六本木の和食
大阪の老舗与太呂で修行した主人が独立して六本木与太呂をはじめて37年!
今日はそんな和食のお店をご紹介します。
店内
17席のカウンターだけのお店です。席に着くと写真のような盆がセットされています。
さぁ何が出てくるのか楽しみですね。
最初から肉
最初に出てきたのは、炙り和牛の握り寿司です。
最初からこれですからもう期待せずにはいられませんね。
今は亡き常連さん
握りを食べる終えると女将が1人1人にエプロンをつけに来てくださいます。
このエプロンの文字と絵はこの店の常連さんだったグラフイックデザイナーの長友啓典さん作です。
長友さんは与太呂本店のある大阪出身ですし、グルメで有名な方でしたから、常連なのも納得です。
残念ながら長友さんは昨年亡くなられましたのでこのお店で舌鼓を打つ長友さんに出くわすことはもうありません。
鯛刺し
握りの次は、お刺身です。
一見するとサラダのような美しい一皿です。刺身のつまもとても美味しくて全部綺麗にペロリです。
揚げたて天ぷら
そして、いよいよ天ぷらです。
最初はトーストにえびペーストのはさみ揚げのような、珍しい一品。熱々のところをふうふうしながらいただくのが醍醐味。
そして、天ぷらの王様、えびです。
衣がサクサクでイタリアのフリットのような感じです。これは、海外のお客様にもうけるのではないでしょうか。
そして、キス天。
間違いない味。
これはイカです。
イカは厚めに切ってあるけどすごく柔らかくて食べ応えありでした。今まで食べたイカ天の中で一番美味しかったかもしれません。そのくらい美味。
レンコンも厚く切ってあるのが嬉しい。
ナスは子茄子。
油を吸って熱いので気をつけてと店主に言われました。本当にその通り。熱々。
しいたけも肉厚で、なんかお肉を食べてるような錯覚に陥るくらいでした。
ここは天ぷらを塩でいただきます。
私は塩派なのですごく嬉しい。素材の味を堪能したいなら絶対塩です。
最後にエビ天ダブル!
の前に実はししとうと玉ねぎがあったのですが、写真がブレブレで使い物にならず。
待ってました!
そして、キターーー!鯛めしです。みてくださいこの美味しそうな土鍋の様子を!
もうこの写真だけでよだれものですね。
このように炊きたての鯛飯を見せてくださったあと、女将が箸でせっせと骨を取ってくださいます。
そして、芽ネギのお吸い物と一緒に出てきた鯛飯は本当に上品で美味しかった!
おかわりは鯛茶漬けです。
これまた満腹なのにスルスルっと入っちゃう。だって美味しすぎて。
デザート
甘いものは別腹とはよく言ったもんです。
本当に別腹でペロリといけちゃうからびっくりするけど、このデザートは本当に美味しい。抹茶味のパリパリのワッフルのようなものにサンドされているのは、レンコンもちのような柔らかな餅、さらに中にはあんこが入っているのです。
もう和風なんだか洋風なんだかよくわからないけど美味しい。
それもそのはず、デザート担当は店主の息子さん。この方京都の和久傳で修行していたんですって!だからレンコンもちぽかったのですね。
おみやもあります
大満足で食事を終えると帰りにおみやが。なんと鯛飯さんですね。
帰宅してからもあの味が堪能できるなんて嬉しすぎる。
この店は夜のコース料理のみの営業です。
六本木与太呂の場所
六本木交差点から六本木交番の前を通り、東京ミッドタウン方面へ小諸そばの角を右折して1本目を左に入って左側です。
辛子色の暖簾が目印です。
六本木与太呂
港区六本木4-11-4 六本木ビル1階
18:30-23:30 日曜休(月曜祝辞の場合休)