純喫茶を再解釈してみた骨董通りのお洒落な珈琲店「COBI COFFEE AOYAMA」(閉店)

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COBI COFFEE AOYAMA

南青山の骨董通り(高樹町通り)といえばカフェにしろブティックなどにしろハイセンスな店舗が立ち並ぶエリアです。その骨董通りにオープンして10年近く経つのがセレクトショップ「Bloom&Branch」内の珈琲店「OBI COFFEE AOYAMA(コビコーヒー)」です。

オープン時から純喫茶インスパイアなサードウェーブ系コーヒーが飲める ”珈琲店” でしたが、その点は今も変わりません。

さらにショップに併設したカフェなので知らない人は全然その存在に気付かず、店内の客席は少ないけどそれほど混むこともないのが良いで

 ▲左のドアがアパレルや食器などライフスタイルを提案するセレクトショップの「Bloom&Branch」、右のドアが珈琲店「COBI COFFEE AOYAMA」です。

とはいっても中では繋がっているので、どちらのドアから入っても同じです!

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COBI COFFEEの店内

Bloom&Branchとは特に区切りもなく同じ空間を共有しています。

▲大きなテーブル一つと三方にカウンター席が2席づつ、合計6席だけのスペースです。

ゆっくり時間を楽しむより、仕事の合間のコーヒーブレークに使ったり、骨董通りの散歩時にひと休みという利用が合っています。

▲COBIは純喫茶リスペクトなので、ネルドリップのコーヒーがオーダーできます。

いい色になったケトルやコーヒー器具一式が見えますね。

店名の COBI というのは、真鍮が古めいていく時の一番美しい瞬間の色「古美(こび)色」から引用しているのだそうです。

またBloom&BranchもこのCOBI COFFEEも内装はインテリアデザイナーの緒方慎一郎が手掛けています。“現代における日本の文化創造” をテーマに、あの「八雲茶寮」のオーナーなので、COBI COFFEEのこの内装も納得です。

▲カフェスペースは狭いですけど、キッチンやテーブルだけでなく、椅子や足下まで繊細なセンスが感じられます。

さすがセレクトショップ&緒方慎一郎が手掛けたカフェだけあります。

▲またBloom&Branch側の入り口は洋服がディスプレイされたりしてセレクトショップということをアピールしています。

骨董通りからかなりセットバックしている場所なので、普通に歩いていると店舗があることに気付かないかもしれませんしね

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Bloom&Branch

併設というかメインの店舗が「Bloom&Branch」。

欧米のオーセンティックなスタイルやカルチャーを独自に解釈して着こなしてみるがコンセプトみたいです。

▲骨董通りの歩道から見るとこのように見えます。

なんとなく古着屋さんぽくも見えますね。

▲扱っている商品はアパレルだけでなく民藝風の食器や作家モノの陶器なども。

参考にしたトラディショナル・オーセンティックは欧米だけでなく日本のそれも入っているようです。

▲実はカフェで使われているカップなども作家モノでした。

▲当然ですがアパレル類も充実です。

買い物してからカフェで休むか、お茶してからゆっくり買い物するか。もちろんカフェだけの利用もOKです。というかローカルの人はカフェ利用に来ていますものね。

またBloom&Branchの商品は次のオンラインストアからも購入できます。
PAL CLOSET
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COBI COFFEEのコーヒー

いかにもサードウェーブなハンドドリップのコーヒーと、エスプレッソ系のマシンドリップがあるのですが今回はエスプレッソで。

▲これはカフェラテ。680円です。▲広々としたテーブルでこうしてコーヒーを飲んでいるとやはり落ち着きますね

▲こちらはアメリカーノ。580円です。

ラテもアメリカーノもさっと一杯飲んでというイタリアンカフェみたいな飲み方で良いのですが、COBI COFFEEの特徴でもある純喫茶リスペクトなハンドドリップも味わいたいですね。

またアメリカーノもラテもバリスタの人がカップのセットアップから丁寧にやっています。ハンドドリップの方も推して知るべしです

COBI COFFEEの販売

正式な店名が「COBI COFFEE AOYAMA」。つまり「COBI COFFEE」の「青山店」という位置付けです。このCOBI COFFEEはは焙煎した豆の販売も行っています

▲これはレジ横の販売コーナー。

コーヒー豆(シングルとブレンド)、真ん中の段はグラノーラ。

そして一番下がクラフトコーヒーです。

▲コーヒーバッグもありました。ひとつ200円だそうです

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COBI COFFEEのメニュー

イートインのメニューを紹介します。

▲コーヒーはハンドドリップとエスプレッソ。ハンドドリップの場合はネルドリップになります。

スイーツはインテリアデザイナー緒方慎一郎の和菓子店「HIGASHIYA」です。COBI COFFEEとも近いみゆき通り沿いに「HIGASHIYA man」という店舗もあります。

ハンドドリップを選んだ場合はさらに豆の種類を選びます▼

▲これはコーヒー豆のメニューです。

テイクアウトのメニュー

テイクアウトにすると価格がぐっと下がります。

ドリップコーヒーで「本日のコーヒー」が380円。

エスプレッソで「アメリカーノ」が430円、「ラテ」が530円

150円も安くなるんですね。

ただテイクアウトは近隣のマンションやオフィスに持ち帰ることを想定していると思います。週末に狭い骨董通りで飲み歩きするのはちょっと迷惑ですものね。

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COBI COFFEE AOYAMAの場所とアクセス

表参道の交差点から青山通りを渋谷方面に向かい、「南青山五丁目」交差点から骨董通りに入って50mほどの場所です。徒歩5分くらいですね。

骨董通りの青山通り側スタバ(青山骨董通り店)の2つ先のビルの1階です。

▲青山通り側の入り口から入ればCOBI COFFEE AOYAMAです。

骨董通りにはスタバが2軒もあったり、チェーン展開しているコーヒーショップがいくつもあります。でも週末などは混んでいてうるさいので、そういう場所は避けてこういう落ち着いたカフェで休みたいですね。

特にCOBIはそのコーヒーも、日本の文化のエッセンスを感じさせる内装も、どちらも感性を刺激するタイプなので骨董通りにふさわしいカフェじゃないでしょうか。せっかく骨董通りに来たならこういうカフェでどうぞ。

COBI COFFEE AOYAMA 基本情報

店名 COBI COFFEE AOYAMA
住所 港区南青山 5-10-3
最寄駅 表参道駅
定休日 不定
営業時間 9:00 – 20:00 (土日祝は10:00から)

 

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