軽井沢と広尾の沢村
軽井沢発祥のベーカリー沢村は広尾プラザのベーカリー&カフェ、外苑西通り(地中海通り)沿いのブレッド&タパスにも店舗があって東京でも多くの人に知られる存在です。本当の発祥は川上庵なのですが、今はそれらに加えシティベーカリーといったブランドも加わって大勢力になっています。
旧軽井沢の沢村本店は別荘地でのモーニングやランチにぴったりの広々としたお店。それと中軽井沢のハルニレテラスにも店舗がり、軽井沢では2店舗体制が続いていましたが、最近旧軽井沢に新しい「沢村ロースタリー 軽井沢」がオープンしました。自家焙煎コーヒーに合うパンやスイーツを提供する店舗です。
グランドオープンが2023年3月末だったことでまだ認知がされていなくて、ゴールデンウィークも夏休みも比較的空いている旧軽の穴場的カフェですが、今後は同じ形態の沢村が都内にも進出してくるのではないでしょうか。
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沢村ロースタリー 軽井沢
沢村ロースタリーは2023年の1月末からコーヒー豆販売を先行して開始していたのですが、3月30日にグランドオープンしスイーツやパン、コーヒーなどの販売とイートイン(カフェ)スペースの利用ができるようになりました。
▲離山通り(旧中山道)沿いに新しく建てられた白い外観の建物。
向かって右の出っ張ったスペースが焙煎所、左側が物販スペース。2階がカフェスペースです。
この写真で左方向が旧軽井沢ロータリーで、建物のそちら側に4台分の駐車スペースがあります。
沢村ロースタリーでモーニング
今回は夏休みの土曜日、この日にオープンする美術館「リヒター・ラウム」の開館前のモーニング利用で訪問してみました。
写真で上からフランボワーズドーナツ 374円、クロックムッシュ 528円、シトロンドーナツ 374円です。
ドーナツはどこの沢村にもない、ここだけのメニューですね。
▲これはホットサンドBLT 748円。
これも沢村ロースタリーだけのメニューだと思います。
沢村のバゲットでBLTにしたもので、コーヒーとBLTで朝食としてはお腹いっぱいになれます。
軽井沢の休日を過ごすための朝食としては十分ですし、軽めのランチにもなると思います。
沢村ロースタリーのスイーツ
他の沢村の店舗との違いは豊富なスイーツ類。
コーヒーとの相性を考えたメニューなのだと思います。
▲今回はシトロンドーナツとフランボワーズドーナツをオーダーしましたが、これ以外にきな粉ドーナツ、ブラウンシュガー、コーヒーあんドーナツといったバリエーションが並んでいました。
シトロン、フランボワーズはどちらも柑橘系の酸っぱい感じが夏の朝にぴったりでした。
テイクアウトもできますがお土産に持ち帰るよりこの場で食べた方が良さそうです。
▲夏場は朝7時から開いていますから、早朝の軽井沢散策の際の休憩スポットにも良いですね。
アップルパイを始めとしたパイ類、サンドイッチやバインミーなども揃っているので軽いランチからガッツリなおやつまで、様々なシチュエーションで利用できると思います。
PR沢村ロースタリーの店内
近くのベーカリー&レストラン沢村と同じで2階はカフェスペースです。
テーブル席の他にソファー席、そして大テーブルも。
▲カフェの中央に置かれた大テーブル。
本当に混雑したらここで相席になるのかもしれません。またイベントなどにも利用するのかもしれません。
さすがに夏は火が入っていませんが、秋から春にかけての寒い日には活躍するのだと思います。よくあるインテリアとしての暖炉ではなく本気の暖炉なところで軽井沢だなぁと感じます。
▲ここはライブラリ。
一人で静かに読書でもしながらコーヒー。そんな時に利用できます。
また、ジャンルが偏っていますが蔵書も用意されています。
沢村ロースタリーのテラス
建物内の客席の他にテラス席もあります。
やはり軽井沢ですからね、季節の良い時期のテラスは本当に気持ちが良いです。
建物の北側に位置するので直射日光があたらず快適です。
▲テラスもいいんだけど、蚊などの虫が嫌。大丈夫、オニヤンマが見張っているので虫は近づかないはずです。
最近流行っているオニヤンマが置かれていました。
