昨年（2018年）12月18日に新宿店と同時に西麻布にオープンした高級食パン店侍ぱん次郎左衛門西麻布店のレポートです。
(2019年6月29日で閉店しています)
「侍ぱん次郎左衛門」は、大阪市内のJR寺田町駅近くにある寺田町本店(これも既に閉店しています)をはじめ、大阪市内に空堀店と北田辺店の合わせて3店舗を展開する食パン専門店。
大阪では高級食パンブームの火付け役といっても過言ではないパン屋さんです。
西麻布と同時オープンした新宿店は西武鉄道池袋線「椎名町駅」から500mあまりの場所にあるそうです。
その新宿店では、オープンから四日間ほど、先着100名に通常600円の食パン1.5斤が100円ということもあり、ものすごい行列ができたそうです。
でも西麻布店の方はそんな大騒ぎになることもなく、ひっそりオープンしたようです。
西麻布で行列ができるなんて何十年も前のホブソンズ以来の出来事ですからね、もしそうなっていれば気が付かないはずがありません。
侍パンの食パンは卵・保存料・乳化剤、はちみつ、マーガリンすべて不使用な身体思いのパンです。
米粉を加えることでもっちり、さらに生クリームとマスカルポーネの配合によりしっとりなのです。
それでは、今回はお試しで1.5斤をゲットしましたので、とりあえず切ってみましょう。
切れ味の悪い包丁だったためか、ふわふわで柔らかいこともあり、断面が綺麗に切れませんでした。
とにかく、ふわふわで柔らかい。パンの耳まで柔らかい！そして、そのままで美味しい。
そして、生地に練り込まれた練乳によるほんのりとした甘さ、嗅覚を刺激する上質な小麦粉の香りが楽しめます。
「侍ぱん」は、スプレッドの風味を生かすとってもリッチな食パンですね。
今回は一緒に販売されていた無添加ジャムの「魅惑のいちごスカイベリー」と一緒に頂きます！
このジャムも酸味が効いていてすごく美味しい！
でもね、何もつけなくても美味しいです。ばくばくいけちゃうので、ダイエット中の人は危険ですね。
この食パン、3斤で1200円、1.5斤で600円です。
保存料を使用してないので、常温で3日間、冷凍で10日間保存可能です。
でも、できればできたてを一気に食べたいところです。
で、お店の名前の由来は店頭にも書かれていましたが、日本で初めて”パン”に着目し、パン（堅パン）を焼いた人物、いわゆる日本のパンの祖と言われている「江川太郎左衛門」の”弟子の心構え”ということから「次郎左衛門」を名乗っているそうです。
▼立て看板に「販売中」の案内が出ていれば食パンは購入可能です。
店内の様子
無添加ジャムだけでなく、パンにあうコーヒーも売っています。ドリンクではなくてドリップ式の粉ですね。
お店は一人立ったらもういっぱいという小ささです。店員さんも侍にちなんで？和風なコスチュームでした。
ポイントカード
そして、何と嬉しいことにポイントカードもありますよー。なんと！昇段制度になっています。
１週間以内のリピートで50円引きです。１週間以内と使用期限は短めですが、食ぱんを食べきった頃に使えますね。
侍ぱん次郎左衛門西麻布店の場所
西麻布の交差点から、三菱UFJ銀行のATMの角を左に入り、お蕎麦の甲賀を通り過ぎて直進します。
3分ほどで左側に窓口だけのお店があります。NOMU西麻布まで行ったら行き過ぎです。
乃木坂駅からなら、５番出口を出て青山公園と青山墓地の間の道を六本木通り方向へ直進します。
かおたんラーメンを過ぎてローソンのある三叉路に出たら外苑西通りを西麻布いきいきプラザ側に信号を渡ります。動物病院の角の道を直進して１本目を左折すると右側にあります。
ちなみに同時期に麻布十番に進出したこちらも高級食パンで有名な某店の様子も紹介しますね。
オープンして随分経つのにいまだお店の前は大行列です。
▲この写真はお店の前の様子ですが行列の後ろが見えませんね。
▲角をぐるっと回るとまだまだ行列が続いています。いったんヒルズ方面に伸びて途中で折り返しているのです。十番でこんな行列をするのは珍しいですね。
しかもこれ、平日の昼間なのです。
2019年4月1日から
西麻布での営業にも慣れてきたのか2019年4月1日から営業時間や価格が変更になります。
営業時間が10時開店、閉店も2時間早まって18時になりました。
また不定休だったのが日曜定休になりました。
西麻布という土地柄を考慮しての変更なのでしょう。
もうひとつは価格改定。
これまでより1.5斤サイズで50円、3斤サイズは100円の値上げになります。
理由は ”小麦価格と輸送料の値上がりのため” だそうなので、他の店舗でも同様の価格改定がされているのでしょう。
そしてやはりというか2019年6月末をもって閉店です。閉店のお知らせはこちら。
大阪の本店も閉店、ホームページからの予約受付も終了。都内の2店舗だけで営業を続けていくようです。
広尾の ”ぱん士郎” もあまりお客さんの姿をみかけませんし、乃が美も行列の頻度が減っていますし、高級食パンブームも踊り場なのでしょうか。
東京都港区西麻布２-９-１１
10：00−18：00（売切れ次第終了）＊2019.4/1より
日曜休