麻布台の喫茶店ニューらん
麻布台の昭和レトロな喫茶店「ニューらん」。昔からそこに喫茶店があることは知っていたのですが、営業しているのかどうかもよく分からないままだったんですね。
この辺りでは20年以上の地元民ですが、でも平日のランチタイムだと桜田通り沿いの中華「源記」か「エスクリーバ」かという感じで、なかなか「ニューらん」まで選択肢に入らなかったのです。
▲店頭には大きく ”Coffee NEW RAN” とう名前。
感染症対策でドアが開いていて、店頭にはボードも出ているので営業しているんだなと分かるようになっています。
住所的には麻布台ですが桜田通り飯倉の交差点の赤羽橋側です。場所を説明するには麻布台、飯倉、東麻布、赤羽橋あるいは神谷町のどれでも正しいですが、飯倉か東麻布と説明するのが分かりやすそうです。
▲一時休業していたニューらんですが結局閉店してしまいました。
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ニューらんのメニュー
営業時間中いつでもオーダーできるのが「ランチセット」。
今回はそのランチを目当てにお邪魔してみました。
ランチセットには ”水出しコーヒー” か紅茶が付いています。喫茶店だからドリンクは当然そうなりますよね。また、このメニューには書いてありませんがランチセットにはミニサラダも付いてきます。
それ以外にはしょうが焼き、ビーフカレー、ピラフ、ミートソースにナポリタンという喫茶店のランチらしいメニューが並んでいます。
でも視線が止まったのは「チャーシューめん(ライス付き)」。喫茶店のランチにラーメンというのは珍しいです。ランチするなら絶対これと決めていました。
一番上が ”エビフライカレー/ライス” になっています。前は ”しょうが焼き・ライス” だったので、ここが日替わりメニューのようです。
▲これは表の看板。
やはり一番上は ”日替わりランチ” ですね。
そしてこの看板にはランチセットが ”サラダ・コーヒー付き” だと書いてあります。
また店内禁煙と書かれています。でも店内の様子からつい最近まで喫煙可能だったと思います。
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ニューらん の店内
やっぱりレトロな内装だろうという想像通り、見事に昭和レトロな内装でした。
これが店内のこちらサイドに4卓並んでいます。
”高級喫茶店” というか夜になると別業態で営業していてもおかしくない感じです。
▲サントリービールと名前が入った冷蔵ケースの中身は空っぽ。これは今後はビールなどが補充されていくんでしょうね。
出入り口のところがレジです。そこに置かれた大きなサイフォンは水出しコーヒー用だと思います。ただ実際に水出しコーヒーを淹れるのは厨房にある別のサイフォンみたいです。
東麻布に昔からある街の喫茶店、あるいは神谷町のビジネスパーソンがサボりに来る喫茶店という雰囲気ですね。
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チャーシューめんのランチ
さて、今回はチャーシューめんのランチセットです。
900円。喫茶店のチャーシューめんはどんな味なのか、期待8割不安2割くらいです。
なんと、大きくて厚めのチャーシューが5枚も。喫茶店のチャーシューめんとしてこれは期待以上ですね。
醤油味の普通の東京ラーメンにたっぷりのチャーシュー。
あとライスも付いてきます。ライス用のふりかけも一緒です。
チャーシューめん、ライス、ミニサラダそれとコーヒー。これで900円です。
醤油のスープとチャーシュウーの脂の甘さがいい感じです。
お客さんはやはり近所の会社に勤めるビジネスパーソンたち。
隣のエスクリーバがランチタイムは常に混んでいるのと比べると全然少ないですね。
たぶんですね、喫煙できた頃はそれなりに混んでいたと思うんですよ。
ニューらんは禁煙にしちゃったけどエスクリーバは分煙(テラスが喫煙可)なので、タバコを吸うビジネスパーソンのランチ需要がエスクリーバに流れたんじゃないかなぁ。
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ニューらんの場所
桜田通りから一本横路に入ったところです。
▲飯倉の交差点から赤羽橋の方へ下って中華「源記」のあったところの角を右に入ります。
そう、「源記」は閉店しました。今は東南アジア系の料理屋さんが入っています。
左に小さな東京タワーが見えますね。エスクリーバの入るビルです。
またこの坂の突き当りはロシア大使館です。
ここまで神谷町の駅から10分弱、赤羽橋の駅から5分ちょっとです。
東麻布や麻布台近辺で手頃な価格でランチが出来て、そのままゆっくりもできる店ということでは貴重な喫茶店です。
またレトロ喫茶好きな人にとっては、レトロな雰囲気と東麻布ののんびりした空気感を味わえる二重に美味しい喫茶店ではないでしょうか。
ニューらん 基本情報
店名 | ニューらん |
住所 | 港区麻布台 2-2-11 |
最寄駅 | 赤羽橋駅、神谷町駅 |
定休日 | 土日祝 |
営業時間 | 9:00 − 17:00 |
喫煙 | 全席禁煙 |