GALLERY nicolai bergmann – ニコライ・バーグマンのギャラリー(閉業)

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GALLERY nicolai bergmann

表参道のニコライ・バーグマンのショップとカフェ、nicolai bergmann Flahship StoreとNOMU。どちらも大人気のフラワーショップとカフェですが、さらに昨年2020年に向かいにギャラリースペース「GALLERY nicolai bergmann」がオープンしました。

2022年でギャラリーは閉業しました。

フラワーだけでなく様々なアート作品を展示する場として、ニコライ・バーグマン自身がキュレーションしています。

▲ショップとギャラリーは数mの道路を挟んで本当に向かい側。

ショップやNOMUカフェを訪問した際にはこちらもしっかりチェックしたいです。

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ギャラリーの建物

一見ニコライ・バーグマンらしくない金属質な感触の建物なので気をつけていないとここがニコライ・バーグマンのギャラリーだと気づかないかもしれません。

▲この建物の設計は日本を代表する建築家の妹島和世(せじまかずよ)。

金沢の「21世紀美術館」や都内だと両国の「すみだ北斎美術館」で有名です。また建築界のノーベル賞とも言われるプリツカー賞を日本人女性として初めて受賞しています。

▲コンクリートの階段を上がって入口です。

ここにはギャリーからのメッセージが書かれています。

▲ギャリーから外を見たところ。

向かいのショップの緑が目に優しいですね

外から見た感じと、中からの感じが真逆になるように配慮されています。

▲内部は2フロアあるのですが、ギャラリースペースは1Fの部分だけです。

四方の壁を使った小ぶりでシンプルなキューブ。

そして内側は全面ガラス張り。外側は金属で内側はガラスと使い分けることで印象を変えているんですね。

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Pop Art in Bloom

2021年5月30日までの期間で開催されていた「Pop Art in Bloom」という展覧会の様子です。

作品は全てニコライ・バーグマン本人の作品。最近アーティストとしての活動も熱心に行っている彼の初個展です。

▲フラワーアーティストらしい作品。

1950年代のポップアート、アンディ・ウォーホル、キース・ヘリングなどに影響を受けたというニコライ・バーグマン。その影響を隠そうともせず、フラワーアートの文脈とかけあわせ、様々な引用やリスペクトを織り交ぜた作品たちです。

▲赤い花のイメージからなる”LOVE” の文字。もちろんロバート・インディアナへのリスペクトですね。

他にも著作権がうるさそうなので写真は紹介できないネズミをモチーフにした作品なども。

▲彼のフラワーアートをモチーフにしたり、どこにでもある消費財を素材にした作品。これはポップアートの文脈そのままです。

▲フロアの中央には螺旋階段。

上の方に2階の様子がチラッと見えますね。

いま2階のフロアはニコライ・バーグマンのアトリエになっていて日々創作活動を行っているそうです。

フラッグシップストアとNOMUカフェに続いてギャラリーも新たにオープンし、フラワーアートとが別の分野でのアーティスト活動も始めたニコライ・バーグマン。その最新作を見られる場として、また彼の選ぶアート作品を鑑賞する場として注目のギャラリーです。

気軽にさくっと入れるギャラリーなのでNOMUやショップと合わせてどうぞ。

またニコライ・バーグマンが2021年夏に箱根にオープする予定のボタニカルガーデンも楽しみです、もうじき公式発表があるそうですよ。

GALLERY nicolai bergmann

港区南青山 5-5-20
定休日:月曜日
営業時間:12:00 – 18:00

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