アメリカ軍の準機関紙でもある「Stars and Stripes」。日本では「星条旗新聞」と呼ばれていて、その日本支局は六本木の赤坂プレスセンター内にあります。ミッドタウンから新美術館の前を通って西麻布に抜ける「星条旗通り」が星条旗新聞にちなんでいるのは有名ですね。
その星条旗新聞日本版が ”東京のベストブリトー” に選出した西麻布のブリトー屋さん「Nobu Tacos San Diego」を紹介します。
▲星条旗通りにこのような看板が出ていることがあります。
”東京ベストブリトー” という文字がちょっと怪しさを感じつつも気になりますね。
置きっぱなしにしていると怒られちゃうので、看板が出ていないことも多いそうです。
お店自体がさらに奥まった場所にあるためもあってお店の存在自体に気づかない人も多そうです。
▲看板の裏側にはメニューが英語で書かれています。
土地柄外国人が多いのは確かですが、やはり星条旗新聞など赤坂プレスセンターのスタッフなどが主なお客さんなのでしょうか。
交差点の向こうに「かおたんラーメン」が見えるのでだいたいの場所が分かると思います。
Nobu Tacosの店内
店内は1階がカウンターと厨房、地下一階がバーカウンターと客席だけ。客席は20席ほどです。
やはりUberなどによるデリバリーやテイクアウトのお客さんが多いそうです。
▲1Fのカウンターの様子。
奥に見えるのは冷蔵庫、そこを左に入るとトイレがあります。
▲右下に地下に続く階段があります。
カップルのお客さんが食べている席がバーカウンター。
右奥にはテーブル席が並んでいます。
▲バーカウンターの様子です。
夜になると本格的にバーの営業もしていますがそんな夜でもブリトーとタコスはきちんと食べられます。
▲テーブル席の様子です。
基本的に2人席のテーブルがいくつか。
人数が多い場合は自分たちで適当にテーブルをくっつけてねというスタイルです。
▲こちらはたまたまテーブルがくっついて4人席になっていました。
▲お冷はバーカウンターにあるのでセルフサービスで。
このフリーダムで乱雑な感じが西麻布〜、アメリカ〜という感じで、こういうのが落ち着くんだという人も多いでしょう。
▲レジ向かいの壁際。
「Nobu Tacos Sandiego」という店名ですが、NobuはオーナーのNobuさんの名前です。ボクサーでもあるNobuさんがカリフォルニア州立大サンディエゴ校(UCSD)にいた頃、サンディエゴのブリトーのあまりの美味しさにボクサーなのにノックアウトされ、これを日本に持ち帰って本物のブリトーを日本の人に教えてようとしたのがお店の始まりだそうです。
それから十数年ご夫人と二人で厨房に立って、今では東京のベストブリトーです。
▲東京のベストブリトーを紹介する星条旗新聞のコピー。
あれっ、でも東京でベストのブリトーということは、日本でベストのブリトーが他にあるということですよね。横須賀か福生かそれとも佐世保か、日本でベストのブリトーがどこなのかちょっと気になりますよね。
Nobu Tacosのメニュー
お店に ”San Diego” と付くのはUCSDだったからというより、サンディエゴのブリトー屋さんをパクったからだそうです。
なのでメニューもアメリカン。
▲レジ前に置かれたメニュー。
基本的にブリトーかタコス、それにサイドオーダー付けてという構成になります。
▲レジの上のメニューボード。
人気メニュー、定番メニューが並んでいるので迷ったらここから選べばOKです。
▲使われている食材の説明。
どれも美味しそうで何度も通って制覇したくなりますね。
▲今回はうーんと悩みながら、タコスはポロアサダ(じっくりローストしたチキンの胸肉)とベジタリアンチリビーンズ、ブリトーはサーフ&ターフ(ビーフとシュリンプとアボカドの要するに全部入り)をオーダーしてみました。
▲どんなものかイメージが付かなくても注文カウンター前のこの写真を見れば分かりますね。
時々みかける見本写真と実物が違うということなく、写真のイメージ通りのタコスやブリトーが出てきます。ただし、サイズ感だけは写真ではうまく伝わりませんね。
▲さすが南カリフォルニア、やっぱりサンディエゴ!
タバスコの種類は豊富です。
好みに応じて味付けできます。珍しいタバスコもあるので何度も通って組み合わせを試してみたいですね。
Nobu Tacosのブリトー
タコスもブリトーも注文があってから作り始めるのでちょっと時間がかかります。
▲まずはブリトーの ”サーフ&ターフ (Surf&Turf)。ビーフとシュリンプとアボカドの全部入りの贅沢ブリトーですね。
ただサイズ感がよく掴めないかと思います。
▲レイバンのウエイファーラーと並べてみました。
サングラスよりちょっと大きいということは要するに人の顔と同じくらいということですね。
ボリューム的にはディナーにも十分です。
▲ちょっと食べかけですがちょうど中身がよく見えたので。
ビーフにシュリンプ、どちらもアメリカンな感じのたっぷりボリュームです。
ライスもたっぷりなので、とにかくこのブリトー1つで十分お腹いっぱいになります。
▲右側がポロアサダのタコス。左側がベジタリアンチリビーンズのタコスです。
写真上側のブリトーと比べるとサイズ感が分かると思いますが、これもたっぷりボリュームのタコスです。
▲ランチで軽くタコスということなら1品だけでも十分ですが、この日はお腹も空いていたしディナーでの利用だったので、ポロアサダに加えてもう1品。
▲ベジタリアンチリビーンズのタコスです。
▲こっちはポロアサダ。
Nobuさんと奥さんではチキンの焼き加減が違うそうで、味の違いでどちらが焼いたか分かるようになればNobu Tacosの常連です。
Nobu Tacosの場所
西麻布の交差点から外苑西通りから道路2つ六本木側の通りを青山公園方面へ向かい、「マルシェ六本木 西麻布店」の前を通り、日本最古のフランス料理店「龍土軒」も過ぎるとこんな看板が目に入ると思います。
▲この狭い路地を入っていくとNobu Tacos San Diegoです。
▲路地の突き当り、夕方だとこんな感じでNobu Tacosが営業しています。
逆に星条旗通り側からだと、国立新美術館方面から星条旗通りを下ってきて、かおたんの交差点の手前のビルの駐車場を抜けると真正面がNobu Tacosです。
無関係なビルの駐車場を抜けるのであまりお勧めはできないルートなのかもしれませんが。
▲西麻布龍土町の通りから一つ奥まったビルなので、慣れない人には見つけづらいかもしれません。
UberなどでのデリバリもOKなので、お店まではちょっとという人もまずはデリしてもらってみてはいかがでしょうか。
サンディエゴなブリトーの味が気に入れば次は絶対お店を訪問してみたくなるはずです。
AZABU Organic Cafe
いまは業態変更して再開しています。
メニューはサラダ一種類だけのオーガニックサラダ専門店になっています。
Nobu Tacos San Diego
港区 西麻布 1-4-26
定休日:なし
営業時間:11:30 – 24:00