一時期流行った高級生食パンのブームですが、高級食パンと言えば「新橋ベーカリー」を外すわけにはいきません。
戦後すぐの時期から今に至るまで業務用、それもホテルやレストラン、サンドイッチ専門店などにパンを卸している老舗のパン屋さんがあります。
古くか芝商店街で「新堀店」を営業していましたが、平成になってから赤羽橋(住所的には三田)に工場と新しい店舗(三田店)も営業しています。
▲こちらは三田店の様子。道を挟んで向かいが済生会中央病院、隣が水道局の港営業所という分かりやすい場所です。
新堀店の方は芝の商店街のど真ん中。ただ、どちらも昔ながらの街のパン屋さん〜という感じです。
新橋ベーカリーのメニュー
新堀店も三田店もパン屋さんに喫茶コーナーが併設されています。
三田店の方が広いせいか、店名も「新橋ベーカリー プラスカフェ(plus Cafe)」とってカフェ併設であることを強調しています。
まあ実際新堀店はパン屋さんとしての営業比率が高いと思います。
ソフトドリンク各種、さらにワインとビールも。
実際、休日の朝からビールやワインを飲んでいるお客さんいるんですよね。
緊急事態宣言中のせいかいわゆる軽食メニューがなくて、パンセット、ケーキセットそれかドリンクだけの営業です。
通常はハンバーガーやホットドッグ、ピザやグラタンなどもあり、店舗のウィンドウには「食事もできます」と掲出されアピールしています。
”130円から220円までのパン2つ” とありますが、実際のところほぼ全部220円以下なので、適当に好きなパンを2つ選べばOKです。
ソースと具材を選べるのがいいですね。
アフタヌーンセットということで選べるパンが1つだけになっています。
簡単なランチ代わりならパンが2つ付くパンセット700円、おやつならパン1つのアフタヌーンセット480円。
ハーフサイズのサラダとドリンクとパンの食べ放題。
これはお腹がいっぱいになります。
たぶん緊急事態宣言が解除されれば、このオーダーパターンも復活です。
新橋ベーカリー三田プラスカフェの店内
店舗に入ってすぐは商品ケースが並んでいますが、奥の方が広いのです。
これが2セットあります。
昔は喫煙席だったところですね。
土曜日の午前中とか、近所のおじさんたちが溜まっていて、まさに街の喫茶店という感じでした。この辺りはそういう喫茶店が少ないですからね。
ボックス席があるのがこのカフェがどう使われているのかを物語っていると思います。
新橋ベーカリーのパンやコーヒー
パンの写真がないのですが、普通にパン屋さんです。
特にコンビニで売っているような、でもボリュームあるサンドイッチとか菓子パンが街のパン屋さんぽくていいですね。
特に新堀店の方はサンドイッチの種類豊富です。
普通のコーヒーとリンゴとモモのケーキ。
新橋ベーカリーのパンを実際に使っているサンドイッチ専門店も紹介しますね。
▲東銀座、歌舞伎座裏の超有名サンドイッチ店「アメリカン」。高級かと言われるとちょっとあれですが、有名店には違いないですね。
下が ”タマゴサンド”
パンの厚さが目を引きますが、ポテトサラダやタマゴなど具材のボリュームもとんでもないです。
▲具材とパンの異種格闘技戦、このパンの方が新橋ベーカリーのパンなのです。
新橋ベーカリー三田プラスカフェの場所
まずは三田店の方の場所。
▲桜田通りの「赤羽橋前」の交差点を中の橋方面へ50mほど。水道局の隣が新橋ベーカリー三田プラスカフェです。
麻布十番からなら一の橋の交差点を赤羽橋方面へ歩いて水道局の手前です。
新堀店の方はちょっと難しいかも
いちばん分かりやすいのは日比谷通りのロールス・ロイスのビルの横の小路を入って(芝商店街)、突き当りを左に10m。
三田線芝公園の駅のA1出口を出ればすぐ目の前がロールス・ロイスなので分かりますね。すぐ先の小路を左に入り(すぐ右にはPlace In The Sun)、そのまま行って突き当りを左です。
一見普通の街のパン屋さんのようで実は老舗な業務用高級パンのお店。そして近所の人のたまり場にもなっている喫茶も併設という、街にしっかり根付きながらしっかり事業をしているある意味非常に珍しいパン屋さんです。
たぶんどこかで一度はそのパンを食べているはずなので、ホームグラウンドのパンがどうなのか試してみてはどうでしょうか。
新橋ベーカリー 三田店
港区 三田 1-3-28
定休日 : 日曜日
営業時間 : 7:30 – 20:00 (平日)、8:00 – 17:00 (土曜日)
新橋ベーカリー 新堀店
港区 芝 2-5-15
定休日 : 土曜日、日曜日
営業時間 : 7:30 – 19:00 (喫茶は18:00まで)