オープンから30年以上、西麻布シンボルとしてホブソンズは営業中
もう30年以上も昔、深夜なのに西麻布の交差点に行列が出来たと話題になったホブソンズ(Hobson’s)。
”西麻布のホブソンズ” という単語に思わず反応してしまうバブル世代な方々も多いと思います。
1985年にカリフォルニアはサンタバーバラ発祥の高級アイスクリーム屋という触れ込みでここ西麻布から日本デビューしたホブソンズ。
1985年ですから、まだ1ドル200円だ250円だいった時代。分かりやすく言うと、今は100ドルの食事をしようと思ったら1万円くらい用意しておけばいいですけど、あの頃は2万5千円くらい必要だった訳です。
飛行機のチケットも今のような格安チケットも少なく、アメリカへ行こうと思ったらなるべく安くオープンチケットを買っておいて、必死の思いで出かけていった時代です。
そんなまだアメリカが憧れの地でカリフォルニアが夢の国だった時代に、そこの最新ブランドが西麻布という土地に鳴り物入りでデビューですから話題にもなろうというものです。
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2018年のホブソンズ
オープンから30年以上。今もしっかり西麻布交差点の角でホブソンズは生きています。
すっかり六本木から足が遠のいてしまった、まして西麻布なんてという人はこのホブソンズを見てびっくりしてたりします。
しかも昔と変わらず深夜も営業している訳ですから。
お店の前まで行くと、以前と変わらず2階もあることが判ります。
狭い三角形の部屋なんですよね。
最近、店頭にこのようなカフェメニューの看板が出るようになりました。
ホブソンズというとテイクアウトのアイスクリームというイメージが強いので、こうして2階のスペースをカフェとして利用してもらおうとしているんですね。
たしかに西麻布界隈でさっと安く飲めるカフェは意外とないので良い着眼点かもしれません。
それにこの値段だと西麻布での待ち合わせ需要にもぴったり合いそうです。
こちらは店頭の様子。なんか昔と比べると店頭のポップなどがごちゃごちゃしている気もします。
カフェメニューにしろやはり生き残っていくのは大変なのですね。
実はこのHobson’s、発祥の地であるサンタ・バーバラのお店はとっくに閉店しているようです。同じ場所に別の名前のアイスクリーム屋があるそうですが、それが名前を変えた旧Hobson’sなのか全く違う店なのか謎のようです。
日本の西麻布のこのお店が日本で唯一、つまり世界にただ一店残ったHobson’sと名乗るアイスクリーム屋だとばかり思い込んでいたのですが、今回この記事を書こうと調べたら、実は日本中にホブソンズがあるのですね!
発祥の地サンタバーバラにはもうないHobson’sですが、日本ではフランチャイズとしてしっかり生き残っていました。
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昼間のホブソンズ
あまりに当たり前のようにそこにあるので、そう頻繁にホブソンズでアイスクリームを買うことはないのですが、ちょっと暖かい日だったりするとつい買ってしまいます。
シングルで330円からと結構なお値段ですが、ホブソンズならやはり480円のブレンドですね 。
フレーバーを選んでブレンド・インを選んで。いつも目移りしてなかなか決められないので、逆に前にお客さんが並んでいた方が選ぶ時間がたっぷりあってラッキーと思ったりします。
店内もかなりポップで今風なガーリーな感じ。
お客さんはやはり若い女性が中心。昔のように頑張ってる男子が並ぶことはないようです。
テイクアウトして食べながら広尾や六本木に向かうのもお洒落ですが、右手の階段から2階へ登り西麻布交差点の雑踏を眺めながらアイスをペロペロ食べるのもいいですね。
それほど混むこともないので、アイスを食べながらおしゃべりしたり一人でぼんやりしたり。
この辺りで肩肘張らずリラックスできる意外なスペースだったりします。
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今回はチョコレートのシングル 330円をカップで購入!
濃厚でドロっとした粘り気のあるアイスクリームがホブソンズの特徴です。
家に帰るまでにペロッといただいてしまいました。
ホブソンズ (Hobson’s)
港区西麻布 4-1-1
定休日:なし
営業時間:12:00 – 27:00 (3:00am)