ここ毎年、港区が主催する「ワールドフェスティバル」というイベントが開催されています。
港区には日本にある大使館の半数以上が集まっているので、その大使館を開放してもらい港区内で世界の文化に触れようというイベントです。3月には東京タワーで「港区ワールドカーニバル」が開催されフィナーレを迎えるわけですが、その前段(というかこれがメインですが)の「大使館周遊スタンプラリー」が始まっています。
大使館周遊スタンプラリー
昨年は港区内36の大使館が参加しました。
アメリカ、フランス、ドイツやイタリア、ロシアといったメジャーどころは不参加でしたが、誰でも知っている国から名前だけではどこにあるのか分からない国まで様々な国が参加していて、大使館を巡るだけでも楽しい上に観光パンフレットがもらえたり、移住やビジネスについても詳しく説明してくれる国もあってたいへん勉強にもなるイベントです。
大使館への訪問は、大使館によって、
・指定日時に事前予約して訪問
・開放日時に予約無しで訪問
・開放期間に予約無しで訪問
3つのパターンがあります。
このうち、”指定日時に事前予約して訪問” タイプが多いのですが、その事前予約(電話予約)が2018年は1月11日(水)から始まっています。
人気のある国はあっという間に予約が埋まってしまうので事前に、どの大使館をいつ訪問するかしっかりスケジュールを立てておかなければなりませんね。
また、大使館への入館時時にはスタンプラリー専用のパスポートが必要です。
時々勘違いされることがあるようですが、この ”パスポート” は正式な旅券とは違い港区がこのスタンプラリー用に配布していて、大使館でスタンプを押してもらうスタンプ帳にもなるものです。
港区内の区役所・支所・図書館それとホテルなどで配布しています。
今から予約無しで訪問できる大使館は以下のとおりです。
予約が必要な大使館はもう全て満員になっているようで大盛況ですね。
アフガニスタン (麻布台)
毎週月・水・金曜日の10:00 – 12:00
アルメニア (赤坂)
2月22日の10:30 – 12:30
ボリビア (西麻布)
毎週月・金曜日の14:00 – 16:00
ブラジル (青山)
平日の10:00 – 12:00、15:00 – 17:00
エクアドル (西麻布)
毎週木・金曜日の14:30 – 16:30
フィジー (麻布台)
毎週火・水曜日の10:00 – 12:00
グアテマラ (西麻布)
2月22日 14:30 – 16:30 (先着30名)
ホンジュラス (西麻布)
平日の14:00 – 17:00
レソト (赤坂)
平日の9:30 – 16:30 (金曜は13:30まで)
モルディブ (麻布台)
2月13, 15, 20, 22, 27日の13:30 – 16:00
フィリピン (六本木)
毎週水曜日の15:00 – 17:00
ウルグアイ (西麻布)
毎週火・水曜日の13:00 – 16:00
ウズベキスタン (高輪)
毎週月・火・木曜日の10:30 – 12:00
ゲーテ・インスティトゥート(ドイツ) (赤坂/青山)
2月14, 21日の15:00 – 18:00
2月15日の19:15 – 20:00
2月18日の14:00 – 14:45
台湾 (虎ノ門)
平日の10:00 – 12:00、13:00 – 17:00
大使館の紹介(麻布、東麻布編)
ほとんどの大使館は平日の業務時間を使って対応してくれるので、土日でもスタンプを押してもらえるところはごく僅かです。
土日にスタンプを収集できる(昨年は)唯一の大使館「サン・マリノ共和国大使館」。
元麻布の住宅街の一角。大使館自体も普通の民家のようです。
スタンプは大使館の建物の軒先に用意されていますので、自分で勝手にパスポートに押します。
東麻布の住宅街、飯倉公園の前に位置する「キューバ共和国大使館」。
玄関のインターフォンでロックを開けてもらい、2階へ上がるとスタッフの方にスタンプを押してもらいます。
カストロ元議長が亡くなった時も一般に開放して記帳を受け付けていましたね。
すぐ隣にはキューバ領事館の建物もあるので間違えないようにしたいです。
狸穴のロシア大使館(こちらは不参加)の飯倉側の脇道を入り、アメリカンクラブの前も通り過ぎた突き当りが「アフガニスタン・イスラム共和国大使館」。
まだ新しい立派な建物です。
警備所のインターフォンで門を開けてもらって入館します。
予約不要で内部を見学してお茶とお菓子をいただけるコースと、事前予約して訪問したっぷり説明をしてもらうコースがあります。
なお、スタンプラリーを紹介する一部の公式メディアではアフガニスタン大使館への行き方を間違って案内しています。アメリカンクラブを目指してその奥がアフガニスタン大使館です。
昨年東麻布の住宅街に移転してきた「パナマ共和国大使館」。
ちょっと立派なお屋敷風な建物の1階と2階がパナマ大使館です。
去年は平日の午前中はいつでも開いているということで訪問しやすい大使館でした。
ボクシングが強いことでも知られるパナマらしく、世界チャンピオンのトロフィーなども飾られていました。
麻布台のランドマーク、ノアビルの14階に位置するのが「フィジー共和国大使館」。
ここも事前予約不要で気軽に訪問できる大使館です。
特に大使館のスタッフが対応してくる訳ではありませんが、ノアビルの中に堂々と入館できる、14階からの眺めがかなり絶景。
そんなおまけがかなり楽しい大使館です。
この大使館周遊スタンプラリー、西麻布や赤坂など他の地区の大使館については「港区大使館めぐり(その2)」をどうぞ。