表参道のGYRE にあるギャラリーEYE OF GYREがリニューアルオープンしました。
リニューアル第一弾の展覧会は、映画監督であり絵画や写真など幅広い創作活動をしている鬼才デヴイット・リンチの「精神的辺境の帝国」展です。
2019年4月19日から6月23日までの約2ヶ月間の開催です。オープン直後にお邪魔しましたが既に熱心なリンチ・ファンが鑑賞に訪れていました。
リニューアル前はMoMA Design store の横にあったのですが、新しい場所は同じ3Fですがエレベーター側に移動しました。
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今回の展覧会では3つの空間に別れていました。今後もこのレイアウトなのか、展示ごとにレイアウトが変化するのかは今後の楽しみです。
▼奥の空間にはデゥイット・リンチの代表作とも言えるツインピークスに出てくるホワイトロッジを彷彿とさせるジグザグ模様の床と赤いの布のかかった小屋があります。
これはマケット(模型)ですね。▼
中に入るとリンチの絵画がゆらゆらと動くモノクロのアニメーションが音楽付きで流れています。
ちなみに小屋の中には椅子が3つしかありません。また小屋自体も狭く一度に鑑賞できる人数も限られるので立ち見も辛いかもしれません。空いている今のうちに行くか、空いている時間帯を狙っていくのが良いでしょう。
約9分の作品がループで流れています。▼
▲このショート・フィルムのタイトルは「Fire (PoZar)」。ツインピークスのあの “Fire walk with me” を思い起こしますが、あまり関係ないみたいです。
音楽はリンチとのコラボも多いピアニストのMarek Zebrowski 。アニメーションはNoriko Miyakawaとなっていますがこの方はアニメーターではなく、リンチのドローイングをアニメ化した担当者のようです。
このフィルム自体はYouTubeにも海賊版らしきものが上がっていますが、この小屋の中で鑑賞すること自体がリンチの狙った世界なので絶対この会場のあの小屋の中で観て欲しいです。
▼その他の作品は水彩、ミクストメディア、写真などです。
ミクストメディアの作品▼
この展覧会は恵比寿のNADiff/ a/p/a/r/tの2Fに入っているスクールデレック芸術社会学研究所のオーナー飯田高誉氏がキューレーションしています。
このスクールデリック芸術研究所でも5月10日〜6月30日の期間で、「昏い幻想」と題したデヴイット・リンチ展を開催するようなので合わせて鑑賞したいですね。
デヴィッド・リンチから飯田氏へのメッセージもありました。▼
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エスカレーターをの中心にある吹き抜け空間アトリウムも毎回楽しみな場所です。
B1Fから5Fまで約30mの高さを生かした圧巻のインスタレーションが、今回もありました。
上から見た様子▼
下から見上げた様子▼
B1FのHAY tokyoの様子▼
“David Lynch” という名前が見える通り、これもDavid Lynch展を構成する重要なインスタレーションです。
展覧会と合わせてこちらも上から下まできちんと鑑賞したいですね。
開幕して間もないので ”リンチのマニアが大勢詰めかけている” という状況にはなっていません。エレベーターの動画のように誰にも邪魔されず撮影することもできますし、
GYREの場所
表参道のキディランドの並びです。
表参道駅A1出口より表参道を神宮前方面へ下って約徒歩4分、もっとも近いのは明治神宮前<原宿>駅4番出口からで徒歩約3分です。
EYE OF GYRE
東京都渋谷区神宮前5-10-1
11:00-20:00