもその更科そばのお店が麻布十番だけで「総本家更科堀井」、「麻布永坂 更科本店」そして「永坂更科布屋太兵衛」と、有名なお店だけで3店も軒を連ねています。
このうち創業が一番新しい、新一の橋交差点の「麻布永坂 更科本店」を紹介してみます。
以前紹介した川上庵は、信州が発祥の蕎麦屋ですが更科そばとはちょっと系統が違います。
麻布永坂更科本店
▲一の橋ジャンクションの下、新一の橋交差点に店舗を構えるのが「麻布永坂 更科本店」。
ここはあまり触れてはいけないようですが、実はこの3店の中では戦後の創業という新参者です。
この更科堀井と布屋太兵衛と更科本店、たまたまこの地に集まったのではなく、いろいろ曰く因縁があるようです。
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麻布永坂更科本店のおそば
もともとは蕎麦屋さんなのですが、今は会席料理などもあってお蕎麦がメインな和食店という趣きです。
▲でもおそばの味にはまったく問題ありません。というか、東京で食べられる更科そばの中でもさすがの美味しさですね。
この写真は手前が御膳そば、向こう側がもりそばになります。見たとおり、昔ながらの普通の更級そばです。
▲更科そばってやはりボリュームがあってこそだと思うんですよね。その意味では麻布永坂更科本店のそばは更科そばの王道を行っている感じです。
1階はテーブル席が多く、ランチタイムに一人でぶらっと入ってそばをすするにもぴったり。2階は小上がりや個室もあり大人数にも対応しています。
勝手に麻布十番の3店を評価すると、お酒を一杯やりながら蕎麦を食う昔ながらのお蕎麦屋さんに一番近いのが更科堀井、麻布通り沿いに工場を持ち手広くビジネスをしながら上品な更科そばを出す布屋太兵衛、手堅い蕎麦を出す更科本店・・・というところでしょうか。
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麻布永坂更科本店の年越しそば
さて、大晦日の年越しそば、お蕎麦屋さんで食べてもよいし、出前をとっても良いし。いろいろな食べ方があると思います。
でも、もし大晦日に麻布十番の近くに行く機会があるなら、ここのおそばのテイクアウトも良いかもしれません。
▲大晦日には店舗前にテントが張られ、ここでおそばセットが販売されているのですが、これがお薦めです。
買って持ち帰ってもそのまま食ることはできなくて、いったんお湯でおそばを茹でる必要があります。
でも、麻布永坂 更科本店のおそばを、家でゆっくり紅白歌合戦でも見ながらいただけるのはありがたいですね。
▲自宅で蕎麦を茹で上げてみました。
年越しそばセットに付いてくるのは刻みネギとわさび。更科本店で食べるものと同じでした。価格は1人前で1,000円くらいの換算で、他店と比べるとちょっと高いかなというところです。
写真に写っている海老の天ぷらは別商品になります。
▲年越しそばと一緒に屋台で販売している「大海老天ぷら」。さすがに美味しいのですが値段も1本1,500円前後します。
天ぷらも海老天ぷらも毎年価格が変わるので、その年の販売予定や価格は麻布永坂更科本店のホームページで確認してください。
ちなみに、たいていは予約無しでぶらっと行っても買うことができます。
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麻布永坂更科本店のアクセス
麻布通りと環状3号の交差する「新一の橋交差点」の角です。
麻布十番駅の5番または6番出口から地上に出れば目の前が新一の橋交差点です。麻布十番の商店街入り口にあたる「一の橋交差点」とは一本道が違うので気をつけてください。
クルマの場合、近隣に駐車場が多いので特に困ることはないでしょう。
麻布永坂更科本店 基本情報
店名 | 麻布永坂更科本店 |
住所 | 港区麻布十番 1-2-7 |
最寄駅 | 麻布十番駅 |
定休日 | 月曜日 (当面は月曜日も営業) |
営業時間 | 11:00 − 21:00 |
予約 | ![]() |
喫煙状況 | 全席禁煙 |