赤坂のアメリカ大使館
アークヒルズの桜坂、六本木通り側の坂下から登ってくると頂上付近からこんな風景が見えてきます。
左側のビルは赤坂インターシティビル。
前方のクレーンの左側の建物は大きな声では言えませんが在日アメリカ合衆国大使館。通称 ”アメリカ大使館” です。
以前近くの六本木の「アメリカ大使館職員宿舎」は紹介しましたので、今回は本体のアメリカ大使館の近辺を紹介します。
インターシティ脇の坂道を下るとアメリカ大使館前の通りに出ます。
この写真では前方右側がアメリカ大使館になります。
この通りは警備が厳しく休日はずっとこの写真のようにゲートが閉じられています。また右側の歩道もアメリカ大使館前までは行けず途中で道路の反対側の歩道を使うよう促されます。
そしてここから大使館の向こうの霊南坂まで、大使館施設の写真を撮るのも禁止されています。カメラはもちろん携帯電話を大使館方向に向けようものなら直ぐに警備の人に止められ、撮影した画像もチェックされてしまいます。
なのでここから先しばらくは画像はありません。もっとも大使館に向かい合う赤坂インターシティAir内のレストランからは丸見えなので、そこから撮影するのならたぶんOKです。
普通の日本人がアメリカ大使館に入館するのはビザの申請をする時くらい。それ以外でもよほどの機会がないと入館できません。特に昨今は。
もし入館する機会があってもカメラやパソコンなどの電子機器はNGです。また携帯電話は一人一台に限って持ち込み可能ですが内部の撮影をするのはNGです。
以前は建物の前で記念撮影をするくらいは大目にみてもらえたのですが、現在は内部はもちろん外観もNG。
実はオフィシャルに撮影して記念写真をいただく機会も全く無い訳ではないのですが、その場合でもSNSやWebでの公開はNGだと念を押されます。
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汐見坂
ということでアメリカ大使館を大回りして虎ノ門側の信号のところに出るとこのような「汐見坂」の標識が立っています。
江戸時代にはこの坂から海が見えたのですね。
汐見坂の下を望む。
このまま坂を下ると桜田通りと交わってその先は虎ノ門ヒルズです。
また、向こうに見える信号を右折して道なりに坂道を上がると左側に「日本コロムビア」のビルが建っています。
霊南坂
汐見坂の頂上の信号を今度はアメリカ大使館側に渡ります。
この坂は「霊南坂」。右手はアメリカ大使館の敷地です。
昔、ソ連大使館のことは ”狸穴”、アメリカ大使館は ”霊南坂” と符丁で呼ぶことがあったのは、この霊南坂にちなんでいます。
この標識には霊南坂の謂れが書かれていました。
道の向かい側がシートで囲われている中は建て替え工事中の「ホテルオークラ本館」です。
坂の頂上付近まで来るとまだ営業中の「ホテルオークラ別館」が見えてきます。
その手前の中国風の建物は「大倉集古館」です。
オークラ別館の手前にある信号で右へ曲がってみましょう。
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アメリカ大使公邸
信号の辺りは「アメリカ大使公邸」です。
ここも写真撮影はあまりよろしくないようですが、特に注意もされませんでした。
もう少し角度を変えると公邸の建物自体も目にすることができます。
大使公邸自体は一般人を招いてのパーティーを開催することもあるので、あまりセキュリティは厳しくないのかもしれません。
この公邸は設計が古いのか和洋折衷な様式です。でも裏口ゲートにはアメリカの象徴であるハクトウワシのレリーフが。でも表情がなんともバタ臭いのは日本の職人さんが手がけたからでしょうか。
大使公邸の庭は植樹で内部がよく見えません。
大使公邸に用事がある場合はクルマでここを通って向こう側の玄関に到着することになるはずです。
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スペイン大使館とスウェーデン大使館
アメリカ大使公邸を過ぎ、左手にホテルオークラ別館を見ながらさらに進むと「スペイン大使館」です。
アークヒルズのスペイン坂の由来にもなった大使館ですね。
またスペイン大使館の向こう側、裏口側は泉通りで「Sprout Cafe」があったりします。
そしてスペイン大使館の斜め向かいには「スウェーデン大使館」。
北欧風な色使いのオシャレな大使館です。
この大使館の庭を使ってスウェーデンの自動車の試乗イベントがあったりするので、スウェーデン大使館のイベント情報は要チェックです。