▲実は店頭にもテーブルが並んでいます。さらにベンチもあります。
店頭テラスで離山通りを行き交う人や車を眺めながら休むか、2階テラスを隠れ家的に利用するか、好みや気分で使い分けたいですね。
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沢村ロースタリーのコーヒー
ロースタリーというだけあって実際にここでコーヒー豆の焙煎を行っています。
沢村がコーヒー焙煎と豆の販売に進出したということです。
2023年7月24日から広尾の沢村でもブレンドコーヒーが沢村ベーカリーブレンドに変わりましたし、軽井沢で焙煎したコーヒー豆の販売も開始されています。
混んでいる時はオーダーしたコーヒーが出てくるまで時間がかかる思いますが、そういうのはもうブルーボトルなどで慣れているので平気です。
▲壁にかかっているのは日本の芸術家、岡本太郎の似顔絵ですね。
実は店内あちこちにアート作品が展示されています。絵画作品しか見当たりませんでしたが、もっとよく観察すれば立体も含めいろいろな作品があるのかもしれません。
▲さっきの焙煎機で焙煎したコーヒー豆も販売されています。まさに工場直送。
コーヒー豆以外にドリッパーやケトルといったコーヒー用の機材も販売しています。
沢村ロースタリー 軽井沢のパン
パンのラインナップもベーカリーの沢村とやや異なります。
どちらもコーヒーと一緒に食べるとパーフェクト。そんな味のパンを目指しているみたいです。
▲下の段は左からカルダモンロール、コーヒーフィナンシェ、クロワッサンなど。
上の段はピザ、クロックムッシュ、ショコラ ティラミスなど。
やはりコーヒーと一緒に味わうためのパンです。
▲これがパイですね。
左からネクタリン&ラズベリーパイ、ルバーブ&ストロベリークリームパイ、サワークリームアップルパイ、ブルーベリーパイです。
はっきり言って全部食べたい。
沢村ロースタリーのメニュー
最後にカフェメニューを紹介します。
ほとんどのメニューはテイクアウトが可能です。
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沢村ロースタリー 軽井沢の場所とアクセス
旧軽井沢の離山通り沿い。
旧軽井沢ロータリーから200mくらい、徒歩3分弱です。
▲旧軽井沢ロータリーからラウンドアバウトの方へ歩いた左側、川上庵から2ブロック歩いた先とも言えます。
夏の川上庵は開店の1時間以上前から行列が出来ますけど、その行列を横目にさらに進めば沢村ロースタリーです。
▲クルマで訪問の際は建物横にある4台分のスペースに駐車することができます。ただ沢村ロースタリー自体は空いていても駐車場の競争率が高いです。近くの町営駐車場などを利用してもここまで歩く距離はたかが知れているので最初からそうした駐車場へ駐めてしまっても良いでしょう。
ただ旧軽井沢の町営駐車場は2023年10月から平面化のため解体工事が行われ1,2年ほど利用できなくそうです。
▲沢村の本店格のベーカリー&レストラン沢村もすぐ近く。これは川上庵の向かいなので沢村ロースタリーからも100mちょっとです。
いわゆる沢村のお土産としてはこちらの方が便利かもしれません。
この記事の写真でも分かるように、夏休みの週末の午前中という時間でも沢村ロースタリーは非常に空いていました。同じ時間に川上庵は入店待ちの行列、ベーカリー沢村も駐車場待ち渋滞にテラスを埋め尽くすお客さんという感じでした。
軽井沢の沢村ロースタリーが今のように空いているのは今年だけかもしれないので、軽井沢を訪問する機会があったらぜひ利用してみてください。
またこのようにコーヒーをメインにしたカフェ&スイーツな沢村が起動に乗れば、同じようなコンセプトで都心にも進出してくると思います。それもまた楽しみですね。
沢村ロースタリー 軽井沢 基本情報
店名 | 沢村ロースタリー 軽井沢 |
住所 | 長野県軽井沢町軽井沢 8-11 |
最寄駅 | 軽井沢駅 |
駐車場 | 4台 |
定休日 | なし |
営業時間 | 7:00 – 20:00 (7月〜10月) 7:00 – 21:00 (8月) 7:00 – 20:00 (9月〜12月) |