和菓子の名店 麻布昇月堂
西麻布と南青山に挟まれた通称「日赤通り」沿いの老舗和菓子屋さん「麻布昇月堂」。
名前に ”麻布” が入る名物商品が多い和菓子屋さんなので、地元のお客さんだけでなく東京の手土産を求めて多くのお客さんが訪れる名店でもあります。
▲日赤通り沿いの麻布昇月堂の店舗。
日赤医療センターの前を通って六本木通りと明治通りを結ぶので ”日赤通り” と称されるこの沿道は、地名でいうと西麻布と南青山と広尾が入り混じっていますが、昇月堂はその「西麻布」にあたります。
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名物「一枚流し麻布あんみつ羊かん」
麻布昇月堂で一番有名なのが「一枚流し麻布あんみつ羊かん」です。
▲箱にびっちり入った羊かんには求肥、栗、寒天が宝石箱のように詰まっていて、一枚流しとはこう言うことか! と頷いてしまいます。
(写真の値札は1,000円とありますが現在は税抜き1,300円です)
頂いて嬉しい甘味ギフトです。
▲価格は1箱1,404円(税込み)。要冷蔵で賞味期限は8日間です。
たいへんな人気商品なので年末年始は予約が必須です。
しかし、昇月堂にはまだまだ他にも美味しいものがあるんです。
西麻布だけの「麻布どら焼き蕎麦」
麻布昇月堂で私が一番好きなのは「麻布どら焼き蕎麦」。
▲季節を問わず一年を通していつでも手軽に買えるどら焼きです。
▲正式名は「麻布どら焼き蕎麦」。
その名の通り蕎麦粉を使ったどら焼きです。
蕎麦粉の香りがほのかに感じられる上品な一品。あんこは粒あんでたっぷり入っています。
▲真ん中まで食べていくと、ん?お餅?と言うもっちりとした食感に出会います。
なんと!どら焼きの真ん中に求肥が入っているんです。
昇月堂の看板商品「一枚流し麻布あんみつ羊かん」にもふんだんに入っている求肥です。
「一枚流し麻布あんみつ羊かん」は百貨店でも購入できるようですが、「麻布どら焼き蕎麦」は西麻布でしか購入できません。
ちょっとした手土産にお値段も手頃ですし、是非お店に足を運んでみてください。ちなみに賞味期限は冷蔵で4日です。
きな粉が美味しい「本わらび」
きな子もあんこも大好きなら「本わらび」がおすすめです。
▲これはもう際限なく何個でもいけちゃう危険な和菓子です。
ちゃんとわらび粉を使っているので本わらびですね。わらびの生地も、程よい甘さのあんこもバランスが絶妙です。
お上品なサイズなので、うーーーんもう一個!と言う気持ちになりますが、きっともうちょっと食べたい!と言う余韻を残すこのサイズがいいのでしょう。
▲他にも「月うさぎ」や「麻布の月」といったおまんじゅう、季節の羊かんなど麻布らしい上品な和菓子が並んでいます。
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昇月堂の喫茶スペース
昇月堂の店舗には和菓子の販売スペースだけでなく、簡単なイートインスペースも設けられています。
▲煎茶と和菓子という簡単なメニューですが、購入した和菓子をすぐその場で食べられるのがいいですね。
またお土産を買う前に実際に口に運んで確かめてみるという利用もできそうです。
▲常温保存のお菓子もありますが要冷蔵品の和菓子が多いので、遠方の方や家に帰るのが待ちきれない方は、この 喫茶スペースで頂いてみましょう。
なお麻布昇月堂にはオンラインショップもあって一部の和菓子は通販でも入手できます。
麻布昇月堂の場所とアクセス
六本木通りの高樹町の交差点から日赤通りを日赤医療センター方面へ200mほど行ったところ。昇月堂に駐車場はありませんが近隣にいくつかコインパーキングがあるのでクルマでも大丈夫です。
麻布昇月堂から200mほどのところには日赤医療センターのバスロータリーがあり都営バス(学03と学06)とちぃバスが停まりますから。渋谷駅、恵比寿駅、ちぃバス青山ルートからはバスの利用も便利です。
広尾駅、表参道駅、六本木駅のどこ駅からも歩いても15分前後。利用できる駅はたくさんあるけどどの駅も遠いという麻布あるあるな場所です。
でも例えば表参道から骨董通りを散策しながら、広尾駅からガーデンヒルズの緑の中を抜けながら、六本木から西麻布の裏道を散歩しながら行くのも楽しいと思います。
食事がしたければ「麻布食堂」や「牛の蔵」、コーヒーで休憩なら「パスクッチ」か「バルティザン」など近隣には日赤通りのお店もあります。
麻布昇月堂 基本情報
店名 | 麻布昇月堂 (あざぶ しょうげつどう) |
住所 | 港区西麻布 4-22-12 |
最寄駅 | 広尾駅、六本木駅、表参道駅 |
定休日 | 日曜祝日 |
営業時間 | 10:00 − 17:00 |