EMON フォト・ギャラリー (移転)

SNSでシェア:

南麻布の、というより広尾の住宅街の中に位置する写真専門のアートギャラリー「EMON Photo Gallery」。

写真のギャラリーというと東麻布のPGIは以前も紹介しました。PGIはかなり老舗のギャリーですが、EMONの方はオープンしてまだ10年くらいの新しいギャラリーです。

場所は南麻布。外苑西通りと並行している裏道の住宅街の真っ只中にあります。
ただ目印になるものは数軒離れた結婚式場くらいしかないのですが、そこすらも判りづらいのです。
一番分かりやすく説明すると、ボンダイカフェの裏口側の小路を西麻布方向へひたすら真っすぐ。

それか西麻布からなら外苑西通りを広尾橋方面に歩いてランボルギーニの角を左に入って最初のT字路を右に曲がって少し。

このようにマンションの地下に下りる階段が見つかったら、そこがEMONです。

EMON PHOTO GALLERYと名が入ったガラスのサインが目印です。
本当はここに開催中の展覧会の案内があるはずなのですが・・・この日は間違えました。まだ会期前でした。




これが地下1階のEMON Photo Gallery。

マンションの地下ですが大きく広い開口部、上から吊るされた植木や豊富な緑などお洒落感が半端ないですね。
もしここが隠れカフェだったりしたら絶対人気になるようなロケーションだと思います。

すっかり準備も終わった9月19日(火)から30日まで開催予定の「6th EMON AWARD Exhibition 特別賞 岡本裕志展」。

EMON AWARDはこのギャラリーが主催する公募展。第6回は去年開催されたもので、その受賞者がEMONギャラリーで作品展を開催する権利を得ます。
第6回のグランプリ大坪晶は既に作品展も終了していて、19日からは特別賞の2人の作品展が順次開催される予定です。

19日から始まる「We do not need you, here. / If I could only fly.」
2004年のイラク日本人人質事件の被害者の方(作者の友人でもある)に対する世間からの理不尽なバッシングを題材に、今この日本を覆うヒステリックなまでな不寛容さを告発するもの。

他者への不寛容というものは日本に限らず、アメリカを始めとして世界を覆い始めていますが、そんな ”不寛容” も日本のそれは他とはちょっと質が違うなと感じている人にはぜひ観てもらいたい作品展のようですね。




ギャラリーの床に描かれたイラスト?
お邪魔する度に色や描画が微妙に変わっているんですよね。

今日はどうなっているのかなぁと想像するのも楽しいです。

追記

今は目黒の方に移転しています。

EMON Photo Gallery

港区南麻布 5-11-12
休館日:日曜日、祝日
開館時間:11:00 – 19:00

記事の評価
SNSでシェア:
PR