以前にもご紹介した六本木のピラミデビルに2019年6月、また新たに現代美術のギャラリーTARONASUが移転してきました。
TARONASUがあるのはピラミデビルの4Fです。ちょうどOTA FINE ARTS の真上になります。
TARONASUはオーナーの那須太郎さんが1998年に佐賀町にて開廊し、2003年に六本木に移転後、2008年に馬喰町へ、そして2019年6月再び六本木に戻ってきました。
移転後のこけら落としは6/7〜7/6までローレンス・ウィナー展
「OFTEN ADEQUATE ENOUGH もっと、おおく」です。▼
入り口入ると正面と左右に作品が。▼
ローレンス・ウィナーは、コンセプチュアルアートの旗手として1960年代から現代美術の第一線で活躍し続けるアーティストです。
TARO NASUでの2回目の個展となる今回は、代表的なシリーズであるタイポグラフィを用いた新作8点の展示です。
奥にはドローイングが展示されています。▼
このスペースは応接のようです。応接の壁にも作品が展示されています。▼
奥のスペースの窓から東京タワーが見えました。▼
ギャラリー空間は原田真宏・麻魚率いるMOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOが設計をしました。
モルタルで塗り分けしたグリッドが効いています▼
TARO NASUは今まで国際的評価の高いピエール・ユイグ、リアム・ギリック、ジョナサン・モンク、ライアン・ガンダー、ミカ・タジマ、サイモン・フジワラ、眞島竜男といった国内外のコンセプチュアル・アーティストの展覧会を数多く開催しいます。
また、松江泰治やホンマタカシ、春木麻衣子ら現代写真家も積極的に紹介するなど今後の展覧会に期待大のギャラリーです。
また、TARONASUのあるピラミデビル4Fにはオークション会社のPHILLIPSの日本支社やZOZOの社長の現代芸術振興財団や7月にオープン予定のGALLERY-SIGN Tokyo & Hiroshimaが移転してきます。
森ビルの目指しているピラミデのアート化は止まることを知りません。
展示スペースはなさそうなので財団の事務所のようです▼
OPENING EXHIBITIONも期待大の内容です▼
ピラミデの隣にはcomplex665がありますので、森美術館やサントリー美術館、国立新美術館などの美術館だけでなく現代美術のギャラリーもどんどん集まっています。
六本木のアートスポットの充実ぶりがめざましく、1日かけても観きれないくらいです。
TARO NASU
港区六本木6-6-9 ピラミデビル4F
火-土 11:00-19:00 日月祝 休