エロイーズ・カニングハムが繋ぐ西麻布と軽井沢。モーニングに人気の軽井沢エロイーズ・カフェ。(当面の間休業)

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そろそろ夏休みの計画を考える季節。
夏ならやっぱり高原かなぁ、今年も軽井沢かなぁということで、麻布ゆかりの軽井沢のお店や名所をいくつか紹介します。

まず最初は20世紀に日本で音楽の啓蒙に尽力したエロイーズ・カニングハム繋がりで。

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西麻布のカニングハム・メモリアル・ハウス

チェコ出身で建築の巨匠フランク・ロイド・ライトの弟子であった建築家アントニン・レーモンド。日本で広く活躍したため、彼自身は戦後麻布笄町(今の西麻布)に自邸兼事務所を構えていました。

そんなご町内繋がりなのか、エロイーズ・カニングハムは西麻布の自邸を設計しています。

根津美術館にも近いこのカニングハム邸は今も現存していて、”カニングハム・メモリアル・ハウス” 社団法人青少年音楽協会の事務所として、音楽啓蒙の場として現役で使用されています。

このカニングハム・メモリアル・ハウス、以前にも「西麻布のアントニン・レーモンド」という記事で紹介しましたね。

シンプルなこの家にカニングハムは47歳から101歳で他界するまで暮らしていました。

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軽井沢のエロイーズ・カフェ

そんなカニングハムさんは軽井沢に別荘兼音楽ホール兼合宿施設を建てています。

設計はアントニン・レーモンドの弟子で高名な建築家の吉村順三。自宅はアントニン・レーモンド、別荘は吉村順三。なんとも審美眼が高いというかセンスに長けているというか。

その軽井沢の別荘は老朽化が進んだため2015年にリノベーションして「エロイーズ・カフェ」として再出発し、多くの人を楽しませてくれていました。

しか設備の老朽化に伴い2023年4月から休業しています。再開したらまた訪問してみます。

軽井沢のプリンスショッピングセンターにも近い別荘地の中のエロイーズ・カフェ。

ショッピングセンターからも歩いてこられる利便性もあって、あっという間に軽井沢の人気カフェになっています。

ゴールデンウィークや夏休みの季節は大混雑しますし、そうでなくても人気店なので今は 完全予約制 に移行しています。

朝は8時からと早いのですが18時で閉まってしまうので、モーニングやランチで利用することになります。みんな同じことを考えるので、特にモーニングの時間帯が混雑するようです。

逆に、晩秋から初冬にかけて、あるいは春先くらいが空いていておすすめです。

これはクリスマスに訪問した際の写真です。

このあとしっかりホワイトクリスマスになりました。

テラスもあります。

さすがにテラスが使える季節は短いですが、そんな季節は争奪戦になるのがテラス席です。

フレンチトーストにエッグ・ベネディクトにオムレツに。

どれを食べようか迷ってしまいますね。

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エロイーズ・カフェとハーモニーハウス

メニューを読む前に運営会社からのメッセージを読んでみましょう。

▲エロイーズ・カヌングハムが数億円の私財を投じ吉村順三設計で建てた「ハーモニーハウス」。その老化が進んだため、建物を残すためのプロジェクトとしてはじまったのがこのカフェ。カフェで得られた収益をハーモニーハウスの保存、支援に使われるということです。

▲そしてエロイーズ・カニングハムと吉村順三そしてハンス・J・ウェグナーの紹介です。

エロイーズ・カフェのメニュー

ここからメニューの紹介です。

▲一番人気のフレンチトースト

▲これはエッグベネディクト

▲スフレオムレツ
ふわふわのオムレツが絶品です。

▲これはサラダのメニュー

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エロイーズ・カフェのスフレオムレツ

この時はスフレオムレツをチョイスしてみました。

▲向こうに見えるエッグベネディクトと比べるとサイズ感が判りますね。
ただふわふわなので意外とあっさり食べられちゃったりします。

▲判りますかね、このふわふらな卵の感じ。
フレンチトースト、オムレツそれにエッグベネディクト、どれも朝食としてもランチとしてもいただけるメニューです。

エロイーズ・カフェの店内

食事の後はゆっくりコーヒーでもいただきながら外の景色を楽しんだり読書したり。
混雑する季節は他のお客さんが気になって長居もできませんが、空いている時期ならゆっくり自分のペースで楽しめます。

▲もともと音楽ホールだったところ。今でも小さなコンサートが開催されたりしているようです。

いちおう駐車場はありますが満車だと他に停める場所がないので困るかもしれません。
ちなみにプリンス通りから脇道に入って住宅地の中の奥まった場所です。

電車というか新幹線で訪問されるのでしたら、プリンスのアウトレットから歩くか自転車のレンタルをするのが良いかもしれません。もっともアウトレットから歩いても数分です。

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完全予約制になりました。

2020年の営業から完全予約制になりました。(こちらが予約フォーム)

訪問してみたら行列だったということはもうありません。事前にしっかり予約していけばすんなり入れます。ただハイシーズンの休日は逆にプリンス通りの渋滞に巻き込まれて、予約した時間に間に合わないというリスクがあります。時間に余裕を持って出かけたいですね。

最高のシチュエーションとブランチが楽しめます。

西麻布はアントニン・レーモンド、軽井沢は弟子の吉村順三。その2ヶ所と2人を繋ぐエロイーズ・カニングハム。いろいろ不思議な縁や繋がりに思いを馳せながら、軽井沢でコーヒーとフレンチトーストをどうぞ。

ELOISES’s Cafe (エロイーズ・カフェ) 基本情報

店名 ELOISE’s Cafe (エロイーズ・カフェ)
住所 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1067-9 MAP
定休日 年中無休
時間 8:00 〜 18:00
予約 完全予約制 (当日予約可)
駐車場 12台
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